毎日楽しい気持ちで過ごせていけたらそれに越したことはないけれど、人間生きているとなかなかそうはいかないことも多いものです。
天気が毎日晴れではなく、くもりの日も雨の日もあるように、心だっていろんな天気があって当たり前。雨の日にそのまま雨の中に立っているのではなく、傘をさせば雨から身を守れるように、きちんと落ち込みから自分を守る方法は知っておきたいものです。
20~30代の働く女性たちに調査した、「落ち込んだ日にしていること、絶対にやらないようにしていること」をご紹介します。
◆働く女性が実践!「落ち込んだ日にすること、しないこと」
まずは「するべきこと」からご紹介します。
【するべきこと】
◆まずは眠る
落ち込んでいる日は、実はよく眠れていないことが多いもの。
そして「眠る気力さえない」と、なんとなく考えごとをしてしまったり、夜遅くまでダラダラスマホを見てしまったり……ということ、よくありますよね。
そんなときはとにかく目を閉じて、深呼吸をしましょう。いったん落ち込んでいることはすみっこに置いて、ただ呼吸に集中する。そうしているといつのまにか眠れているもの。
そうして起きたら、しっかりと太陽の光を浴びましょう。意外とこれだけでもすっきりしていることって多いものです。
◆好きなものを程よく食べる
おなかがすいていては元気が出ません。
落ち込んだときくらい好きなものを食べましょう。
かと言って、食べすぎてしまうと、「食べすぎた……」という新たな落ち込み要因が出現してしまうので、「ほどほどに」を心がけましょう。
そしてジャンクなものを食べたくなりがちですが、できれば自然なものを。ちょっと高い果物やお肉、お魚など、バランスよくいいものを体に入れると、心も整ってくる気がする……と答える人、多数です。
◆体をあたためる
冷えは万病のもと。体が冷えていると体調不良になりやすくなりますし、体調不良になるとますます落ち込んでしまいがち。体をあたためると、気分も安定してくるものです。あたたかいものを飲んだり、足湯をしてみたり、はたまたお風呂にのんびりつかってみたり……。「あたためる」ことで、気分が楽になること、意外とあるものです。
◆「そんな日もある」と思っておく
ずっと楽しく元気ならばそれでいいけれど、ずっと元気でいられる人なんて本当に少ないもの。みんな知らないところで落ち込んだりしているものです。
落ち込む日があって当たり前、つらくなることもあって当たり前。
がまんはせずにつらいときはつらいことを、落ち込んでいることを認めてみる。底まで落ち切ったらあとは上がるだけです。
【やらないほうがいいこと】
◆それについて、ずっと考える
考え続けて、何かいい結果になった……という人は、かなり少ないのではないでしょうか。答えが出ないことを延々と考え続けてもしかたありません。それでも「つい考えてしまう」というのもわかります。
が、落ち込むところまで一回落ち込んだら、意識的にそこから先は「考えない」選択をとってみましょう。
◆マイナスなものを見続ける
元気なときにはなんともない、マイナスなことやネガティブなことは、弱っているときにはかなり心に響いてしまうもの。明るいニュースを見るとよけい自分との対比で苦しくなってしまう……と、どんどんマイナスなことに引きずられていきがちですが、必要以上に落ち込みに拍車をかけてしまうので気を付けましょう。
人から見たら「そんなことで落ち込んでるの?」ということでも、自分にとって重大であれば、落ち込んでしまうのはしかたのないこと。「落ち込む自分なんてダメだ」と思ってしまってはさらに落ち込みは加速する一方です。そんなこともある、と、うまくつきあっていきましょう。(後藤香織)
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