上司や部下を簡単診断!4タイプ別・コミュニケーションを円滑にする方法

■上司や部下とのコミュニケーションを円滑にする方法


新社会人のみなさん、あとほんの少しで社会人の仲間入りですが、準備は出来ていますか?

一方で、長年働いている皆様の中には「最近の若者の考えていることがよくわからない……。新入社員にどう接すればいいんだろう」と感じる方も多いのではないでしょうか。

自分も若者だった時期はあったはずなのに、どう接すればいいのかわからない。年度初めは、新入社員の受け入れや部署・職場の異動など、新しい環境で新しい人と接する機会が増える時期ですからそう思うのも無理ありません。「時代のせいかぁ」とぼやいても根本的な解決にはならないし……。

今回は、そんな悩める、新社会人のみなさんや先輩社員のみなさんに、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提案する、新しい環境でのコミュニケーションを円滑にする「タイプ別コミュニケーション」をテーマに、そのノウハウをご紹介していきます!

これを見て新社会人のみなさんは上司や部下、取引先のお客様にどう対応するか、先輩社員のみなさんは新入社員とのコミュニケーションに取り方について考えてみましょう♪

 

■まずは自分や相手のタイプをチェック!


自分はどのタイプ?診断チェックシート

アナリティカル

□感情表現も主張も控えめ
□理路整然としている
□慎重で失敗を恐れる
□データや事実を重んじる
□時間に厳格
□自分のペースを守る

 

ドライビング

□感情を表に出さない
□目標達成意欲が強い
□仕事の結果重視
□無駄が嫌い
□指図されるのが嫌い
□統率力がある

 

エミアブル

□いつもニコニコ、温和
□周囲に気を配る
□結果より周囲との関係重視
□人と競争するのが嫌い
□聞き上手
□面倒見がいい

 

エクスプレッシブ

□人と話すのが大好き
□喜怒哀楽を表に出す
□オープンな性格
□前向きでエネルギッシュ
□明るくて楽観的
□人を巻き込むのが得意

 

この中で多かったものが、自分または相手のタイプです。

「なるほど、あの人はドライビングなのか。辛辣な人だと思っていたけれど、それは事実をストレートに伝えようとしていただけなんだな」「あの人は雑談ばかりしていると思っていたら、エミアブルかぁ。物事がなかなか前に進まなくて心配していたけれど、信頼関係を築くための方法だったんだな」と思うことがあるかもしれません。それぞれまとめるとこんな感じ。

 

タイプ別相関図と特徴

アナリティカル(論理的/計画的)

・ひかえめ
・形式や論理性を重視する
・粘り強い

ドライビング(現実的/成果主義)

・行動が早い
・冷たく見える
・競争心が旺盛

エミアブル(友好的/安定的)

・親しみやすい
・協調的な態度
・世話好き

エクスプレッシブ(社交的/直観的)

・気持ちや考えを率直に表す
・形式ばらない
・表情豊かで話し好き

 

自分と相手のタイプが分かったあとはのように接するとコミュニケーションが円滑になるのかを考えていきましょう!

 

■タイプ別接し方はコレだ!

 

★アナリティカル:事前予告をしましょう


「アナリティカル」タイプの方との対話のコツは「事前予告」。

意見を聞きたいときや相談したいときは「次の会議で意見を聞かせてほしいことを箇条書きにして、事前にメールしておくなどして、相手の思考時間をきちんと確保すると意見を引き出せるでしょう。急に聞きたくなったら、少しで良いので時間を置くこと。「後でアイデア聞かせてよ」と「今すぐの返事じゃなくてOK」ということを伝えたり、チャットやメールなど相手が考える時間を持てるコミュニケーションツールを使ったりするのがおすすめ。

 

ドライビング:判断をゆだねるのがベスト


自分がコントロールしたい「ドライビング」タイプの人は、提案やアドバイス、様々な情報提供も自分が認めた相手の言葉しか受け入れません。お客さまが「ドライビング」であれば、相手の意思を尊重すると共に、ビジネスを優先した接し方をするのがよいでしょう。

また、ドライビングは、「よく勉強している」「成長意欲がある」「凹んでも再チャレンジする」など、自分を成長させようとする相手に見どころを感じます。また、論理的思考を好む傾向も高いため、意見を求められた時には持論だけでなく、自分なりの「根拠」や「理論」を添えて伝えることが大切です。「なぜそう思うのか」と常に問われると予測して、しっかりデータや情報の準備をしておくことが望ましいでしょう。

 

★エミアブル:共感を重視した対応を


「エミアブル」タイプの方と良い関係をつくりたいなら、どんどん押すのは逆効果。仲良くなるコツは「共感」。聞くのは得意だけれども話すのが苦手なエミアブルにも「話しやすい」と思ってもらえる【聞き上手】を目指すのが得策です。

相手が意見を言いたがらないのにどうしたら……という方にオススメなのは、「一緒にいると安心する」「あなたの意見が聞けると助かる」といったメッセージを多く交えながら話すこと。控えめなエミアブルも「相手の役に立つのならば」と意見を口にしやすくなります。もちろん、相手の話を聞く時は、笑顔と相手のペースに合わせたうなづき・あいづちを忘れずに。話を聞いたら「聞かせてくれてありがとう」と感謝の気持ちも伝えましょう。

 

★エクスプレッシブ:ノリよく対応!


「エクスプレッシブ」への対応のコツは「一緒になって盛り上がること」。相手のノリとテンポに合わせ、テンション高く盛り上がれると仲良くなれます。

エクスプレッシブは、相手の肩書きや資格などの「スペック」よりも、自分との相性重視な社交型。そういうノリが苦手な方におすすめなのは、相手の話を聞く時にいつもよりも少しだけオーバーに反応すること。相手が笑ったらこちらも微笑む「笑いのミラーリング」も効果的です。基本自分がしゃべりたくて聞くのが苦手なエクスプレッシブには【聞き上手なインタビュアー的存在】で対応しましょう。

 

今まで苦手だったと感じる人も、こうやってまとめて見るとただ自分の属性と合わなかっただけだと分かります。4月から「なんだか合わないな……」と感じる人に出会っても、そこから学べることだってきっとあるはず。毛嫌いをせずに新年度も頑張っていきましょうね! (こぐれみき)

情報提供元/株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

 

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