つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第33回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
今回は、大人気漫画家・東村アキコさんの半生を描いたエッセイマンガ『かくかくしかじか』の格言を3日連続でお届け!
★今の仕事が「向いていないかも」と思っている人へ【新人のお仕事格言】
「もう限界だ!」と心が叫びたがっている人へ
人は!! もうどうしようもなく疲れた状態の時にこそ!!
ストレスで極限まで追いつめられて肉体的にも精神的にも追いつめられた時にこそ!!
夢への第一歩を踏み出すことができるんだ!!
『かくかくしかじか』は、東村さんが高校時代に通っていた絵画教室の恩師・日高先生との思い出を振り返ったエッセイです。美大を卒業後、就職先がなく宮崎へ戻ってきた東村さん。昼はコールセンターで働き、夜と土日は絵画教室を手伝うという毎日に、心身供にヘトヘトに。そこで初めて、子供の頃からの「漫画家になる」という夢に踏み出す決意をします。会社を辞めたいという一心で、東村さんは初投稿昨をものすごい勢いで描き上げました。
負の感情は、時に自分の境遇を変える大きなエネルギーになります。ちなみにこの格言連載は、「もう嫌だ!! 辞めてやる!!」というパッションがMAXのときに誕生しました。不満や情けなさで追い詰められると人は、自己主張も行動力も増す気がします。
つまり、自分の「もう嫌だ」という叫びを無視するのはもったいない。一度諦めた夢へ踏み出すもよし、転職のために勉強するもよし、趣味に没頭するもよし、とにかく自分を今よりハッピーにすることのために力を注ぐのです。負の感情は、前に進む力に変えていきましょう!(時吉)
著/東村アキコ
出版/集英社
2012年7月25日発売
A5判/154ページ/定価:743円(本体)+税
公式URL: https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-782457-5