新型コロナウイルスの影響で世の中のいたるところで変化が起きました。これまで以上に衛生面を意識したり、人との距離を意識したり…新しい日常が始まろうとしています。
そんななか、新型コロナウイルスの影響はカップルの結婚観にまで変化をもたらしていることがわかりました。
今回は株式会社CAYOFが全国の20歳~39歳で恋人と交際中の未婚男女408人を対象に行った「新型コロナウイルスが結婚に与えた影響」に関する調査をご紹介します!
新型コロナウイルスによって結婚願望が高まる傾向に
恋人と交際中の男女408人のうち、71.5%が婚約または結婚を意識していると回答しました。
その中で、「新型コロナウイルスの影響で結婚の意識に変化があったのか」調査をしました。
新型コロナウイルス騒動による意識の変化を聞くと、7割以上の人が結婚したい気持ちを高めていることがわかりました。
特に注目したいのは、「結婚したい気持ちが以前より高まった」が「結婚への不安が以前より高まった」を大きく上回っている点。危機に直面して、よりパートナーを必要とする心の内がみてとれます。
一方で、恋人と結婚できない可能性を3割近くもの人が感じていることもわかりました。今後さまざまな点で、新型コロナウイルスが結婚に影響すると予測できます。
大変な時期だからこそ「恋人への想い」を実感
<結婚したい気持ちが高まった理由>
1.「恋人の存在が心強いから」51.7%
2.「恋人への愛情が増したから」41.9%
3.「外出自粛で寂しさを味わったから」38.5%
4.「2人で力を合わせる必要があるから」35.5%
5.「経済的な安定が必要だから」31.6%
「結婚したい気持ちが以前より高まった」と答えた人に、理由を聞いたところ、「恋人の存在が心強い」「愛情が高まった」など精神的な理由が上位に入りました。
大変な時期だからこそ、いかに自分にとって恋人が大切な存在であるかを強く認識できた期間になった人が多いようです。
結婚への不安は「経済面」
<結婚に不安を感じる理由>
1.「経済的に安定していないから」47.3%
2.「恋人の悪いところが見えたから」20.4%
2.「2人で生きることに息苦しさを感じるから」20.4%
4.「自分の仕事や趣味を優先したいから」16.8%
4.「恋人が頼りにならないから」16.8%
「結婚への不安が以前より高まった」理由は「経済的に安定していない」がダントツのトップに。次に回答の多かった「恋人の悪いところが見えた」という回答と26.9ポイントも差が開きました。今後の生活のことを考えるとやはり経済面の安定は重要ですよね。
結婚式への影響は?
実際に新型コロナウイルスによって、結婚に何らかの影響を受けたと答えた人が過半数にのぼります。最も回答がが多かったのは「親への紹介ができなくなった」で、緊急事態宣言による移動の自粛が、影を落としていることが推測できます。
さらに、婚約中の男女に限れば「結婚式の予定を変更した」が47.1%でトップ。結婚・入籍の予定変更を強いられたカップルも27.1%と、相当数が影響を受けています。
結婚だけでなくデートにも影響が…
外出自粛によって、恋人と会える機会は確実に減りました。緊急事態宣言の期間中に、恋人と会ってデートしていない人は全体の28.9%。恋人と同居していない人に限れば、40.3%にのぼりました。
先日緊急事態宣言が解除されたとはいえ、しばらくの間は様子をみながらのデートになりそうです。
新型コロナウイルスの影響はカップルにとって、結婚の予定を考え直さなくてはならなくなったり、思うようにデートができないなどのマイナスの影響があったものの、精神面でお互いの存在が大切であると改めて実感できた期間になったようです。
結婚にマイナスの影響が出てしまったことは非常に残念なことです。しかし、このような大変な時期に、お互いへの想いを高めることができたことは、きっと今後の2人の生活をいっそう素敵なものにしてくれること間違いなしです♡(山口彩楓)