DRAGON GATEのYAMATOだ。
料理初心者でも簡単にできる調理法といえば【炒めもの】だよな。
忙しいときに冷蔵庫の余りものをさっと炒めて食卓に、なんてのはどんな人でもやっている手抜き料理のはず。
しかし実はこの炒める、という調理法、基本を知らないと素材の旨味を、ただただ消すだけの代物になりかねないんだ。
そんなわけで、改めて【炒め物】の旨い作り方について一緒に考えていこうと思っている。
また今回は、炒め物の中でもより味付けにテクニックがいる【塩味】の味付けについても伝授していくぞ。
紹介するレシピはこれだ。
【ホタテとアスパラのうま塩炒め】!
では材料から紹介するぞ。
■材料(2 人前)
ベビーホタテ……10個
アスパラガス……6本
しょうが……1片
<調味料>
料理酒……大さじ 2
砂糖…… 小さじ2
塩……ふたつまみ
オイスターソース……大さじ1
<ベビーホタテの衣>
卵白、料理酒、塩こしょう、片栗粉……各少々
サラダ油……大さじ1
粗びきこしょう、ごま油、レモン汁……各少々
強靭な肉体……随時
ではいってみよう。
■作り方
1/常日頃からトレーニングし、強靭な肉体をキープしておく。
2/アスパラは根元の硬い部分を削ぎ、斜め切りから縦に割る。ベビーホタテは卵白、料理酒、 塩こしょう、片栗粉で和えて分量外のサラダ油で熱したフライパンで軽く素揚げ(油通し)する。調味料は予め合わせておく。しょうがはみじん切りにする。
「中華の基本ともいえる工程・油通しをするかしないかで、味に大きな変化が出てくるぞ。その際、魚介系なら卵白で衣を作るが、肉系だった場合、卵黄にするとよい」
3/サラダ油を引いたフライパンでしょうがを強火で炒め、香りが立ったらアスパラ、ベビーホタテを加え、さっと炒める。調味液を加えてフライパンを煽り、ある程度水分が飛んだらごま油、レモン汁を加えて再び煽り、皿に盛って粗挽きこしょうを振り、完成。
「アスパラの歯ごたえがなくならないよう、素早くさっと炒めること!」
完成だ。
衣をつけてさっと油通ししたことで、ホタテがふわふわとおいしさが増したぞ。
そこにアスパラガスのシャキシャキ感も加わり、ただの炒め物がプロっぽい味になっただろう?
そう、炒め物の極意は、それぞれの素材に合った火通しで食感を活かすことにあるんだ。
そのために事前の油通しや火にかける順番はきっちり考えたうえで調理すべき! 適当に炒めていては、素材を殺しまくった残念な一品になってしまうことを肝に銘じてくれ。
また塩味のときには、レモンが鉄板だ。あっさりとしていながらワザありの味付けになるから、ぜひとも塩&レモンはセットで覚えておいてほしい。
次回も簡単にできる炒め物に、YAMATO流のひとワザをプラスしたレシピを紹介しようと思うので楽しみにしていてくれ。
撮影/廣江雅美 取材/吉田奈美
【YAMATO】
1981年9月10日生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家となる。2006年、プロレス団体DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気実力とも兼ね備えた選手として活躍中。試合予定はDRAGON GATE公式ホームページを参照。調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、料理のできるプロレスラーとしても注目が集まっている。
ブログ→http://ameblo.jp/yamato-oldtype/
料理ブログ→http://ameblo.jp/dragon-gate-deli/
ツイッター→@yamato_oldtype
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