つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第34回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
今回は、東村アキコさんの半生を描いたエッセイマンガ『かくかくしかじか』の格言を3日連続でお届け!
★「もう限界だ!」と心が叫びたがっている人へ【新人のお仕事格言】
レベルアップを求められてしんどい人へ
大丈夫や できる
お前は若いし体力もあるから大丈夫や やれ!
マンガの連載が決まった東村さんは、日高先生に絵画教室を休みたいと相談します。ところが先生は「描きながら教えろ」と却下。コールセンターの仕事も続けていた東村さんは必死に「無理だって!」と訴えますが、「できる!やれ!」と許してくれません。結局、教室に原稿を持ち込み、ちょっとした合間にネームや下絵を描くことに。
いまどき根性論なんて古いですが、時には「つべこべ言わずにやる」ことも必要だと思います。東村さんは、この三刀流生活のおかげで、いつでもどこでもマンガが描けるようになりました。今でも日高先生の「大丈夫」という言葉が、超多忙な東村さんを支えているそうです。
新人は、頑張ってひとつハードルを越えても、次はさらに高いハードルを設けられます。インターバルなど存在せず「オラオラ飛べ飛べぇ!」という状況。しかも「できるよね?(できないと困るよ)」なんて言われた日には、「ちょっとはさァ、褒めてくれたってよくなァい!?」とへそを曲げたくもなりますよ。仕方ないので、自分で自分を励ましてあげましょう。大丈夫、できるよ! (時吉)
著/東村アキコ
出版/集英社
2012年7月25日発売
A5判/154ページ/定価:743円(本体)+税
公式URL: https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-782457-5