イライラしたとき、怒りがぴたりと落ち着く4つの方法

【恋人に、同僚に…イライラしたときの気持ちの落ち着け方】


女性

 

イライラすると自分でも自分をコントロールできなくなり、いつもなら考えられないような行動に出てしまうことってありますよね。そして、後から振り返ってみると、後悔してしまう……なんてことも。感情を鎮めるにはどうすればいいのでしょう。そこで今回は、「イライラしたときの気持ちの落ち着け方」についてご紹介いたします。

 

■すぐに怒りを書き出す

イライラして気分が悪くなったら、すかさず紙とペンを手に取りましょう。
それは、怒りやイライラの感情を紙に書き出すといいでしょう。これを心理学においては、エクスプレッシブ・ライティングと言います。紙に書き出す作業は意外にもかなり効果的で、自分を客観視するきっかけづくりになる上に、感情を整理することができるとされます。不快な感情は、まず紙に書き出してみましょう。

 

■鏡を見て自分の顔を確認する

怒りやイライラの感情は、ノルアドレナリンという脳内物質が作用しています。それが心を興奮させ、場合によっては頭の回転をよくさせるため、言葉が次から次へと出てきて相手を攻撃するのです。そういった感情を止める方法として効果的なのは、鏡を見るということ。心理学においては、鏡は自分を客観視させる一番のツール。自分がどれだけ醜く怒っているかを見れば、ハッと目が覚めるのです。

 

■6秒間だけ何もせずに待ってみる

イライラや怒りの感情の湧き起こりを、自分の中でコントロールする方法を、心理学においてはアンガーマネジメントと言います。人間の怒りの感情のピークは開始から6秒と言われていて、6秒以降からはイライラが収まり、冷静になれると言われています。人間は感情の生き物なので、論理よりも感情の方が速く表に出てしまうのです。だからこそ、6秒間だけ辛抱してみましょう。きっと怒りが冷めていることに気づくはずです。

 

■深く息を吐き、息をゆっくりと吸う

怒りやイライラを解消させるもうひとつの方法があります。それは呼吸法。これは、リラックスした状態で5秒ほどかけてゆっくりと息を吐き、今度は腹筋を緩めた状態で5秒かけて息を吸うという方法。こうすることで、神経伝達物質である幸せホルモン・セロトニンを活性化させ、多幸感を意識的に作り出すのです。心理学においても、深呼吸といった呼吸法はメンタルを安定させるうえで非常に有用とされています。

 

人間には様々な感情があります。その中でも、喜怒哀楽といった四つの基本的な感情は、生きていく上で切り離せません。でも、厄介なことに怒りの感情というのは、破壊的・破滅的な衝動と結びついており、自分や他者を傷つける引き金となってしまうことも少なくありません。そのため、怒りをコントロールできる人はさまざまな面においてメリットが多いのです。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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