明日からゴールデンウィークも後半戦。
「ゆっくりしようと思って、特になんも予定入れてなかったんだけど、なんかどっか行きたいな～」とはっと考えついたあなた。
「でも直前だと宿も交通機関も埋まってるんだろうな～」と諦めてはいませんか？
いやいや、諦めるのはまだ早い。意外と「直前」って、キャンセルが出ていてなんとかなることも多いんです。
思いつきの突発旅行に慣れている、遠征大好きなアイドルヲタクの皆様に調査した、「GW時期の旅行ワザ」についてご紹介します。
【1】宿は案外直前で空く
まずこれが絶対におさえておきたいポイント。
どこの地域でも、どんな時期でも、ホテルは案外直前で空きます。（※ただし、ドームクラスの会場で誰かのライブが行われるときはほぼ空きません）
なぜかというと、ホテルのキャンセル料は場所にもよりますが、たいていのところは「前日」で発生します。ところによっては「1週間前20％、3日前30％、2日前50％、1日前70％」などと段階的に発生しますが、私がこれまで日本全国を旅してきた経験談によると、ビジネスホテルクラスのところはどんなに早くても「1週間前」、たいていが「2日前・もしくは前日」からキャンセル料金が発生します。
つまり、キャンセル料が発生するギリギリまで一応宿をおさえておいて、「やっぱり予定が変わったからやめる」とキャンセルする人がこれが案外いるのです。
1か月前に予約するより、2日前くらいに予約したほうが選択肢が多いということもままあります。
ただしこれは100％とは限らず、「直前ならあるでしょ～」とナメてかかるとどこも空いていないということももちろんあります（前述したドームクラスでのライブがあるときなど）。
「なくてもともと、あったらラッキー」という気持ちで、行きたい場所の宿を見てみましょう。
ちなみに私はじゃらん、楽天トラベル、トラベルコなど、複数のサイトを見て比較します。そこにしか載っていない宿が結構あるからです。ただし「残り1部屋」と表示されているときは瞬発力が要求されます。ぼんやり比較しているうちに他の人に取られていることもあります。気を付けましょう。
【2】飛行機が必須な地域は最初からほぼ諦めろ
旅行に必要なものは宿と交通手段です。
ゴールデンウィークの飛行機は、まずほぼほぼ諦めましょう。
飛行機は値段の上下が激しいです。いわゆる閑散期には新幹線より安い価格で現地に赴くことができますが、そのぶん繁忙期は値段が跳ね上がります。さらに、直前に飛行機を取ると早割の恩恵を得ることができなかったり、そもそもかなり早い段階でキャンセル料が発生したりと、「直前でキャンセル」の絶対数が少ないのが飛行機です。
ただ、5/3に行き、5/6に戻る人が多いので、どちらかをずらしたり、LCCを活用することでいくらか安く行ける可能性はなくもないですが、可能性は薄いです。
（ちなみに本日5/2時点で5/4成田発新千歳空港行きのLCC・バニラエアは案外安く取れますが、帰りは……高い！）
【3】決めた瞬間新幹線の指定席を取れ
飛行機という交通手段がほぼ断たれているので、あとは新幹線です。
新幹線は繁忙期でも普通の時期でも値段の変動がほぼないので、直前の旅行でも値段が跳ね上がるということはありません。
そして、新幹線は「当日取る」という人も多いです。そのため、「明日行く」と決めたら「明日駅に行ってから取る」ではなく、できれば「その場で」取りましょう。
JRの駅はもちろん、さまざまな旅行会社の支店で取ることも可能です。最寄りの新幹線のチケットを調達できるスポットに速攻取りに行きましょう。
また、JR東海の「EX-IC」というものに登録しておくと、スマートフォンなどからすぐに席を予約できてとても便利です。（登録にそこそこ時間がかかるのでゴールデンウィークには間に合いませんが……）
【4】指定席が取れないなら2本前くらいから自由席を狙え
……とはいえ、繁忙期ともなると指定席が取れないこともあるでしょう。そんなあなたのために自由席というものがあります。たまに、指定席は満席なのに自由席はわりと空いていることがあります。
お盆時期の最大繁忙期でも、たいてい2本くらい後の自由席に並べば、経験上だいたいは座ることができます。狙い目は所要時間が長くかかるもの。東海道新幹線ならひかり・こだま、東北新幹線ならやまびこで飛ばす駅が少ないものです。これは空いている確率が高いです。
（※もちろん座れなかったことも1～2回はあるのでお気を付けて！）
また、直前にのぞみやはやぶさ、はやて・こまちなどの早く目的地に着く新幹線がある新幹線は、あまりNAVITIMEに表示されなかったりして狙い目です。たいていこのような「狙い目」の新幹線があるので、そこを狙いましょう。
車移動は渋滞に巻き込まれる可能性が高いので、公共交通機関で行けるところを選ぶのがおすすめ。また「安いから……」と高速バスを使うのは、通常期ならまだしも、連休の繁忙期は数時間単位で遅れる可能性がかなり高いので、主要な高速道路を使う路線は移動でほとんどの時間を使ってしまう、ということもしばしば。
案外行ける突発旅行、「行ってみたいな」というところがあればぜひ日程を組んでみてくださいね！（後藤香織）
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