半数以上が間違えていた!ひな人形って、子どもが触ってもOK?NG?

■半数以上が間違えていた!ひな人形って、子どもが触ってもOK?NG?


3月3日はひな祭り。

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小さいころは綺麗なお人形さんを並べたり、「うれしいひなまつり」を歌ったりと楽しんでいましたが、20代前半となった今となってはもう家庭行事のひとつとしか思えなくなってしまいました……。みなさんはひな祭りや五月人形などの節句行事について正しい知識を持っていますか?

ということで今回は、一般社団法人日本人形協会が20~40代の母親500人に調査した「節句行事に関する意識調査」に結果をご紹介します!

 

■ひな飾りや五月飾りの準備をお子様は手伝いましたか?


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お手伝いはしていない 52.4%
あまりお手伝いはしていない 10.1%
少しだけお手伝いしてくれた 22.4%
お手伝いしてくれた 15.1%

 

まず、お母さん500人にお子さんはひな人形や五月飾りの手伝いをしたかどうか聞いたところ、半数以上が「お手伝いはしていない」という結果になりました。

確かに私自身も桃の花やひな人形の冠などを置いたり飾ったりしたくらいで、ちゃんとしたお手伝いをした記憶がありません。五月飾りに関しても弟がいますが手伝っているところを見たことがない……。

どうしてお手伝いをしていないのでしょうか? それにはこんな心理があるからなのかも。

 

■節句人形をお子さんが触ってもいいと思いますか?


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高価だが、触ってもいいと思う 12.0%
高価だが、おそらく触ってもいいと思う 36.6%
高価だから触らない方がおそらくよい 39.4%
高価だから触らない方がよい 12.0%

 

次に節句人形をお子さんが触ってもいいと思うか聞いたところ、「高価だから触らない方がおそらくよい」、「高価だから触らない方がよい」あわせて51.4%の方が触らない方がいいと思っていることが判明しました。

しかしこれはなんと間違いなんです! ひな祭りは、最も過去のルーツまでさかのぼると、その理由が分かるのだとか。五月飾りと合わせて由来をご紹介します。

 

■ひな人形の由来とは


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江戸時代、女の子たちは、ひな祭りには友だちを招き雛道具でままごと遊びをしたと言われます。これらは成長して嫁ぐ日のための家事の稽古と意味づけられていました。その中で華やかな雛道具に触れる前に手を清める習慣をつける稽古として、ひな人形は「手を清めてから触るもの」とされていたといわれています。現代のひな人形を飾り、健やかな成長を願う行事とは異なり、女の子が家事・生活習慣を学ぶ行事としての意味もあったようです。

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もっと遡るとそのルーツは河川などにわが身の厄を流す中国の風習と、人形(ひとがた)をわが身に代えて祓いとする日本古来の風習が融け合って、ひな祭りが生まれたとされています。ゆえに、ひな人形はひとがたの意味も持ち合わせており、直接触れることで自身の厄の身代わりとなるとされています。

だからお子さんは触った方がいいというわけですね!

 

■五月飾りの由来について


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ちなみに、少々先ですが5日5日の「端午の節句」で鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習です。武家社会では、武将にとって自分の身を護る大切な道具であり、シンボルとしての精神的な意味もある宝物である鎧兜を、ときには身の安全を願って神社に奉納したと言われているのだとか。そのしきたりが由来となり、端午の節句のときには鎧兜を飾るようになりました。
現在では鎧兜の“身体を守る”ものという意味が重視され、交通事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾るものになっています。

どれもただ飾ったら終わりというわけではなく、ひとつひとつに意味があって日本の文化のきめ細やかさを感じられます。次にお子さんにひな人形について聞いてみました。

 

■子どもたちに聞いた、ひな祭りで印象に残っていることは何ですか?


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ひな人形 82.8%
お菓子 46.6%
食事 43.9%
衣装や着物 14.5%
その他 5.4%

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今回のひな祭りで印象に残ったことを聞くと、1位は「ひな人形」82.8%となり、2位・3位に「お菓子」、「食事」と続く結果になりました。意外にも食べ物に対する印象が多く残っているようですね。

確かに豪華で彩り豊かなちらし寿司やひなあられ、菱餅などをみると食卓がパッと明るくなりますよね! 最後にこんなことを聞いてみました。

 

■次もまたやりたいですか?


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やりたい 71.9%
またやりたい 24.4%
あまりやりたくない 2.3%
やりたくない 1.4%

 

嬉しいことに93.6%の女の子が「またやりたい」と回答しました。昨今は生活様式の変化によって、なかなか節句の飾りもままならないということも聞かれますが、こうやってどんどん次の世代へと受け継いでいき、いつまでも続いてくれることを願っています。よーし、家に帰ったらひな人形のお手伝いをしよう♪ (こぐれみき)

 

★お雛様の正体が意外すぎる!ひな祭りの歴史と豆知識5つ

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