デートの「お会計」問題って、なかなか難しいものです。
毎回おごられていてもいいものだろうか。たまにはワリカンがいいのだろうか。それとも7:3くらいがいいんだろうか。それとも端数くらいでいいの? とか。ちょっと高い店と安いお店では比率を変えるべきなんだろうか、などなど、考えることはたくさんあります。
ところで、あなただったら「デートで毎回おごってくれるけど、毎回安いお店ばかりに行く彼」と「美味しいお店をたくさん知っていていろいろ連れていってくれるけど、完全ワリカンの彼」、付き合うならどっちがいいですか?
(実際、美味しいお店をたくさん知っている人はお会計もスマートな確率も高い気がするけど、そこはなんとか目をつぶっていただき……)
18~39歳の女性100名に調査しました。
Q.付き合うならどっち?
美味しいお店をたくさん知ってるけど、完全ワリカンの彼 36%
いつも安いお店だけど全部おごってくれる彼 64%
やっぱり女子は「おごり」に弱い……! だいたい半々になるかと想定していたところ、予想外に「おごり」派が多い結果となりました。
では、それぞれの理由を見ていきましょう。
◆「美味しいお店をたくさん知ってるけど、完全ワリカンの彼」派の意見
(1)シンプルに、美味しいものが食べたい!
「ふたりで美味しいものを楽しむほうが嬉しい!」(26歳・会社員)
「ごはんは美味しいものに限る!」(27歳・アルバイト)
「美味しいお店をたくさん知ってるのはポイントが高い」(22歳・アルバイト)
「美味しいお店に行きたいし、男性がおごらなきゃいけない理由がない」(30歳・会社員)
(2)ワリカンのほうが気が楽
「いつも奢ってもらうと申し訳ないので、ワリカンがいい」(31歳・アルバイト)
「お金は平等がいいです」(33歳・会社員)
「そのほうが気を遣わずに済む」(20歳・会社員)
「おごってもらうのが当たり前だと思われたくない」(23歳・会社員)
「おごられてばかりは引け目を感じてイヤだ」(21歳・学生)
「たまには美味しいものを食べたい! ワリカンは当たり前!」(24歳・学生)
「自分だけ好きなものをタダで食べるよりも、ふたりで好きなものを食べて分け合うほうが平等。そのほうが空いてに気を遣わずに済むと思う」(18歳・学生)
(3)上記2つの合体
「良い体験は共有したいし、お金を払う価値があると思う」(22歳・学生)
「自腹でも美味しいものを食べたい」(38歳・会社員)
「自分がお金を払ってでも美味しいものを食べたい。男におごってもらってばっかりは申し訳ないから、むしろワリカンのほうが気が楽」(23歳・家事手伝い)
こちらを選んだ方は「どうせなら美味しいごはんがいい!」と「むしろ毎回おごられると気を使う!」のいずれか、もしくはそのふたつの合体というパターンがほとんど。
意外と多かったのが「むしろおごられたくない」という意見。後述するように「おごられると嬉しい」女子はやはり多いのですが、必ずしもそうだとは限らないのですね。(ちなみに以前マナー講師の先生にうかがったところによると、7:3くらいがちょうどいいバランスとのこと)
さて、では多数派だった「安いお店だけど、全部おごってくれる彼」派の意見を見ていきましょう。
◆「いつも安いお店だけど、全部おごってくれる彼」派の意見
(1)安いお店でもじゅうぶん!
「安いお店でも美味しいと思えるので」(27歳・会社員)
「安いお店でわいわいできればいい!」(21歳・学生)
「安くても美味しいものたくさんあるし、むしろたまにはこっちからもご馳走したい!」(21歳・会社員)
(2)むしろ高いお店ばかりだと気が引ける
「高いお店ばかり連れて行かれたらいつか破産する」(32歳・アルバイト)
「高い店は求めません。普通がいちばん」(28歳・専業主婦)
「美味しいお店をたくさん知っている人は浮気しそう」(38歳・アルバイト)
(3)おごろうとしてくれるその心意気がいい
「お金がないけどおごろうと頑張ってくれてるんだな……と思うと愛を感じる」(25歳・会社員)
「ワリカンだとケチさを感じる。自分の身の丈に合ったおもてなしで大丈夫なので、その気持ちが嬉しい!」
「完全ワリカンはケチ。安くても、おごってくれるだけこっちのほうが器は大きい」(34歳・会社員)
「完全ワリカンだとケチだなと思ってイヤになっていきそう。安くても奢ってくれたほうが気前の良さを感じて嬉しい」(26歳・公務員)
「無理ない範囲で男のプライドがあったほうがいい。おしゃれな店は友達と行く!笑」(21歳・会社員)
(4)彼氏にはおごってほしい本音
「別に全部奢ってほしいわけではないけど、完全にワリカンは友達みたい」(39歳・会社員)
「彼氏ならおごってもらいたい」(28歳・アルバイト)
こちらは正反対。「安くても美味しいお店はあるし、おごろうとしてくれるその心意気がいい」という考えのようです。
ただ、おそらく、だいたいこういう選択の場合って、自分が選んだほうの選択肢をいい方向に解釈する傾向があると思われるのですが、おそらく「安い店」と言っても「安くて美味しくてちょっとこじゃれた店」あたりを想定していそうです。毎回あまりデート向きではない安いお店にばかり行くケースと限ったら、どうなったのかはちょっと気になるところ……。(そうなったら自分が安くて美味しいお店を探す担当になればいい、という意見が多くなりそうな予感。)
さて、あなただったら、どっち派?(榎本麻衣子)