恋愛や結婚観も多様化してきていますが、最近では「ナシ婚(結婚式を挙げない)」という言葉が生まれるほど、色々な結婚のスタートを迎える人たちが増えてきているそうなのです。
「結婚式=自分が主役になれる日」、「結婚式を挙げる=親孝行」とも言われますが、ナシ婚が増えてきている理由は一体どこにあるのでしょうか。
今回はウェディングパークが「結婚式をしなかった」20~30代の女性600名に調査した「ナシ婚」に関する実態調査の結果を見ていきましょう。
■結婚式をやらないと決めた理由は?
まずは、結婚式をやらないと決めた理由を見てみましょう。最も多かったのが「結婚式を行う資金がなかったから(54.2%)」続いて「結婚式よりも他にお金を掛けたいことがあったから(43.4%)」、そして「子どもがいるから・妊娠していたから(36.2%)」という結果となりました。
また、0.1%差で「周りから注目を浴びることが恥ずかしい(いや)だから(36.1%)」という回答も票を集めました。
◆「結婚式をやらない」と決めた経緯は?
【資金不足】
- スピード婚&年が若かった事もあり貯蓄がなく、新婚生活や新婚旅行の方にお金をかけたかったので式はあきらめた(29歳/女性/会社員)
- 妊娠が発覚し入籍することになったが、お互い貯金をしておらず、アパートも借りなければならなかったため、結婚式を挙げる余裕がなかった(25歳/女性/会社員)
【他にお金をかけたい】
- 憧れのモルディブでフォトウエディングが撮りたかったから、こちらを優先した(26歳/女性/専業主婦)
- 再婚だったことと、お互いに年齢が高めで結婚と同時に家を購入したため(34歳/女性/会社員)
【子どもがいる・妊娠していた】
- 妊娠発覚してからの入籍だったので体調が悪かったりしたら準備が大変だと感じたから(27歳/女性/パートアルバイト)
- 授かり婚だったので体調的にも経済的にも余裕がなく、お金を使う優先順位を考えたら結婚式が後回しになりそのままタイミングを逃した(23歳/女性/専業主婦)
なるほど、資金不足や妊娠したためと言った意見は納得しやすいものですが、意外と「結婚式以外にお金をかけたい」と考える人も少なくないようですね。
それでは、結婚式を挙げなかった人たちが代わりにお金をかけたモノやコトって一体何なのでしょうか……。
■結婚式の代わりにしたことTOP3は、指輪購入・食事会・ウエディングフォト!
「結婚の記念としてしたこと」を聞いたところ、最も回答数が多かったのは「結婚指輪を購入(62.1%)」で、次に「家族・親族で食事会(48.4%)」、「記念写真・ウエディングフォト撮影(31.4%)」という結果でした!
◆結婚の記念はコレをしました!
【結婚指輪を購入】
- お互いのつながりを感じる記念の品だから(27歳/女性/専業主婦)
- 式を挙げないのでせめて指輪だけでもと思い(28歳/女性/専業主婦)
- けじめ。パートナーといっしょに歩んでいくための決意(36歳/女性/会社員)
【家族・親族で食事会】
- 双方の実家が遠く、この機会に集まりたかったから(25歳/女性/会社員)
- 結婚=家族との繋がりだと思ったので(35歳/女性/パートアルバイト)
- お互いの両親同士を紹介し、結婚の報告をする必要があると考えたから(26歳/女性/専業主婦)
【記念写真・ウエディングフォト撮影】
- 式を挙げないと決めたが、ドレスを着たいという夢は諦められず、何か思い出に残したかったので(23歳/女性/専業主婦)
- お互いの両親に晴れ着姿だけは見せたかったので(31歳/女性/パートアルバイト)
- 将来子どもに写真を見せるため(30歳/女性/パートアルバイト)
結婚式を挙げないと決めたからこそ、それぞれ「結婚のけじめ」として記念になるコトやモノにお金をかけている人が多いことが分かりました。
また、結婚式を挙げなくてもドレスを着たい人気は根強いようです。確かに、憧れてしまいますし、結婚したら皆にドレス姿を見せたい気持ちになりますよね!
ナシ婚を選んだ人たちのリアルな声を見てきましたが、皆さんの意識は変化しましたか? もしかするとナシ婚が主流になってくる時代もすぐそこまで来ているかもしれないですね。(かすみ まりな)
情報提供元:ウェディングパーク