つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第9回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
職場の人間関係に悩んでいる人へ【新人のお仕事格言】
空気は読むものじゃなくて
吸って吐くものだ
これは『凪のお暇』第1話の名言。28歳OLの主人公・凪は、自己主張が苦手な性格で、仕事を押しつけられてもNOと言えず、悪口を言われても笑顔を崩さず、常に空気を読んで過ごしてきました。とうとうある日、職場で過呼吸に。そこで「空気は吸って吐くものだ」と悟るのです。
凪のように気の弱い人につけ込む人…いますよね。職場はいい人ばかりじゃないです。でも『凪のお暇』を読んでいると、人間はちょっと視点を変えるだけで、全然違う印象に見えることがよくわかります。相手には、相手の正義や思惑がある。だから、コミュニケーションが足りないと行き違いが生じてしまうんです。
つまり、人間関係で本当に大切なのは、空気を読むことではなく、コミュニケーションです。そして、自分と他人の価値観は違うと理解することだと思います。
毎日、心をすり減らしている方。空気は吸って吐くものだということを、どうか忘れないでください。
(時吉 茜)
著/コナリミサト
出版/秋田書店
2017年6月16日発売
B6版/154ページ/定価:本体 680 円+税
公式URL:https://www.akitashoten.co.jp/works/nagi/