美容師が選ぶ、NGヘアケアランキングTOP5
毎日のことなのに、案外正しい知識がわからないままなんとなくやっているのが「ヘアケア」。
特に気温が上がり暑い夏は「ドライヤーするともっと暑いし面倒だし、自然乾燥しておけばいっか」「汗かくから清潔にするためにシャンプーは1日2回してます!」などと自己流のケアをする方が多発する季節ですが……実は、どちらも髪にとってはNG。
「ハニーチェ」や「ロレッタ」ブランドをはじめ、数多くのヘアケアアイテムを世に送り出している株式会社ビューティーエクスペリエンスが、美容師101人を対象に行った「夏場のNGヘアケアランキング」を発表しました。その結果をご紹介します!
Contents
5位 朝シャン 4%
少数ながら回答があった「朝シャン」。
ただ、シャンプーの朝型夜型には好みの問題やそれぞれにメリットがあるので、一概に「朝シャンが良くない」とは言い切れないとのこと。
朝シャンプーのメリット
睡眠時のムレなどから生じる寝ぐせをリセットできる、気分がリフレッシュできる。
夜シャンプーのメリット
スタイリング剤やチリ、ほこり、汗などの一日分の汚れを落とすことで、就寝時にスタイリング剤や汚れが頭皮に付着することによる頭皮トラブルを防止できる。
ただし、一日に何度もシャンプーすることは頭皮トラブルの原因になるのでご注意ください。
4位 長時間のドライヤー 6%
この「長時間」とは、髪が完全に乾いた後もドライヤーを当ててしまう「オーバードライ」の状態のことを指します。温風を使うのは「髪が完全に乾く一歩手前まで」にし、後は冷風を使いましょう。
同率2位 朝夜2回のシャンプー/熱すぎるお湯でシャンプー 各9%
「朝夜2回のシャンプー」は、一見清潔に思われるかもしれませんが、実は過度なシャンプーは頭皮や髪のダメージにつながる可能性も。夜1回きちんとシャンプーし、頭皮や髪を優しく洗い流すだけで問題なし。
また「熱すぎるお湯でのシャンプー」も注意。高温のお湯は、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮の乾燥によるフケや髪のダメージの原因にもつながります。頭皮を保護するために、38℃前後のぬるま湯で洗い流すのがおすすめです。
そして、約7割の回答を集めた圧倒的1位は……コチラ!
1位 シャンプー後の自然乾燥 70%
「シャンプー後に髪をドライヤーの温風にあてると暑い!!」と、夏についやってしまいがちな自然乾燥。でも、自然乾燥すると菌が繁殖しやすくなり、髪のニオイの原因になります。タオルを巻いたままテレビを見たり、そのまま寝込んでしまうと雑菌が繁殖するもとです。
まとめると、シャンプーのあとはこのようにドライするのが最もおすすめ!
1.タオルドライ
できれば吸水性の高いタオルで、ゴシゴシこすらずに優しく揉み込むように、タオルに水分を移しこませるようなイメージで、短時間でタオルドライをしましょう。
2.温風でドライ
タオルドライをしたあとは、高温風でドライヤー。乾きにくい根元部分から、一か所に熱を集中させないように分散させながら、「完全に乾いてしまう一歩手前」まで乾かします。
3.冷風で仕上げ
完全に乾く一歩手前まで乾いたところで最後は冷風に切り替え、低温でしっかり完全にドライしましょう。最後に冷風で仕上げることで髪にツヤが出ますし、髪は冷めた状態のときにスタイルがキープされる性質があるので、翌日のスタイルも作りやすくなります。
また、「美容師がおすすめするもっとも手軽なケアランキング」1位に輝いたのは「マッサージシャンプー」。頭皮をマッサージしながらシャンプーすることで血行が良くなり、顔のリフトアップや小顔効果、眼精疲労や肩こりなどの緩和も期待できるそう♪ 今晩からすぐに取り入れたいですね!
【まとめ】
髪は顔の額縁と言われるほど大事なのに、ついつい顔ほどケアが重視されず、ないがしろになりがち。この夏は是非正しいケアを積み重ねて、さらさらツヤツヤの髪を目指しましょう♪(後藤香織)
★ヘアオイルの使い方&おすすめヘアオイル集|朝夜のドライヤーやスタイリングに。
情報提供/ビューティーエクスペリエンス