日焼け対策|夏の美白肌は「反射対策」と「毎日の食べもの」で鉄壁ガード!

そろそろ紫外線が強くなってくる季節。日焼け止めや日傘、帽子などが定番ですが、実はそれだけでは不十分であること、知っていますか?

日焼け対策

先日、ネスカフェ 原宿で開催されたネスレ日本のイベントで、美肌の専門家である神戸大学 名誉教授・アーツ銀座クリニック 院長の市橋正光先生による、紫外線にまつわる美容セミナーが開催されました。
この中から、今年の夏の紫外線対策として、知っておきたい情報をお届けします!

 

■意外と恐ろしいUVA!


UVA
(c)Shutterstock.com

市橋先生によれば、紫外線は活性酸素を発生させるなどして肌にダメージを与えるといいます。そして日常浴びている紫外線には、2種類があるといいます。

「紫外線のうち、UVBは全紫外線の5%を占め、肌の表面で吸収され日焼けやシミの原因になります。一方、UVAは全紫外線の95%を占め、肌への浸透力が強くシミ、シワ、たるみの原因になります」

このうち、UVAにはとくに注意が必要だそうです。

「UVAは、常に地表に降り注いでいます。UVAはUVBと比べて曇り空を通過しやすいため、曇りの日でも気を付ける必要があります。またUVAは窓ガラスを通過して入ってきて、屋内空間でも反射するため、注意が必要です。また冬でも夏の2分の1の量が地表に到達するため、反射することは覚えておきましょう」

 

■「反射対策」と「食べるサンスクリーン」で対策を!


紫外線対策といえば、日焼け止めを塗る、帽子や日傘を差すなどの方法が主流ですが、併せて手薄になりがちな「反射」対策や、身体の内側からの紫外線対策として「ポリフェノール」を取り入れることも意識するといいと、市橋先生は話します。

1.夏は「反射するUV」対策を!

反射
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市橋先生によると、紫外線は空から降り注いでいるだけでなく、地面のほか、衣服、帽子、日傘など身の回りのものからも反射しているのだそう。

反射を防ぐためにも、紫外線に「当たらない」+「反射させない」対策も大切だといいます。

●暗めの色を選ぶ!

「白い色より暗めの色のほうがUV・可視光線・赤外線を反射しにくいため、紫外線対策に役立ちます。顔や首周りに近い部分には、反射しにくい暗めの色の服や帽子、日傘を選びましょう」

●反射する地面は足元にも注意!

「地面に近い足元にも注意が必要です。夏場のサンダル履きのときには、足元のUVケアを念入りに行いましょう」

 

2.「食べるサンスクリーン」を取り入れる

抗酸化
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また市橋先生は、体内にとりこむ「天然の食べるサンスクリーン」として、抗酸化食品を勧めます。

「肌シミ対策の『食べるサンスクリーン』として効果の期待できる食品は、コーヒー、緑茶、サーモン、オリーブオイル、トマト、カシス・ベリーなど活性酸素と戦う力が強いとされる抗酸化物質を含む食材です」

市橋先生によれば、コーヒーには、実は赤ワインと同等のポリフェノールが含まれているといいます。コーヒーを飲むなら、どのくらいの量を飲めば良いのでしょうか?

「コーヒーは、1日900mg(1杯150mlなら3杯分相当)のポリフェノールが、光老化の肌シミ抑制に関連していることが分かっています。1日3杯のコーヒー習慣で、理想と言われる1日のポリフェノール摂取量1000~1500mg以上の摂取に貢献します」

コーヒー
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また、市橋先生は、抗酸化食品に配慮したバランスの良い食生活を勧めます。日頃から、紹介された食品を意識して取り入れることも紫外線対策になりそうです。

定番の紫外線対策にプラスして、反射対策と抗酸化食品の対策も取り入れて、より徹底した紫外線対策を、将来の肌のために行いましょう!(西村朝子)

〇教えてくれた人…神戸大学 名誉教授・アーツ銀座クリニック 院長 市橋正光先生

 

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