長澤まさみ、プライベートでの好きな時間の過ごし方を告白【インタビュー第3回】

長澤まさみさん、東出昌大さん、小日向文世さん演じるスゴ腕詐欺師の3人組が、予測不能のトリックで各界のドンを相手に大金をだましとる痛快エンターテイメントドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系・毎週月曜21時)。主演を務める長澤さんのインタビュー第3弾となる今回は、女優としてさらに輝きを増す長澤さんに、自分の好きな時間の過ごし方や、ドラマの撮影エピソードを語ってもらいます!

★インタビュー第1回:月9でコスプレ披露の長澤まさみさん、ファッションは「大人になるにつれて派手な色が好きに」
★インタビュー第2回:長澤まさみが最近ハマってるものとは?「自炊を増やすことが目標」

■小日向さんは「後輩殺し」だなって思いながら演じてました(笑)

編集部 共演の東出さんや小日向さんとの撮影はいかがでしたか?

長澤さん 終始、面白かったですね。小日向さんが本当に元気なんです(笑)。大ベテランなのに感覚は私たちと同世代みたいで、なんの垣根もなくフレンドリーに接してくださって。小日向さんがプライベートな話をしてくれることで、みんなも話すようになり、最後は自分たちの全てを話していました(笑)。もちろんお芝居の話もしていて、笑いのあるシーンでは、アイデアを出したり、意見交換し合いながら、作品を作っていけたと思います。

編集部 小日向さんとは共演経験も多いですしね。

長澤さん そうですね。でも撮影中、小日向さんが私たちを笑わせようとしてくるんです。自分の時はピシッとやるので、後輩殺しだなって思いながら演じていました(笑)。でもそうやって私たちの緊張を和らげ、気を遣って支えてくれたのは小日向さんなので、本当に感謝しています。

編集部 東出さんとは初共演ですよね。撮影前と関係性は変化しましたか?

長澤さん 変化しましたね。最初、東出くんが「自分は人見知りだから、いつも現場で仲良くなりきれないで終わるのがすごく残念」って言ってたんですが、ゲストの方に自分から話しかけていたので、ただ苦手意識があるだけなのかなと思っていて。

撮影が進んでいくとやっぱりそうだったみたいで、すぐに仲良くなれました(笑)。東出くんは割と表情にその時の感情がでるんですが、そこがすごく面白くて。私や小日向さんも顔に出るタイプで、3人とも性格が似ていてマイペースなので、3人での撮影は逆に気を遣わなくて、ものすごく楽でしたね(笑)。

編集部 今回、11年ぶりの月9ドラマ主演ですが、主演のプレッシャーみたいなものはありましたか?

長澤さん 若い頃に主演作をしていた時は、頑張らなきゃって力が入り過ぎていましたが、現場を作るのは私だけではないし、人に頼ったり、任せるのも大切なことだと気付けたので、今は自分が率先して何かをしなきゃということはないです。現場では、むしろ役に集中して、やるべきことをコツコツとやっていくという作業が一番大切なことかなと思っていて。どんな環境でもちゃんと自分のベストを尽くせるよう、準備を怠らないようにしています。

■スケジュールは詰め込み過ぎずのんびり過ごしたい

編集部 忙しい日々の中で、長澤さんにとって自分の好きな時間とは?

長澤さん 好きな映画を見たり、友達に会うことですかね。でも最近、忙しいのはありがたいんですが、全然、友達に会えてなくて。だから、今は会わないといけない友達がたまってます(笑)。

編集部 普段、ご友人とはどんなことをして過ごすことが多いですか?

長澤さん 赤ちゃんがいる友達とはお茶したり、フットワークが軽い友達とは旅行したり。ちなみに今、旅行の計画も立ててるんです!

編集部 そうなんですね! どんな旅行を計画中なんですか?

長澤さん 生きたい国や見たい景色がたくさんあって。でもスケジュールは詰め込み過ぎず、海があるところでのんびり過ごしたいなって思ってます。

編集部 分かります! 大人になってからの旅行って、どちらかというとゆっくりとしたスケジュールになりますよね(笑)。

長澤さん そうですね(笑)。ちなみに私、最近、温泉に行くときは2泊からにしていて(笑)。1泊だと行って帰ってで疲れちゃう。温泉って実は2泊あるほうがゆっくりできるんですよ。そんな時間が自分の癒しにつながっていますね。

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撮影/黒石あみ 取材・文/高山美穂

(C)フジテレビ

 

■月9『コンフィデンスマンJP』フジテレビ系にて毎週月曜21時~
脚本/古沢良太
出演/長澤まさみ 東出昌大 小日向文世
第3話ゲスト/石黒賢

■第3話『美術商編』あらすじ
ボクちゃん(東出昌大)は、カフェでアルバイトをしていた画家志望の美大生・須藤ユキ(馬場ふみか)と知り合うが、ユキが高名な美術評論家・城ケ崎善三(石黒賢)にもてあそばれ、自殺未遂にまで追い詰められていた。そのことを知ったボクちゃんは、城ケ崎から金を奪おうと決意する。

城ケ崎は貧しい家庭に生まれ、画家だった父は、才能に恵まれなかったものの気位だけは高かったため、母と共に苦労してきたという。美術評論家になったのも父のような画家に引導を渡すため。独学で古今東西のあらゆる芸術作品を学んだ城ケ崎は、バブル崩壊後に行方不明になっていたいくつかの名画を発掘して名をはせ、今では美術品を鑑定する冠番組まで持っていたが、その本性は、女癖が悪い上に、持ち込まれた美術品の真贋を偽って安く買い上げ、裏社会の顧客に脱税資産やマネーロンダリングの手段として密かに売却して大儲けしている、欲と金にまみれた男で…。

【プロフィール】長澤まさみ(ながさわまさみ)
1987年6月3日生まれ。静岡県出身。2000年に第5回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞し、芸能活動を開始。ドラマ、映画、舞台と多岐に渡る作品に出演し、日本アカデミー賞ほか数々の賞を受賞。『50回目のファーストキス』(6月1日公開)や『マスカレード・ホテル』(2019年公開)の公開が控える。11月より、劇団☆新感線の舞台『メタルマクベス disc3』にも出演。