「パイソン柄」って、どういう意味?【意外と知らないファッション用語】

「パイソン柄」って、何?

 

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耳にすることが多いパイソン柄。聞いたことがあるもののどんな柄かイマイチわからない方も多いのでは? 今回はそんなパイソン柄について、解説していきます!

 

パイソン柄とは

直訳の通り「ヘビ柄」のことです。

「レザー」の中に、「エキゾチックレザー」と呼ばれるカテゴリーがあります。ヘビ、ワニ、とかげ、鳥類ならオーストリッチ(ダチョウ)など、よりゴージャスですが、もしかしたら少し生々しさを感じるかもしれないような革のことを指します。靴やカバンなどの小物が一般的ですね。

 


“エシカル”に注目が高まるファッション業界

ちなみに、ここ最近、この「レザー」を取り巻く環境に変化がありました。「エシカル」と呼ばれる、「地球に優しいファッション」こそが旬である、という傾向がどんどん強まっています。

つまり、いわゆる本革って、人間が着飾るために動物の皮を使っているけれど、別にそこまでやらずしても、十分おしゃれは楽しめる、いや、楽しむべきだという人が増えているんです。フェイクレザーの型押しでいいんじゃないか、と。最近はむしろ、パイソンならフェイクレザーのほうが「エシカル」で今っぽくおしゃれだと言われています。

だから、今取り入れるならフェイクパイソンの小物。おすすめは靴です。最近は足元に「抜け」があったほうがいいので、ハイヒールよりも、ぺたんこのサンダルとか、そのくらいのほうが今っぽい。それをデニムやワイドパンツに合わせる……などがおすすめです。

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【まとめ】

いかがでしたか? 新しい言葉がどんどん出てくるファッション業界。Cancam.jpでは、意外と知らないファッション用語を解説していますよ♪

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【解説】渡部かおり

エディター, 編集プロダクション<FW>主宰 SPUR, GINZA, ELLEなど女性ファッション誌のファッションページを担当するほか、エッセイ執筆も。国内外ブランドのカタログ、広告のディレクション、コンサルタントも行う。プライベートでは、一児の母。