今日6月20日は、ペパーミントの日です。ハッカが特産品の北海道北見市まちづくり研究会が1987(昭和62)年に制定し、「はっか(20日)」の語呂合せ。6月は、この月の北海道の爽やかさがハッカそのものであるとのことから、ペパーミントの日とされました。
ちなみに、ペパーミントといえば、アイスクリーム屋さんにある「チョコミント」味。あれって、好き嫌いがとっても分かれる味ですが、みなさんはどうなんでしょうか? Twitterアンケートで142名の回答が集まりました。
Q.チョコミント味のアイス、好きですか?
好き…48%
苦手…52%
■好きな理由
「ミントの爽やかさとチョコレートの甘さがいい!」(20歳・女性)
「すっきりしていて夏に食べたくなるフレーバー」(35歳・女性)
「チョコチップの歯ごたえが美味しい!」(21歳・男性)
「スースーする爽快感がたまらなく好き」(29歳・女性)
過去に女子100人に聞いた「好きなアイスの味」ランキングでは、第3位に輝いたチョコミント味。チョコの甘さとミントの爽やかさがあいまって、夏らしいさっぱりとした味わいが人気でした。アイスによってもその割合が変わるので、人気なフレーバーですよね。
■苦手な理由
「歯磨き粉の味がする」(25歳・女性)
「歯磨き粉をそのまま食べているみたい」(33歳・男性)
「チョコの甘さとミントの清涼感が合わない」(29歳・男性)
もっとも多かった意見が「歯磨き粉のよう」というもの。歯磨き粉のイメージが強いミント。そのイメージが定着していることから、チョコミント嫌いの理由ナンバーワンに挙げられました。
ミントが歯磨き粉に使われるようになったのは、いつからなんでしょうか。ミントにまつわるアレコレを調査している「ミントの世界」に聞いてみました。
歯磨き粉の歴史は古く、古代エジプト時代にさかのぼります。紀元前1500年ごろの医学書「エーベルス・パピルス」に残された歯磨き粉の処方には、火打ち石の粉末や緑青、緑粘土、蜜などとあり、香料と思われる材料としては、ミントではなく乳香(フランキンセンス)というハーブの名前が書かれています。その後、4世紀ごろのエジプトでは、食塩と黒コショウ、アイリス、そしてミントを粉末にして使用していたという説も。
日本でも古来、指に塩をつけて歯を磨く習慣がありましたが、歯磨き粉が商品として販売されたのは江戸時代。1625(寛永2)年に丁字屋喜左衛門という江戸の商人が、朝鮮から伝来した製法でつくった歯磨き粉を売り出したのが始まりとされています。
江戸時代の歯磨き粉では、房州砂(ぼうしゅうずな、粘土の細かい粒)にハッカや丁字などの香料を混ぜたもの。「ハッカ」は和種のミントで、爽快感をもたらすメントールを多く含んでいます。
(「ミントの世界」引用)
歯磨き粉だけじゃなく、ガムや口臭ケアなど、口の中を清潔に保つアイテムの多くに爽快感のある「ミント」が使用されていることから、そのイメージが強くついてしまっていることも苦手意識を感じてしまうようです。
好き嫌いの分かれるチョコミントですが、食わず嫌いの方も多いようですので、ぜひこれをきっかけに挑戦してみてはいかがですか。(松本美保)
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