意外と読めない!? 「惰性」ってもちろん読めますよね?

意外と読めない!? 「惰性」ってもちろん読めますよね?


スマホなど電子機器の発達によって、活字に触れることが少なくなってきましたよね。実際に字を書く機会もめっきり減り、いざ字を書くときに「漢字がわからない……」なんて経験ありませんか? 普段口にしている言葉でも、漢字になると急にわからなくなってしまいますよね。

よく見かけるけど読めない日本語ってありませんか?

たとえば、駐車場の看板に書かれた「月極」

ビル街でちょこちょこ見かける「定礎」

100均で見かける「不織布」や、ビジネスで使う「何卒」など。

そんな漢字になるとわからなくなってしまうような日本語をご紹介。今回のお題はこちらです。

 

惰性」。一度は見たことありますよね? 

だらだらしてしまった、振り返って反省せずに流してそのまま続けてしまった、のようにネガティブな使い方をする言葉です。心当たりはありませんか?

答えを聞くと意外に思うかもしれませんが、実は意味がほぼ変らない言葉として「慣性」があります。中学の理科の授業で習った「慣性の法則」のあれです。さて、答えに見当はつきましたか?

正解はコチラ!


「だせい」と読みます。読めましたか?

正式な意味は「これまでの習慣や勢い」。もともと「惰」という字には「だらける」といった意味があり、よくない言葉のイメージはここからきてるかと思います。「惰眠」や「怠惰」といった言葉も決していいイメージの言葉ではないですよね。

また、前述したとおり、「慣性」という言葉と同じ「その場にとどまり続ける」という意味がありますが、惰性と慣性では対象が異なります。慣性は物質的なものに使われ、惰性はおもに人や人の感情に使われます

春は出会いと別れの季節。今年もそんな時期になりましたね。今一度、惰性で続けていたことを見つめなおしてみてはいかがでしょうか? ほかの日本語クイズにもぜひチャレンジしてみてくださいね♪ (岩川菜奈)

 

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