ワンランク上のカジュアルスタイルを作るには、カジュアルを仕事から解放された休日限定の遊び着ととらえ、とことん楽しむのがポイントです。とはいえ、清潔感がなくだらしない印象になってしまっては、大人のカジュアル失格。自分にとっても、一緒に過ごす相手にとっても、心地よい“上質感”と“遊びの要素”があるのが贅沢なカジュアルです。女性誌『Precious』の人気スタイリスト、大西真理子さん直伝の「大人のリッチカジュアル」コーディネートを叶えるための5つのアイテムをご紹介します。
【1】チェックのシャツをアクセサリー感覚で。
カントリーテイストのチェックシャツが、今シーズンは20代30代でもちょっとしたトレンド。コーディネートに少しチェックが入るとカジュアル感が強まりますが、40代の大人なら、きちんと着るよりもラフに腰に巻いてアクセサリー感覚で使うのがおすすめ。差し色効果も期待できます。
【2】難易度高の重ね着をこなれさせるには、霜降りグレーのタンクが不可欠。
難易度が高い重ね着。でも、トップスの裾からタンクトップをほんの少しだけのぞかせるだけで、ボトムとのつながりがこなれて見え、全体のバランスがぐんとよくなります。色は霜降りグレーがほかの色となじみやすく、ニュアンスもあるのでおすすめ。
【3】足元の抜け感はコンバースで作る。
例えば、カジュアルなワイドパンツをはいたとき、ローファーではかっちりまじめにまとまりすぎて、バレエシューズではバランスが悪い……。そう悩んだときに、大西さんが意外としっくりきたのが白のコンバースのスニーカー。昔から変わらないベーシックさが新鮮。中でもレザー素材のものは、程よいリッチ感と抜け感を同時に与えてくれる活躍アイテムです。
【4】今年のストールはゆる巻きが気分。
着こなしにこなれ感を出すには、ストールはなくてはならない存在です。今までなら無造作に首にグルグル巻きつけていましたが、今年ならオフタートルをイメージした、首との間に少し隙間を作るゆるい巻き方が気分です。また、垂らした端を左右同じ長さに揃えずに、ひとつだけを長く流すと優雅な雰囲気ができあがります。
【5】困ったらサングラスで七難隠す。
コーディネートがどこかしっくりこないとき、引き締め役・盛り上げ役として大いに活躍するのがサングラス。迫力あるマダム風のボリュームサングラスはカジュアルスタイルにはあえて避け、テンプルがすっきり華奢で、グラスの形も気持ち小さめのものを選ぶのが吉。
どこでも揃えやすいアイテムをプラスして楽しむ大人のカジュアルアイテム、いかがでしょうか? こなれ感ある洗練されたカジュアルを着こなして、真冬の休日を楽しんでいきましょう。(後藤香織)
★コチラもcheck!→ 人気スタイリスト大西真理子が選ぶ!大人カジュアルの名品5つ
【あわせて読みたい】
※シンプルなワンピースを小物使いで華やかに洗練させる4パターン