DANCE EARTH PARTY新曲『Anuenue』インタビュー
3月14日(水)に発売された、EXILE ÜSA、EXILE TETSUYA、Dream Shizukaの3人によるユニット「DANCE EARTH PARTY」のニューシングル『Anuenue』。ハワイと虹がテーマになったこの楽曲、3人の想いやミュージックビデオの撮影の思い出をうかがってきました! 3人がこぞってハワイで買ったものもご紹介しているので要チェック! 最後にはポラプレゼントもあります♪
編集部:ハワイをテーマに楽曲を作ろうと思ったきっかけを教えてください。
EXILE ÜSA(以下、ÜSA):ぼくたちが開催しているフェス「DANCE EARTH FESTIVAL」が2年目を迎えた去年、あいにくの雨だったんです。雨でお客さんが楽しんでくれるか不安でしたが、始まってみるとみなさんがすごく楽しんでくださったんです。それでどんなときでも楽しむ心が大事だと改めて気づかされました。この気持ちを忘れちゃいけないなと思ったのがきっかけで、今回の作品を作ろうということになりました。 それと同時に、ハワイのことわざの「No Rain,No Rainbow」(雨が降らなければ虹は出ない)という言葉がすごく重なって、ハワイをテーマに楽曲を作ろうということになったんです。
編集部:この曲を歌ってみて、Dream Shizukaさんいかがでしたか?
Dream Shizuka(以下、Shizuka):まず、イントロのウクレレの音に心が掴まれました。ウクレレには色々な表情があるんですよね。優しくもあり、でもサビになると力強くなったり…人間っぽいというか、色々な表情をもっているんです。だから私もそのビートに合わせて歌わせていただきました。今回、歌詞をÜSAさんとSUNNY BOYさんが共作されていて、「No Rain,No Rainbow」というメッセージ自分自身の力にもなりました。日々いろんなことがあり、嫌なことやつらいことは長くは続かなくて、乗り越えた先には楽しいことが待っているんだ…っていうことを、この曲を歌うことで改めて思い出しました。そしてすごく救われましたね。つらいことがあってもその先の楽しい未来を想像して、もっともっと前に進んでいきたいと思えたんです。聴いてくださるみなさんにも同じように感じていただけたら嬉しいです。
■ミュージックビデオはハワイ島で撮影!
編集部:ミュージックビデオ撮影時の思い出を教えてください。
EXILE TETSUYA (以下、TETSUYA):今回のMVは、「何も持たずに旅に行った」というコンセプト。あわよくば虹を見つけられたらいいなという想いでした。向こうに行って出会ったフラの先生にフラダンスを習ったり、今回フューチャリングしてくれたウクレレ奏者のEDEN KAIくんとも初めてハワイで会い、初めて音を聴いて音を構築できたというのもあったし、『Anuenue』を作るにあたって、自分がDANCE EARTH PARTYに初めて触れたときの気持ちに改めてチューニングできたような気がします。ハワイ島という場所がそうさせてくれたのか、音楽がそうさせてくれたのか、出会った人がそうさせてくれたのか…すごく不思議な気持ちです。昨年、開催されたDANCE EARTH FESTIVALの雨から始まって、来年のフェスは晴れて欲しいよね、虹が見たいよねという願いとともに色々な人が集まったような気がします。今回のハワイ、元々はÜSAさん一人で行く予定だったんですが、3人で行けることになったり、今作の作曲をしていただいたSUNNYBOYさんがハワイ出身だったりと、いろんな偶然が重なって作り上げることができて、とてもいい機会になりました。
ÜSA:今まで世界中いろんな場所で踊ってきて、旅してきたんですが、「世界中でどこに住みたい」って聞かれたら「ハワイ島」と答えるくらい大好きな場所。今回この楽曲に出合って、3人で一緒に旅ができたのはとても意味がある気がしています。大自然、自然しかないハワイ島の圧倒的な大きさ、優しさ、強さを感じることで、自分自身の表現の幅が広がっていくし、自分たちが見た景色、感じた思いを歌や踊りにして伝えていきたいと思っているんです。そういった意味では、今でも心の中にその風景は残っていますし、フラでそれを体現しながら制作もできたり…一石何鳥?(笑)
TETSUYA:え~、何鳥だったんろう~。
ÜSA:結構いっぱいありますね(笑)。
TETSUYA:そんなリラックスしたMVなんですが、Shizukaちゃんがすごく頑張ったワンシーンがありました。それが、すごい寒い中キャミソール1枚で撮影した朝日のシーン。体感がマイナス15度以上の中で撮ったんです。
ÜSA:まさかハワイで雪が降って、こんなに寒いなんて思ってなかったよね(笑)。
Shizuka:寒いというか、痛いんです(笑)。でももちろん真夏の服しか持っていなくて…。でも山頂からの景色を見たら、寒さとか色々な問題はあったとしても、NOという選択肢はなくて「やらせてください」という気持ちでした。4,000m級の山頂で朝日とともに素敵なシーンを撮影できてとても幸せでした。少しでも『Anuenue』の作品が色々な人に届いて欲しいですね。この撮影時、おふたりは車で待機していていいシーンなのに、私の視界に入るところで見守ってくださっていたんです。
ÜSA:いい奴だね~(笑)。
Shizuka:それ、自分で言っちゃいけないやつです(笑)。
TETSUYA:ダウン着込んでたけどね(笑)。
ÜSA:防寒しまくりだったよね(笑)。
Shizuka:でも本当に、チームって素敵だなと思ったんです。自分一人だとできていなかったかもしれないことも頑張ろうと思えるのは、一生懸命いいものを作ろうしてくださる方々がいたからなので。その人たちの思いものせて… 。
TETSUYA:いい奴か!
Shizuka:笑。みなさんの想いと、願いも込めて一生懸命撮影しました。スタッフのみなさんがすごく素敵に撮ってくださったので、心からやってよかったです。自分にとっての宝物になるMVになりました。そして、色々なシーンがある中で、お二人が洞窟でずっと口を開けて水滴を待ってるシーンもあるのでそちらもお見逃しなく(笑)。
ÜSA:あそこが使われると思わなかったよ~(笑)
Shizuka:面白いシーンだったり、普段見れない姿だったり、いろんなシーンが詰まっているので、私たちのいろんな表情を楽しんで欲しいです。二人とも本当にずっと口を開けて待ってるんですよ!
ÜSA:あれは本当に難しかったねぇ。いろんなところから水が落ちてるのに、狙ったところだけ落ちてこない!(笑)
Shizuka:水滴待ちがありましたからね。
TETSUYA:そこに来ていた観光客の人たちが「こいつら何やってるんだ」って顔しながら通り過ぎて行きましたよ(笑)
■ミュージックビデオの見どころは
編集部:MV撮影で一番グッときた撮影場所は?
ÜSA:火山ですかね。マグマはやっぱり地球が生きてるということを実感する場所ですよね。すごいエネルギーが溢れている場所でした。
TETSUYA:Shizukaちゃんが頑張って撮影したのが朝日のシーンだったんですが、夜中に出発して山の中腹で星空ガイドの人が星について話してくれたんです。本当にハワイ島でみる星が尋常じゃないくらい素敵で、「将来、星空ガイドになろうかな」と思いました!
ÜSA:それ、ずっと言ってたよね(笑)。
Shizuka:本当にずっと言ってました(笑)。
TETSUYA:星空ガイドにはどうやったらなれるんですか?と聞いてみたら、資格はなくて勉強すればなれると。星座だったり、ハワイ島の星にまつわる色々な話をしてくださったんです。ハワイ島の真上にある星の話で、昔ハワイ島に…えっと…なんだっけ。誰が目指して来てたんだっけ?
ÜSA:カメハメハ大王?
TETSUTA:違うな…。あれ?誰だっけ?
ÜSA:まだガイドにはなれません(笑)。
TETSUYA:まだガイドにはなれないですけど(笑)、その真上にある星を目指していくとハワイ島にたどり着くということを昔の人は知っていたという話を聞いたんです。ホクレアっていう星なんですけど。それだけは覚えています(笑)。MVでは星を撮りきれなかったのですが、ブックレットで星の素晴らしさをお届けできると思うのでぜひご覧ください。あの星空があったから、朝日、太陽の存在がすごく沁みましたね。
Shizuka:私は朝日ですね。朝日を見た後、自然と涙が出たんです。すごくパワーをもらえて、浄化されたんでしょうね。すごくスッキリしました。自分でも泣くつもりがなかったのに、山を降りている車内で涙が出て止まらなくなって…。「やばい!」と思ってコートのフードをかぶってずっと隠していました。
ÜSA:なんだよ~。見たかったなぁ(笑)。
Shizuka:絶対嫌です(笑)! 自然とボロボロ涙が出てきてすごく不思議な体験でした。
TETSUYA:ハワイ島はきっと何かあるんです!人それぞれ感じる何かが。
■カップリングは「浪漫飛行」
編集部:カップリングの「浪漫飛行」についてもお話をお聞かせください。ちなみにみなさんがいくつくらいで聴いた曲ですか?
TETSUYA:僕は10歳です 。
Shizuka:私、2歳です。
ÜSA:僕は高校生くらいですかね。青春ソングです。ずっと好きな曲です。聴くと旅したくなるし、切なさもあって…。夢を持っている人への応援歌でもあり好きな曲です。
TETSUYA:僕、米米CLUBさんが大好きで、いろんな曲がある中で『浪漫飛行』を聴くと、ワクワクするし、でもワクワクする中に寂しさもあって。トランクひとつだけで旅立つという歌詞に勇気をもらえたり、10歳の自分ながらに感じたものが多かったんです。この頃、ちょうどカラオケが流行りだした頃で、この曲は絶対に入っていましたね。よく歌っていた曲でもありました。今回リアレンジして、フェスの光景が見える1曲になったと思います。
Shizuka:もちろん知ってましたし、ずっと愛されている名曲ですよね。すごく素敵な曲だと思っていました。カバーさせていただけることになって光栄です。DANCE EARTH PARTYとしていつかカバーしたいと言っていた曲でした。みんなでカラオケに行くと自然とこの曲が入っていてマイクが回ってくるんですよね。
ÜSA:そして、周りがキーコントロールをする(笑)
Shizuka:そうやってキーが定まっていきました(笑)。それが2年間くらい続いて、そのときを経てリリースに至りました。名曲をカバーさせていただけることは、世代と世代をつなぐ役割ができるのかなと思っています。この曲をもしかしたら知らない世代もいるかもしれないので、「こんな素敵な楽曲があるんだよ」ということをDANCE EARTH PARTYを通して知っていただき、オリジナルも聴いてもらえたら幸せなことです。自分たちもオリジナル曲のファンでもあるので、その魅力を消さず、そこにDANCE EARTH PARTYの色をプラスするにはサウンドの面でも、自分自身の歌い方の面でもどうしたらいいんだろうと考えました。オリジナルを愛している方にも聴いていただけたらうれしいですし、初めて聴く方にも新鮮な気持ちで聴いていただけたらうれしいです。
編集部:ハワイで買ったものがあればぜひ教えてください!
Shizuka:ハチミツを買いました。
ÜSA:ハチミツ買ったね~。
Shizuka:白いハチミツがあって、それを毎朝食べるといいよと教えていただいたんです。
TETSUYA:サメのマークのね!
Shizuka:そう、それです!すごくおいしいんです。喉にもいいし、風邪もひきにくくなったり免疫力が上がったり。ハチミツは普段からお湯に溶いたりアメを舐めたりとかしていたので、これは絶対に買って帰らないと!と思って買いました。
編集部:TETSUYAさん、ハチミツ以外で何かありますか?
TETSUYA:ですよね、ハチミツ以外ですよね(笑)。となるとやっぱりコーヒー豆を一番買いました。すごい量を頼みました(笑)。ハワイ島はコーヒー農園がたくさんあるので。本当は農園にも行きたかったんですが、その時間はなかったんです…。でも絶対に現地の豆が欲しくて、より新鮮な豆が欲しい!とリクエストして教えてもらいました。ハワイ島の豆を使ったコーヒーを飲むと元気になる気がして。でももう全部飲み切っちゃいました。
編集部:たくさん買ったのにもう飲み切ったんですか?
TETSUYA:いいものは早いうちに!です。おいしかったです。
ÜSA:ハワイの人が「金になる木」と呼んでいる木があって、それがマカダミアナッツの木だったんです。マカダミアナッツって剥かれているものしか見たことなかったんですが、とんでもなく殻が固いんですよ!
Shizuka:あ!それ私、割りました!工場に連れてっていただいてやりましたが、とても固いですよね。
ÜSA:そう!なかなか割れないの。手じゃ絶対に割れない! だから、それを割るようの機械と殻付きのマカデミアナッツを買いました。グルグル回して割るんです。
TETSUYA:それ、殻付きのナッツがなかったら、意味ないやつじゃないですか(笑)。
ÜSA:そう、意味ないやつ(笑)。
編集部:殻付きだとやっぱりおいしいんですか?
ÜSA:フレッシュ!
TETSUYA・Shizuka:フレッシュって〜(笑)!
ÜSA:いや!割る苦労があってこその「金のなる木」なんで(笑)。最初に割った人はすごいですよね。ってこれなんの話でしたっけ?(笑)
3人の掛け合いが絶妙でUSAさんの買ったものの話で全員大爆笑。3人はとても仲が良く、終始とても穏やかな空気が流れていました。