【平成VS昭和】「給料が高い仕事」と「やりがいがある仕事」どっちがいい?

いよいよ来年、2019年4月に平成が終わり、5月から新しい年号になります。今までは「昭和生まれだから考えが古い!」なんて言ってましたが、今度は「平成生まれだから…」なんて言われる日もそう遠くはなさそう!?

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ソニー生命保険株式会社が平成生まれの男女と、昭和生まれの男女1,000人に「平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査」を実施。まずは人生観からチェックしてみましょう。

■幸せな人生を送るためには、「絶対に学歴が必要」or「学歴はなくてもいい」?


■幸せな人生を送るためには、「絶対に学歴が必要」or「学歴はなくてもいい」?
<平成生まれ>
「絶対に学歴が必要」40.8%
「学歴はなくてもいい」59.2%

<昭和生まれ>
「絶対に学歴が必要」51%
「学歴はなくてもいい」49%

昭和の時代は長く、戦争、バブルと激動の時代でした。日本が今の日本になるためにあった時代でもありますよね。その中で生き抜いてきた人たちにとっては、「学歴」は人生の中で大きな武器になったよう。対して平成生まれは、バブルが崩壊し景気の悪い日本の時代。「学歴」がすごくても報われない人もいたり、逆に「学歴」がなくても成功している人も見てきています。そうなると「学歴」が全てではないと感じるのかもしれませんね。

では生きていく糧ともなりうる、夢や目標はどうでしょうか。

■人生における夢や目標を「持っている」or「持っていない」?


■人生における夢や目標を「持っている」or「持っていない」?
<平成生まれ>
「持っている」55.6%
「持っていない」44.4%

<昭和生まれ>
「持っている」45.6%
「持っていない」54.4%

昭和生まれより、平成生まれの方が夢や目標を持っていると回答しました。これは実際年齢による差ではないでしょうか? 平成生まれは20代が多いですよね。人生まだこれから!っていう若者が多いのに対し、昭和生まれはある程度人生が見えてきている人がほとんどです。夢や目標を持ちづらくなるのかもしれませんね。

では人生観の中で大切な仕事について見てきましょう。

■理想な仕事とは、「給料が高い仕事」or「やりがいのある仕事」?


■理想な仕事とは、「給料が高い仕事」or「やりがいのある仕事」?
<平成生まれ>
「給料が高い仕事」56.7%
「やりがいがある仕事」43.3%

<昭和生まれ>
「給料が高い仕事」38.2%
「やりがいがある仕事」61.8%

「給料が高い仕事」を選んだのは平成生まれの方が多く、「やりがいのある仕事」を選んだのは昭和生まれが多い結果に。昭和は、日本を成長させるべく寝る間も惜しんで働いた時代もありました。お金よりも仕事の質や、やりがいを大切にするのはそのせいかもしれませんね。

■残業が多い人は「頑張っている人だと思う」or「仕事ができない人だと思う」?


■残業が多い人は「頑張っている人だと思う」or「仕事ができない人だと思う」?
<平成生まれ>
「頑張っている人だと思う」60.1%
「仕事ができない人だと思う」39.9%

<昭和生まれ>
「頑張っている人だと思う」52.5%
「仕事ができない人だと思う」47.4%

ちょっと意外な結果!? 残業を嫌う傾向にある<平成生まれ>の方が「仕事を頑張っている人」だと思うと多く回答。逆に働き方改革前は残業を死ぬほどやってきたであろう昭和生まれが「仕事ができない人」と思うよう。

■同じ職場で長く働くことについて「できるならそうしたい」or「ステップアップのために転職したほうがいい」?


■同じ職場で長く働くことについて「できるならそうしたい」or「ステップアップのために転職したほうがいい」?
<平成生まれ>
「できるならそうしたい」67.8%
「ステップアップのために転職したほうがいい」32.2%

<昭和生まれ>
「できるならそうしたい」80.2%
「ステップアップのために転職したほうがいい」19.8%

長く勤めたいと多く感じているのは<昭和生まれ>が圧倒的に多くなりました。就職した会社に一生捧げる!的な考えが昭和にはあったからではないでしょうか。反対に<平成生まれ>はノマドやWワークなど、昭和と働き方がだいぶ違う時代に生きています。就職した職場で定年を迎えたいと思う<平成生まれ>はそうそういないのかもしれませんね。

いかがでしたか? 平成生まれと昭和生まれの人生観は、びっくりするほどの大差はありませんでしたが、やはり時代の流れとともに考え方が柔軟になっているような気がしました。ちなみに昭和生まれの私ですが、同じ職場に長く勤めたいとは思いません。学生の頃「転石苔を生ぜず」ということわざを知ってそう思うようになりました。日本では苔は良い物とされていて、苔が生えるまで落ち着いて取り組むという意味に捉えますが、アメリカでは苔は評価されていないので、常に活動的な人は苔のような汚いものがまとわりつかないという意味に。私は後者に納得したので、いつもフレッシュな仕事をしたいなぁと。長々と失礼しました(笑)。(あおいあん)

情報提供元:ソニー生命保険

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