「ファンをキュンキュンさせてみせます!」京本大我の美声に聞き惚れるミュージカルが開幕!
ジャニーズJr.の中でも圧倒的な存在感を放つSixTONESのメンバーで、透明感と迫力を兼ね備えた伸びやかなハイトーンボイスが魅力の京本大我主演のミュージカル『HARUTO』が、3月7日(木)に開幕! 2018年3月に上演されたミュージカル『恋する♡ヴァンパイア』のスピンオフ公演で、主人公・哲(戸塚祥太/A.B.C-Z)の敵役のヴァンパイア貴公子・ハルトが主役となり、京本は同役を演じる。初恋や学校・家庭での悩み、自信のない自分自身との葛藤を描き、誰もが共感できるハルトの成長ストーリーを、バトルアクションやロックテイストの歌やダンスとともに楽しめる、心躍るミュージカル。その囲み取材での様子を、全文レポートします!
ー初主演ミュージカルが、ついに初日を迎えましたね!
京本大我さん(以下、京本) そうですね! ミュージカルは初主演という形でやらせていただくんですが、本当に稽古もタイトな中で、なんとかここまでみんなで突っ走ってこれたので、あとは楽しむだけですね。2月10日に顔合わせがあって、楽曲も稽古しながら覚えていく形で、本当に出演者みんながいろんな仕事と掛け持ちしながら、集まれる時間にギュッと稽古する、みたいな…。「今日は●●さんがいない」とかそんな日もありながら、なんとかここまでこられて、今日を迎えられたことだけでまずはホッとしてます(笑)。
ー1月まで『ジャニーズアイランド』もありましたし、かなり忙しかったですよね。
京本 そうですね、おかげさまで。でも、もっと忙しくなりたいです!(笑)
ー『HARUTO』内の23曲のうち、20曲を京本さんが歌っているんですね。
京本 そうなんですよ。最初にお話をいただいたときはそんなに歌うっていうのを聞いていなくて。もちろんミュージカルっていうのは知ってたんですけど、顔合わせの日にいただいた楽譜の量がこれくらいあって(手で5cmくらいの厚みを見せる)。「あれっ?」って、今からこれを覚えるのかって(笑)。ちょっと焦りながら、毎晩練習して復習してっていうことを繰り返してました。なんとか覚えられましたけど、でも僕だけじゃなく、キャストの皆さんが舞台の上で装置やパネルを動かしたりいろんな作業があるんですよ。本当にみんなの力を合わせてなんとかつくり上げられたという気持ちなので、あとは楽しんでやりたいなと。
能條愛未さん(以下、能條) 私はヒロインという立ち位置が初めてで。今まで女のコらしさっていうものを求められることがなかったんですよね…キャラ的に(笑)。乃木坂46時代はそんなキャラだったので、今回はすごく新鮮で、女のコを全うしてます。
ー今回のミュージカルでは、ラブシーンもあるんですよね。
京本 初めてなんですよね、ラブシーン。相手役がいるっていう状況が。ラブソングをデュエットするのも初めてだし、いちばん最初の稽古では、振り付け師の方に「見てるほうがこっぱずかしくなる」って言われるくらい、ぎくしゃくしてましたね。でも、回を重ねるごとに、役を通して向き合っていけたかなと。僕のファンの方は比較的優しいので、あたたかく見守ってくれるんじゃないかなと思ってます。
ー三浦さんはオオカミ男の役どころ、いかがでしたか?
三浦海里さん(以下、三浦) この役を演じると聞いたときから、もう…。大我くんがライバル役じゃないですか。だから、荷が重いなと思いましたし、僕で大丈夫なのかなってすごく思いましたね。でも、歌だったり未熟な部分はまだまだあるんですけれど、芝居だけでは負けないように、立っているときでも、そこは張り合えないとダメだなと思っていたので、頑張ったつもりです。
ー京本さんの第一印象はどうでしたか?
三浦 大我くんの印象は、知り合いの方から「人見知り」っていうのを聞いていて。僕も人見知りなので、最初の顔合わせの日は席が隣だったんですけれど、お互い目を見ないというか…(笑)。
京本 でも、稽古2日目の段階で僕に「TV買ってください」って言ってるんですよ。人見知りとは思えない!(笑)
三浦 それは…頑張ってるんだよ、オレだって(笑)。
京本 3人とも人見知りで。
能條 苦労しましたね。
京本 エピソードをちゃんと準備してくるってことで克服を試みてました。なにか共通点を見つけて稽古場に挑むとか。「同い年ですよね」みたいな、そういうので5秒くらいはもちますよね(笑)。だから稽古の最初のころは会話が弾まなすぎて、大変でしたね。
ー皆さん年齢も近いので楽屋裏とかでは会話が弾んでるのかな、なんて想像していましたが…。
京本 そうですね、今はクラスメイトみたいな感じで和気あいあいとしてますよ。
能條 趣味とか、好きな食べ物とか嫌いな食べ物とかの話で盛り上がったこともありますよ。
京本 あー。能條さんはカニがお好きだとか、僕がパクチー嫌いだよとか。人見知りならではの、好きな食べ物嫌いな食べ物エピソードを(笑)。
ー皆さんそれぞれ役柄にピッタリなイメージですよね。京本さんなんて、ヴァンパイアになるべくして生まれてきた男、みたいな…
京本 いやいやいや!人間がいいですよ!(笑) でも、そうですかね? 去年も戸塚くんが主演の舞台で同じハルトを演じさせていただきましたが、今回は自分の中では新しく、一新してつくりたいという気持ちもあって。去年観てくださった方も観ていない方も、どちらも楽しめるようにつくろうと心がけたので、そこは自信をもっています。
ー能條さんは、女性から見てこの美しさはどう思われますか?
能條 役に入り込みやすいですね。本当にキレイなので。
京本 ありがとうございます(照)。
ー三浦さんは、とてもワイルドですね。
三浦 衣装にすごく助けられていますね。普段がわりとナヨナヨしているので。なのでどうやって強く見せるかという部分で、お世話になってます。殺陣も初めてで、舞台の上で感覚を掴むまでなかなか難しかったです。
京本 最初は殺陣のシーンがもっと長かったんですよ。いろいろと稽古していく中でギュギュッと詰め込んで今の形になったんですけれど、それでもかなりボリュームがあるので、見応えはあるんじゃないかと思います。戦いのシーンでは、三浦くんが目をめっちゃ見てくるので、戦っているようで、なんか繋がってるから…。
三浦 一種のラブシーンがこちらにも…(笑)。
ー複雑な三角関係が、より複雑になっているんですね(笑)。では、もし実際に三角関係に陥ったら、皆さんはどうされますか?
京本 オレ、恋愛苦手なんですよ! …うーん、まぁでも、三角関係の相手の男性にもよりますよね。親友とかだったらその関係を壊したくないし…。でも、本当に好きだったらいっちゃうでしょうけどね。(相手が三浦さんだったら?)あ、それならいかせていただきます。
三浦 え!? 勝てるわけないじゃん!(笑) 僕は…どうなんだろう。意外と譲る、のかな。でもそれって好きじゃないのかな…いや、好きです!
京本 何言ってるの? 裏でもずっとこんな感じなんですよ(笑)。いじられキャラというか、かわいがられてますね。
能條 私は…気持ちに素直タイプだと思います。ウソつけないので。まっすぐに想った人にいくタイプですかね。でも今回の役どころ的には、幸せだなって思いました(笑)。ふたりの男性が私のことを想ってラブソングを歌ってくれているシーンがあって、なかなかない贅沢なことなのでありがたいな~と思いながら幸せを噛みしめてました。
京本 僕、今までラブストーリーを演じることがあまりなかったんですよね。ファンの方でも、僕がキュンとすることをやろうとか、ちょっとセクシーなことをすると、笑うんですよ。だから、これを機にちょっと、「オレもかっこいいんだぜ!」って、「オレも恋愛対象になれるぜ!」ってところを、売っていきたいなと。今回キュンとさせられたら勝ちだなと思っていて、挑戦でもあるんです。これからは恋愛の作品ももっと挑戦できたらいいなと思ってます。
ーそれでは最後に…世の女性たちを一気にオトせるくらいのキュンとする言葉を…。
京本 うわ、マジか!! え~ちょっと待ってください…お腹痛い! え~と…。じゃあ!
「本日から『HARUTO』が始まります。とてもキュンとして、しかもアクションも激しくて、ハルトの成長ストーリーになっておりますので、どうか、首筋を開けて待っててください!」
……って、おいっ!!誰も反応してくれてなくないですか!? 違うか!?
ーすごくよかったです! でも、「首筋を…」の辺りを台詞っぽく言ってくださったら、さらによかったかも…?
京本 いやいやいや、僕恋愛系やめます。ずーっとヘタレ役でいいです。(取材陣からもう1回、のリクエストに)いや、大丈夫ですって。マジですか!? …じゃあオラオラ系で言ってみますか?
「…とにかく、世界中の女性の皆さん。首筋、開けとけよ」
……ほらーーー!!!! こんなんで初日迎えられないですよ!(会場一面大拍手)あ、そういうのもっと早くくださいよ(笑)。
最終的には取材陣まで巻き込んで、会場全体を明るく楽しい雰囲気で包んだ京本さん。その抜群のエンターテイメント力を間近で観られるミュージカル『HARUTO』、皆さんもぜひ足を運んでみてください♡