仕事帰りに電車に乗るとなんか臭う……あれ、もしかして私、汗臭い!?なんてことありますよね。このほかにもデスクワークでの作業が多い方はワキのニオイが気になるなんてこともあると思います。
近年、ニオイにより周囲を不快にさせる「スメルハラスメント」が話題になるなど、社会的にニオイへの関心が高まっています。特に、職場でニオイのトラブルが発生してしまうと、仕事における人間関係などにまで影響がおよびかねません。特にこれからの季節暑くなってくると、今まで以上に汗のニオイが気になるという方も多いのではないでしょうか。
ということで今回、デオドラントブランド「エージーデオ24」(資生堂)が20~40代の有職者男女500名に、「仕事中の汗のニオイ」について調査したのでご紹介します。
■職場で汗のニオイが気になった人、実は8割以上。
「仕事中、自分の汗のニオイが不安になった経験はありますか?」と聞いたところ、なんと91%が「ある」と回答し、また、「春から夏にかけては、仕事中に汗のニオイが気になりやすいと思う」と答えた人も83%にのぼりました。ただ一方で実際にどんな汗のニオイかを聞いてみると職業別で違うことが分かりました。それぞれ5タイプに分かれているので、実際の声や対策をみて、ぜひ参考にしてみてください!
【「汗のニオイ」の原因は5つ!職業別「汗タイプ」と対策】
■屋外臭タイプ :外回りや外での作業など、屋外にいることが多い(直射日光を浴びやすい)
・保育士「立ちっぱなしでプールに数時間いるときなど、汗が気になる」(46歳・女性)
・塗装工「屋外作業がほとんどなので汗をかく」(35歳・男性)
・農家「農作業中は汗をかきやすい」(41歳・女性)
「屋外臭」に当てはまりやすいのは、強い日差しの中で外回りをする営業マン、1日中公園で子どもたちの面倒を見る保育士さんなど、外にいる時間が長い方。日差しが強い夏は、仕事をはじめてすぐに汗をかいてしまいますよね。このタイプは、汗をかく量が多いので、こまめにふきとることが重要。タオルとあわせて汗ふきシートを持っておくと、爽快感も得られておすすめ。さらに、替えのインナーも持ち歩けるとベストです。
■環境臭タイプ :仕事環境の温度・湿度が高い(室内が暑い)
・教師「夏、冷房がない教室での授業は、すごく汗をかく」(29歳・女性)
・調理師「火を使う仕事なので常に暑い。食洗機の熱気でも汗をかく」(34歳・女性)
・介護士「利用者にあわせて室内温度を設定しているため、職員との体感温度差が大きい」(38歳・女性)
「環境臭」は、仕事環境の温度・湿度が高いことが、汗のニオイにつながってしまうタイプ。授業をする教室にエアコンがついていない教師、1日中火を使う厨房にいる調理師などの方が当てはまります。対策のポイントは、汗がニオイを発する前にケアをすること。汗そのものは無臭ですが、皮膚にある常在菌が繁殖していくことで、ニオイの原因となるニオイ菌が発生します。スプレータイプのデオドラント製品を携帯して、休憩時間にさっとケアできるようにしておきましょう。
■活動臭タイプ :仕事中の活動量が多い(動き回ることが多い)
・看護師「施設の中を動き回っているので」(39歳・女性)
・販売「アパレルの販売をしており、作業が多くずっと体を動かしている」(35歳・女性)
・配達員「荷物の積み降ろしで、夏はすごく汗をかく」(34歳・男性)
「活動臭」タイプに当てはまりやすいのは、仕事中に動きまわることが多い職業の方。例としては、客席を動きまわる飲食店などのホールスタッフ、病院内での移動が多い看護師などです。活動量が多いと、動いているあいだにすぐ体が熱くなってしまいます。おすすめなのはクールタイプのスプレーなどを使うこと。氷冷感のあるアイテムを使うことによって、体温の上昇、ひいては汗の量を抑えられるので「環境臭」同様、常に携帯してさっとケアできるようにしておくことをおすすめします。
■ムレ臭タイプ :デスクワーク・受付・運転など、仕事中に同じ姿勢でいることが続く(ワキ・太ももなどがムレる)
・事務「座りっぱなしなので、イスと接触している部分がムレやすい」(42歳・女性)
・エンジニア「一日椅子に座って、同じ姿勢で作業しているから」(34歳・男性)
・デザイナー「デスクワークで、ほぼ動かないため、下半身が蒸れる」(47歳・女性)
「ムレ臭」タイプは、仕事中に同じ姿勢でいることが続く職業、例えば1日中ずっと座りっぱなしの受付やデスクワーカーや運転姿勢をくずすことができないタクシードライバーなどが当てはまります。たとえエアコンがきいている室内でも、ずっと同じ体勢で仕事をしていると、ワキ・太もも・足裏などがムレてしまいがちです。対策としては、まずムレやすい部分の通気性をよくすること。服装も、風通しのよい素材・デザインのものを選びましょう。また、ワキは密着性の高いロールオンタイプ、足はフットスプレーなど、ムレやすい部分にあわせてアイテムを使い分けるのもおすすめです。
■着衣臭タイプ :仕事における着衣の自由がきかない(ジャケットや制服などの着用が義務付けられている)
・営業「夏でもジャケットで、脱いだ後には汗のニオイが残っている」(29歳・男性)
・乗務員「常に長袖ジャケットを着ていなければならないから」(45歳・女性)
・サービス「ホテルのフロント業務のため、制服が決まっていて、しかも1着しかない」(34歳・女性)
「着衣臭」は、仕事における着衣の自由がきかないことが、汗やニオイにつながってしまうタイプ。制服が決まっていてクールビズを取り入れられない警備スタッフ、夏でもジャケットやストッキングの着用が必要な会社員などがこれに当てはまります。このように服装自体が決まっている場合は、デオドラント製品でのケアに加えて、下着で工夫をするのがおすすめ。汗が乾きやすく、防臭効果のある下着をつけるなどの工夫をして、ニオイを抑えましょう。
いかがでしたか? よくよく考えてみると今まで私はパッケージのかわいさや香りで選んでいました……。デオドラント製品はたくさん売られていますが何が一番大事かというと、自分自身がどのタイプなのかしっかり見極め、適切なアイテムを選び使うことです。みなさんもぜひ参考にして暑い夏を乗り越えていきましょうね! (こぐれみき)
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