4月からの新年度、これからの女性の暮らし方と働き方について考えてみた

4月からの新年度も始まり、気持ちが新たに前向きになっている人も多いのではないでしょうか? 私も子どもが入学となり、新生活が始まるため気の引き締まった4月を過ごしています。

働く女性
(c)shutterstock.com

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が全国の20〜50代の就業女性1,200人に「働く女性の暮らしとお金」について調査。女性がこれから考える「暮らし」や「働き方」をリサーチ!

◆希望は?目標は?働く女性の暮らし方と働き方について調査!

まずは、暮らしや働き方、休み方について期待する(実践して欲しい)取り組みを見てみましょう。

1位 「有給休暇の取得促進」
2位 「賃上げ促進(最低賃金の引き上げなど)」
3位 「副業の解禁(柔軟な働き方を容認)」

有給休暇を申し出るのって言いづらいですよね。年度末になると有給がたまっていたり、退職する時になったら、1か月以上有給休暇を消化するために休むなんて話も聞いたことがあります。
2位の「賃上げ」は今の時代切実かもしれません。バブル期が終わりずっと低迷している賃金。そろそろ引き上げしてもらわないと、働いていても将来が不透明ですよね。
3位の「副業」は2位の問題があるからこそ、してもOKにしてもらいたい。昔はネットやこんなに物が溢れていなかった時代だから、一つの職業を真っ当するが当たり前だったかもしれません。でも今は、自分のプラーベートの時間で作った作品をネットで売ったり、趣味の個展を開いて副収入を得たりと本業に支障がなくできる方法がいくつもありますよね。

では、2017年(4月からの1年間)で行いたいことを調査。

1位 「美容、ダイエット」
2位 「健康維持、増進」
3位 「趣味の充実」
4位 「家計の見直し」
5位 「新しい収入源を作る、増やす」

1位や2位は近年のヘルシーブームを意識した結果に。ちょっと前にTVで、「いつでも流行り廃りはあるけど、ダイエットや健康維持はずっとブームでい続けている」と聞いた時に、ハッとしました! 挫折することも多い分、新年度や仕切りのいいタイミングで、再度心に誓いますもんね(笑)。
3位は趣味を優先できる20代で最も多かった回答。旅行やスポーツ、収集など仕事以外のプライベート時間を優先するイマドキの考え方かもしれません。
4位の「家計の見直し」もダイエットのように、やろうやろうと思いつつ明日から〜と流してしまう項目。特に子育て世代には、目標を持ってやらなくてはならないですよね・・・・・。
5位の「新しい収入源」は先ほどの3位にもあったように、「副業」をしたいという気持ちの表れではないでしょうか? 本業がダメになる可能性がなくはない今、「副業」が精神的に安定をするかもしれないし、本業でも生かせるかもしれませんよね。

負担に思っていること、変わらず継続したい暮らしとはなんでしょう?

<負担を減らしたい費用>
1位 「食費(外食は除く)」
2位 「遊興費(外食、飲み会)」
3位 「通信費(携帯など)」

<変わらず確保したい費用>
1位 「遊興費(趣味、レジャー)」
2位 「食費」
3位 「美容、被服費」

注目したいのは「食費」。減らしたい一方、変わらす確保したいのは、食費って努力すれば減らせるんだけど、やればやるほど惨めな気持ちにもなりませんか? 例えば、安いもやしを頻繁に食べると、最初はいろんなレシピで頑張ろうと思うけど、段々料理方もなくなるし毎日のようにもやしを食べてる自分が寂しく感じてしまう……。
3位の「通信費」はどうにかなりそうですよね。節約家のママ友は、家族で定額の格安スマホに変えていてさすが!と感じました。もちろんそのママ友がLINEで送ってくるスタンプは無料のものだし、ネット検索は格安スマホなので家にPCはないそうです。

思っているだけでは節約できないので、実際していることも聞いてみました。
生活の余裕や貯金を増やすために行っていること、これから取り組みたいことは?

<実際行っていること>
1位 「変動費を節約する(食費を減らす、娯楽を我慢する)」
2位 「家計簿をつける」
3位 「副業で収入を増やす」

<これから取り組みたいこと>
1位 「変動費を節約する(食費を減らす、娯楽を我慢する)」
2位 「副業で収入を増やす」
3位 「家計簿をつける」

「変動費を節約する(食費を減らす、娯楽を我慢する)」はやりやすいけど、一旦気が緩むと出来ずにいたり、逆にもっとやってやろうと思えるところですよね。
「家計簿」も同じこと。今年こそはとやり始めても、断念してしまったり……。今はアプリでレシート撮るだけで、家計簿をつけれくれるものもあるし、頑張れそうじゃないですか?
「副業で収入を増やす」はやはり注目なんですよね。実は私も副業を始めました。今までは「Wワーク」だったのですが、4月からは「トリプルワーク」になります。正直さほど収入にはつながっていませんが、新しいことを始めるのは気持ちが前向きになって、毎日の生活にハリが出るのは確かかも。

最後に、もっともっと先のことを考えて。
ライフイベントに必要なお金のシミュレーションをしたことがあるかも調査。

<結婚資金>
「したことがある」26.5%
「したことがなく、不安に感じている」43.2%
「したことがないし、不安も感じていない」30.4%

友達から聞いたりして、「結婚式は何百万円」だということは聞いて知っていたりする人もいるかもしれません。でも実際、どんな結婚式にしたいか、新生活にかかる費用はどのくらいかなど詳細までは知りませんよね。約4割の人が不安に思うのも無理がありません。一番近い将来のことなので、一度計算してみるのもいいと思います。

<妊娠、出産資金>
「したことがある」21%
「したことがなく、不安に感じている」27.3%
「したことがないし、不安も感じていない」51.8%

これは地域などによって、「妊娠検査費用の控除」や「出産お祝い金」などの制度があります。私が出産した時は、ある地域ではお祝い金が20万円もらえるといったこともありました。出産はお金のためにするわけではありませんが、知っておくと得をすることもありますよ。

<子どもの教育資金>
「したことがある」24%
「したことがなく、不安に感じている」34.4%
「したことがないし、不安も感じていない」41.6%

子どもを出産するとすごく不安になってきます。ずっと公立校へ行かせるのか、私立校や国立校、はたまた留学をさせたいのか。生命保険に加入すると、その時にライフプランを立ててくれるので、子どもの教育資金の平均を教えてくれたりします。

<住宅購入資金>
「したことがある」24.6%
「したことがなく、不安に感じている」29.9%
「したことがないし、不安も感じていない」45.5%

「賃貸」か「購入」か永遠のテーマのような気がしますが、住宅検索アプリなどで気軽に住宅購入の試算をしてくれます。購入後の税金などの計算は出てきませんが、購入を考えるきっかけに使用するのには便利だと思います。

<老後の生活資金>
「したことがある」28.6%
「したことがなく、不安に感じている」57.9%
「したことがないし、不安も感じていない」13.5%

怖くて私もしたことがなく不安に感じています。年を取った自分が月にどれくらいのお金で生活していけるのか分かりませんよね。今と同じ生活を考えて計算すれば良いのか、もっと質素な暮らしができるのかも、自分のことなのに分からなすぎて、さらに不安を感じちゃう!

<親の介護資金>
「したことがある」17.9%
「したことがなく、不安に感じている」57.8%
「したことがないし、不安も感じていない」24.3%

「老後の生活資金」の次に不安に感じている項目です。昨年、私の両親が二人とも入院をしました。今でも通院はしていますが、今のところ親自身がお金を払っています。それだけ、親も自分の老後資金を貯めてきたということで、さらに自分の老後資金の不安に拍車をかけるのですが……。話はそれましたが、通院が長引けば親の貯金もなくなるわけで、そうなると子どもの私が負担をすることになりますよね。今があるのは親のおかげ。できるだけのことはしてあげたいからこそ、資金に不安を感じますよね。

いかがでしたか? ちょっと最後は不安でいっぱいになってしまいましたが、みんなが「副業」に関してすごく興味を持っていることが分かりましたよね。働き方がもっと柔軟になって、将来に不安を感じない毎日になるといいですね。(あおいあん)

情報提供元:日本FP協会

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