令和元年に最も愛された仏像ランキング
突然ですがみなさん、仏像は好きですか? 「観光でなんとなく見たり、学生時代に日本史の勉強中に名前は覚えたことはあるけど……」なんて方がきっとかなり多いのでは……と予想されますが、ひとつひとつきちんと知っていくと愛着が沸くものです♡近年ではフェリシモで「フェリシモおてらぶ」というシリーズでお寺や仏像をテーマにした雑貨が販売されているなど、実は密かにじわじわ人気を集めています♡
さて今回は木製インテリア仏像ブランド、RIYAKが全国の男女1,000人を対象に調査した「仏像に関する意識調査」から、令和元年に最も愛された仏像や、インテリアとしての仏像について紹介します!
実は3人に1人が仏像に興味アリ!
実際のところ、どのくらいの人が仏像に興味があるのでしょうか。「あなたは仏像に対して興味がありますか?」という質問に対する回答の集計結果がコチラ。
「興味がある(10.7%)」、「どちらかというと興味がある(25.7%)」と合わせて36.4%と、3人に1人以上が仏像に対して興味を持っているという結果に! 意外と多くないですか?
令和元年に最も愛された仏像は!? 好きな仏像ランキング
さて、お待たせしました。「仏像に興味がある」と回答した364名を対象に好きな仏像を伺った結果から作成された、好きな仏像ランキング。令和元年に愛された仏像は一体どの仏像でしょう! 年代別の結果と、全体の結果を見ていきましょう♪
【20代】
1位 韋駄天 (29.7%)
2位 帝釈天 (28.4%)
3位 梵天 (24.3%)
4位 吉祥天 (23.0%)
5位 毘沙門天 (20.3%)
【20代】 1位 韋駄天
20代の1位は韋駄天でした!韋駄天はもとバラモン教の神であり、シバまたはアグニ神の子で、俗説に、仏舎利を盗んだ捷疾寄鬼を追いかけて取り返したというので、足の速い神とされたそうでうす。確かに、足の速い人を「韋駄天」、早い走り方を「韋駄天走り」と呼びますよね!
【30代】
1位 毘沙門天 (34.8%)
2位 不動明王 (31.9%)
3位 弥勒菩薩 (29.0%)
4位 帝釈天 (26.1%)
5位 大黒天・大日如来 (24.6%)
【40代】
1位 毘沙門天 (37.7%)
2位 不動明王 (34.8%)
3位 弥勒菩薩 (33.3%)
4位 大黒天 (29.0%)
5位 帝釈天・鬼子母神 (18.8%)
【30代・40代】 1位 毘沙門天
30代・40代の1位は毘沙門天となりました。毘沙門天はこの好きな仏像ランキングで唯一、20~60代のすべての年代でTOP5に入っています。すごい人気ぶりですね! 毘沙門天は仏法守護の神で、須弥山 の第4層中腹北側に住し、北方世界を守護。黄色の身で忿怒 の相をし、甲冑 を着け、左手に宝塔を捧げ、右手に矛または宝棒を持つ仏像です。財宝を施す神として施財天ともいわれています。ちなみに、皆さんご存知、七福神の神様としても知られています。
【50代】
1位 弥勒菩薩 (41.1%)
2位 不動明王 (32.9%)
3位 大日如来 (28.8%)
4位 毘沙門天 (24.7%)
5位 地蔵菩薩 (23.3%)
【60代】
1位 弥勒菩薩 (46.8%)
2位 大日如来 (38.0%)
3位 不動明王(29.1%)
4位 毘沙門天(24.1%)
5位 大黒天 (21.5%)
【50代・40代】 1位 弥勒菩薩
50代・60代の1位は弥勒菩薩でした! 弥勒菩薩は、現在仏であるゴーダマ・シッダールタの入滅後、56億7千万年後に世界に現れ悟りを開き、次の仏陀として多くの人々を救済することを約束された菩薩様です。右足を曲げて左足に乗せ、右手の指先を頬に当て思索にふける半跏思惟像が多く、自身が悟りを開き仏陀となった際、どのように人々を救済するか思案している姿といわれているそうです。
【全体】
1位 弥勒菩薩 (34.3%)
2位 不動明王 (29.7%)
3位 毘沙門天 (28.0)
4位 大日如来 (24.5%)
5位 大黒天 (22.3%)
6位 帝釈天 (21.4%)
7位 韋駄天 (17.6%)
8位 地蔵菩薩 (16.2%)
9位 鬼子母神 (14.0%)
10位 梵天・吉祥天 (12.4%)
【全体】 1位 弥勒菩薩
全体のランキングTOP5は、1位 弥勒菩薩、2位 不動明王、3位 毘沙門天、4位 大日如来、5位 大黒天 という結果になりました。2位の不動明王は、五大明王・八大明王の主尊で、大日如来の命を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩 を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる神様です。岩上に座して火炎に包まれた姿と、怒りの形相から、ものすごい迫力が感じられます。5位の大黒天は3位の毘沙門天と同様、七福神の神様です。打ち出の小槌を片手に穏やかにほほ笑む姿に癒されます。
昨今注目をあびる、インテリアとしての仏像
「あなたのご家庭には、仏像がありますか?」という質問に対する回答の集計結果がコチラ。
約5人に1人以上が家庭に仏像があると回答しています。今回の調査を発表した、国内初の木製インテリア仏像ブランド「RIYAK」は「日常に、あなただけの仏様を。」をコンセプトとして、2018年9月よりブランドを展開。“天然の木製”、“身近に置ける”、“値段が手頃”と好評なんだとか。確かに身近に木のぬくもりが感じられる仏像があると、なんだか癒されますし、ご利益がありそうな感じがしますよね。
仏像は魅力がいっぱい♡
今回のアンケート結果から、仏像は意外と身近で、種類によって様々なエピソードや特徴があることが分かりました。仏像の魅力は癒しやご利益だけでなく、「韋駄天走り」のように仏像から学べる言葉など、知識が増えることもありますね♪ ぜひこの機会にお気に入りの仏像を見つけたり、インテリアとしての仏像をご家庭に置いたりしてみては?(たになつほ)
情報提供元:RIYAK
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