『菊池亜希子ムック マッシュ』発売記念イベント「喫茶キクチ」レポート!(後編)

4月9日、東京カルチャーカルチャーにて、女優・モデルの菊池亜希子さんが責任編集をつとめる『菊池亜希子ムック マッシュ vol.5』の発売記念イベント「喫茶キクチ」が行われました。
当初夜のみの開催予定だったものが、あまりの人気に急遽追加でお昼にも行われることになった本イベント。なんと福島、奈良、京都、大阪など、遠方から参加された方もいらっしゃるなど、たいへん熱いものでした。そのイベントレポート、今回はトークイベント編です!

前編はコチラ→ 『菊池亜希子ムック マッシュ』発売記念イベント「喫茶キクチ」レポート!(前編)

老舗『鳩居堂』の大人気商品「シルク刷はがき」を知っていますか?

トークイベントは約1時間の予定でしたが、その予定時間を大幅に超えて、多岐にわたるテーマについて菊池さんが語り尽くしました。まずは「喫茶キクチ」を行うことになったきっかけについてからトークが始まりました。

「私は岐阜県出身なんですけど、岐阜県は喫茶店にかけるお金が全国で1位、ということもあり、朝喫茶店でコーヒーを飲むのが日常なんです。昔からひとりになりたいときは喫茶店に行くんです。そして、時代とともに街の景色が変わってしまう。そのときに、今から作ろうと思っても作れないような昔ながらの喫茶店がなくなったらどうしようって思っています。そんな「喫茶店を守ろうの会」の一環イベントです(笑)。将来喫茶店をやるのが夢なんですけど、年月を重ねたものには勝てないので、イチからやるよりも、後継ぎがいない喫茶店を狙っているんです(笑)。でも、やっぱり他にもそういう人が多いみたいです(笑)」

そんな思いがあったとは! 確かに長い間やってきたけれど、再開発などで移転や閉店を余儀なくされる昔ながらの喫茶店、多そうです。

そこから話題は菊池さん行きつけの喫茶店の話に。女の子の制服がすごくかわいい新宿の「西武」や、独自のクロックムッシュが美味しくマスターもダンディで素敵な目黒の「ドゥー」などが好きとのこと。

喫茶キクチ13

そんな菊池さん、『菊池亜希子ムック マッシュ』の編集長なのに「髪型がマッシュじゃない!」とツッコミを受けることがあるそうです。

「今舞台をさせてもらっているんですけど、パンフレットをおかっぱで撮影してしまったので、切るタイミングを失ったんです……」とのこと。そこから菊池さんが初マッシュにしたときのエピソードが語られました。

「モデルを始めたときはロングだったんです。そのときは「髪は長くてクールで笑わない。」みたいな感じで、そこから徐々に切って、ファッション誌『PS』に出させてもらっているときにボブにしたんですけど、なんだか違うな、と思って、美容室を変えたんです。そのとき担当の方も男性から女性になって、「耳までいこう!」と、バスッと切ったときに横顔がスッキリして、マッシュの完成です。初マッシュの感想は「青函トンネル開通!」みたいな気持ちでした(笑)」

ちなみに今までのベストマッシュは、『みちくさ 2』の白楽のときだそうです。何度切っても同じマッシュにはならないのがマッシュヘアの魅力のよう。

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また、そこから話題はさらに移ってマンガ界の巨匠あだち充先生の話に。なんと『菊池亜希子ムック マッシュ vol.5』ではあだち充先生と菊池亜希子さんがコラボしているんです! あだち先生は言わずとしれた超のつく人気作家。

企画会議の際に菊池さんが「とりあえず全部言ってみる」という信条のもと、あだち先生の名前を出した際には、同席していたスタッフの方々がのけぞり「可能なのか……?」と頭を抱えたというエピソードも。結果的には驚くほど多くの手順を踏んでこのスペシャルコラボが実現したという裏話が語られました。
ちなみに、菊池さんが最も繰り返し読むあだち作品は『虹色とうがらし』だそうです。

 

また、イベント終盤には、菊池さんが以前から大好きなアーティストで、『菊池亜希子ムック マッシュ vol.2』にも登場している南壽(なす)あさ子さんがゲストミュージシャンとして登場。実は菊池さんもライブで聴くのが初めてとのこと!

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やさしくよく響く歌声。キーボードの音色も美しく、聴いていると自然と引き込まれます。
『どんぐりと花の空』『狼にベルガモット』の、しっとり系の曲を2曲歌い終えたと思ったら、菊池さんがまさかのアンコール! 「喫茶キクチ」にちなんで『メープルシロップ』をリクエストしていました。
『メープルシロップ』は、さきほどまでのバラードとは一転、ポップでかわいく南壽さんの高音がとてもよく映える曲でした。

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最後にはお客さんからの質問コーナーも設けられ、盛りだくさんの内容でしめられました。
さて、Woman Insightはそんな「喫茶キクチ」マスター菊池亜希子さんに、「喫茶キクチ」にまつわる想いをうかがうため、独占インタビューをしてきました。次回、じっくりお送りします!(後藤香織)

 

 菊池亜希子ムック マッシュvol.5表紙

『菊池亜希子ムック マッシュ vol.5』 (小学館/1,238円+税)

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