男性に「結婚したい」と思わせる女性になるには？本当のいい女になる方法

◆男性はココ、気にしてます！「結婚したい」と思わせる美人の特徴

「美人」や「モテる女性」って、どのような女性を指すと思いますか？

単に顔がきれいであれば美人であるとか、モテるとか、そんなことはありません。
さらに、結婚を前提に考えて男性を探したい、など「婚活」を視野に入れているのであればなおのことそう。顔のつくりがどうかよりも、ある程度の「育ちが良さそうかどうか」という観点での美しさが重要になってきます。

今日は、大人の女性の内面・外見のブラッシュアップをお手伝いするマナースクール「グレース」の主宰をつとめ、あらゆるマナーを知り尽くしたプロ中のプロ、笹西真理さんに「育ちの良い美人になる方法」について、お話をうかがいました。

◆「育ちの良い美人」に見える外見の特徴

・先端に気を配っている

よく言われることではありますが、先端をきれいに整えることで、ぐっと育ちの良い印象になります。スクールでも「先端に気を遣いなさい」ということをしっかりと指導しています。
具体的に言えば、髪、爪、足元です。お化粧をすごくしっかりして顔をキレイに見せていても、髪がボサボサだったり靴が欠けていると、一気にアンバランスな印象になります。
普通の恋愛であれば顔が好みで楽しければいいかもしれませんが、そこで「結婚」を考えるとなると、「生活がきちんとしているか」という要素が重要になってきます。結婚したい、ということが視野にあるのであればなおのこと気を付けましょう。

・メイクはある程度色を使う

女性が思う「おしゃれ」と、男性が思う「かわいい」は多少のズレがあります。もちろんいわゆる男性ウケを一切気にしない方であれば構いませんが、もし男性から好まれたいと思うのであれば、奇抜すぎるメイクや薄すぎるナチュラルメイクは避けたほうがいいでしょう。チークや口紅で血色感を出したほうが健康的に見えて好まれます。

・きちんと脚を閉じて座る

電車でもどこでも、膝を開いて無防備に座っている方がかなり多いのですが、これは一気にだらしない印象になるのでやめましょう。「私はちゃんと閉じているはず」と思っている方でも無意識に開いてしまっていることがあります。たいてい太ももの内側の筋肉がない方の膝が閉じられなくて開いてしまうので、美脚もめざせて一石二鳥！　脚を鍛えましょう。

◆顔が美人でもコレはダメ。一気にだらしなく見える要素

・靴

これは絶対に気を配ったほうがいいポイントです。ヒールのはがれや先端の汚れなど、毎日履いていると自分では気づきにくくなってしまいますが、目につきやすいポイントなので、一度見直してみましょう。
また、ピンヒールを履いている方でまれにお見受けするのが、ヒール部分のゴムがすり減って金属が露出しているような音といいますか、ヒールをカンカン言わせながら歩いている方。これはあまり好ましくありません。定期的にお直しをすると歩き方も美しく見えます。

・化粧ポーチやバッグ

あまり中身を人に見せることはないかもしれませんが、ふと見えた化粧ポーチの中身がぐちゃぐちゃだと「キレイになるためのものなのに汚いってどうなの？」と思ってしまう人もいるようです。
また、バッグの中身もそうです。元々閉めるタイプではないなら別ですが、閉められるタイプのカバンの口を開けたまま置いておくのはだらしなさに繋がるので気をつけましょう。

・ハンカチ

アイロンをかけていないハンカチを持っている方はそうはいないと思いますが、最近はタオルハンカチが流行っているようです。シワが気にならないタオルハンカチを使うこと自体はまったく構いませんが、もし可能であれば、普段使いのタオルハンカチとアイロンをかけた布ハンカチの両方を持っておくといいですね。
布ハンカチは「自分で使う用」としてだけでなく、「ハンカチを持っていない方にさっと差し出して貸す用」としても便利です。毎日やろうと思うと大変ですが、本当に気を配っている方はハンカチを2枚持っています。
食事に行って膝の上にさっと広げるときも布ハンカチのほうが綺麗。きちんとアイロンをかけた布ハンカチを持っていることで、ぐっと生活を丁寧にしている印象がつきます。

◆「何を話すか」もですが、「何を話さないか」も重要。

・「好きなタイプ」は聞かない

よくNGと言われる「政治・宗教」に加え、婚活の場や恋愛対象になりかねない相手なら「お金・家族・結婚観」もやめたほうがよさそうです。ついその3つは聞きたくなってしまいますが、相手に話をふられた場合以外は避けましょう。

また、プラスで出来ればやめたいのは「好きな女の子のタイプ」と「これまでの恋愛の話」。特に「タイプ」は、ついつい聞いてしまいがちですね。ただ、自分が違ったときにうまく切り返しづらいので、聞く必要はありません（笑）。

人間は、「自分の言葉」にいちばん説得されるものです。たとえば洋服を買いに行ったとき、店員さんに「このお洋服かわいいですよ、今これがおしゃれなんですよ」と、店員さんの言葉で薦められるよりも、鏡の前でお洋服をあててみたり、試着して、「どうですか」と聞かれて「かわいい！」と自分で言ったほうがその気になりませんか？

それと同じで、好きな女の子のタイプを相手に言わせるのは、「あ、自分はこういう人が好きなんだな」と相手の中で言い聞かせること。だからもし目の前のあなたがそのタイプと違った場合、「あ、違うな」と、無意識のうちにすりこまれてしまいます。

・過去の恋愛話は話さない

過去の恋愛については、「聞かない」ことも大事ですが、「話さない」ことも大事です。
特に、お話が苦手な方ほど「相手の話を聞こう」と思うばかりに、まずは自分の話から始めようと、聞かれてもいないうちから自分の過去の話もしてしまう傾向にあります。
さらに良くないのは、今話している相手のことを立てよう、持ち上げようとして、昔の彼氏のことを悪く言うこと。「昔の彼氏はこんな人だったけど、●●さんは素敵」なんて比較は、絶対にNG。
実際、これから恋人になるかもしれない関係性の人の過去の恋愛って、ちょっとは興味があるけれど、深く知りたいとは思わないのが本音ではないでしょうか。
もし聞かれたら「性格の不一致で」とか「ちょっと仕事が忙しくて……」くらいに、あたりさわりなくさらっと答えましょう。「金遣いが荒くて」とか「向こうの趣味が多すぎて」など、具体的な話はしないほうがいいです（笑）。

◆ただし、重要なのは「全部できない」ときも、できた部分を認めてあげること

私自身、マナー講師を仕事にしていますが、もちろん私自身も私が教えているようなマナーすべてをできないこともあります。

指導していると、どうしても忙しかったり、時間がなくて手が回らないときに、「これができないからもう全部だめだー！」と、「0か100か」で捉えてしまう方がかなり多いんです。でも、もし100のうち50ができているなら、0よりも全然できている。もし100のうち10しかできないとしても、0よりは10のほうがよっぽど進んでいる。だから「あれもこれもできない」と落ち込むのではなく「でもこれはできている」と自分のことを認めてあげてください。たとえば先ほどのハンカチの話も、綺麗にアイロンをかけた布ハンカチを毎日持ち歩くのは難しくても、きちんと洗濯したハオルハンカチをたたんで持ち歩いているなら、バッグの中でぐじゃっとなってしまっているよりも、ずっとできています。

意外と女性って「いい加減」が難しいんですね。職場でも女性の上司は「すごく細かいか、かなりルーズか」のどちらかなことが多いと聞きます。けれど、人生はなかなか思い通りになることばかりではないので、最終的には臨機応変さ、柔軟性が重要になります。

結局、自分のことを認めてあげられない人は、周りの人にも上手に優しくしてあげられないもの。究極のところ、マナーは「価値観の違う」人と人が心地良く生きるためにあるものですから、「あれもこれも守っていないなんて！」と、人や自分に厳しくなりすぎてしまっては本末転倒になってしまいます。

自分に優しく、そして人にも優しく。そうやって生きていければいちばん良いですね。

できる限り細かい部分に気を配りながらも、できなかったからといってイライラしたり、自分を責めたりしない。その心の余裕も、美心に見える秘訣なのかもしれません。

次回は、恋愛のみならず、どんな人と対面するときでも重要になってくる「話し方」について笹西さんにうかがいます。
「嫌われる人がやってしまいがちな口癖」や「好かれる人の話し方の特徴」など、知ってすぐに役に立つこと盛りだくさん。次回をお楽しみに！

★次回はコチラ→　好かれる話し方・嫌われる話し方、違いはコレ！プロに聞いた「会話」を楽しむ9のコツ

【笹西先生によるマナー講座　他の記事はコチラ】

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