好かれる人はやっている!誰でも聞き上手になれる4つのコツ
あなたの周りに聞き上手な人っていますか。聞き上手な人と会話をしていると、自分の話に耳を傾けてもらえているようで、心地いい気分になりますよね。しかも聞き上手は、異性からもモテる傾向高し! あなたもそんな聞き上手を目指してみるのもひとつかも。そこで今回は、聞き上手な人がやっている心理テクニックをご紹介いたします。
■聞き上手の鉄則は「あ・ま・く・さ」の法則
もしもあなたが聞き上手を目指したいなら、「あまくさの法則」を活用するといいでしょう。
これは、「あいづち、まとめ、クエスチョン、賛美」の頭文字をとったものです。これを会話の中に織り交ぜることで相手に気持ちよく話してもらえるのです。
あいづちや賛美(褒めること)は分かりやすいと言えますが、相手の行ったことを簡潔にまとめて次の話題につなげたり、質問を振るのは意外と難しいもの。意識してあまくさの原理を取り入れることができれば、今日からあなたも最高の聞き上手に。まずはあいづちからスタートして、相手の話をリズムに乗せてみて。
★「会話が続かない」から卒業!聞き上手がやっている「相槌」と「質問」のコツ
■身振り手振りをミラーリングしてみて
相手と自分が似たようなタイミングで発言したり、同じしぐさを取ることを「ミラーリング」と言います。
これは、あなたが相手と同じ態度やしぐさ、表情や動きなどをまねることで、相手もあなたに好感を持つという心理効果。もしも相手が会話に詰まったり、話しつかれたら、同じしぐさでその場をなごませてみましょう。なんとなくまた話したいという気分になり、流れるようにコミュニケーションできるはず。
■相手に感情を吐き出させてみる
もしもあなたが聞き上手になるのが難しい場合は、相手に感情を吐き出させるように意識してみましょう。
テキサス大学のジェームズ・ペネベーカー博士は、不満などのネガティブな感情を吐き出させると、約49%の人はそれだけですっきりしてしまうという研究結果を発表しています。結果的に問題自体は何も解決していなくても、自分の意見・不満を吐き出すだけで、不満自体が和らぐ場合が多いのです。
そのため、相手に最近起こった嫌なことやムカつく上司の話などをさせてみましょう。あなたはただ聞いているだけでOK。会話を終えたあと、相手はあなたに感謝しているはず。
■表情が消えるタイミングにも気を遣って
聞き上手であるためには、相手に気持ちよく会話を指せる雰囲気づくりも大切です。そのために大切なのは、何といっても表情。
表情と感情の関係性を示した第一人者ポール・エクマンは、会話において表情をつくる顔面統制のタイミングが重要だと主張しました。そのタイミングは3つ。まず開始時間、そして持続時間、最後に消滅時間です。もしも相手に心地よさを印象付けたいなら、消滅時間に気をつけましょう。たとえば、相手が面白い話をした場合は、話が終わると同時に笑顔の表情を解くのではなく、しばらく維持することを心掛けてください。それだけで、また話したいと思わせることができるはずです。
聞き上手であることは、すなわちコミュニケーション上手であると言えます。基本的に人は自分の話をしたいという気持ちが強いもの。自分に関心を持ってもらいたい、自分の会話に共感して欲しいという願望は、誰もが持っているものなのです。もちろんあなた自身にもそういった願望はあるのでしょうが、そこをちょっとガマンして相手の言葉に耳を傾けてみましょう。きっと、これまでと世界が少し変わるでしょう。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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