渡部 ウソ! 僕そんなことしました?
戸谷 急に手を挙げて「分かんないです!」って(笑)。20人ぐらいがいっせいに先生に教わっているのに、それができちゃう純粋さが秀らしいというか。
渡部 全然覚えてないや。その節はどうもすみません……。
青柳 本当に純粋。他にも、真冬に半袖で練習しているメンバーに「その格好で来たんですか?」と秀が話しているのを聞いて、僕がふざけて、タンクトップにリュックを背負って「じゃあ、帰るわ」と言ったら、「塁斗くん、すごいっすね!」と本気で受け止めるんです(笑)。冗談も真に受けちゃうぐらい素直な子なんです。
戸谷 みんなと次元が違うみたいです。でも秀だから許せちゃう(笑)。
渡部 公人くんはいつも冷静な人。塁斗くんは、僕が言うのもあれですけど……天然なんですよ。
戸谷 何ふたりで天然を押しつけ合ってるの(笑)。それにね、塁斗は天然じゃなく、マイペースなの。それで、ニュートラルなときと一速入れるときがハッキリしている人。
渡部 そうなんです! 塁斗くんが「ハンサム」でバク宙をしているのを見たとき、体のバネがすごいって思いました。それにダンスも教えてくれるし、本当に優しい先輩です。
WI それでは「ハンサムな人のハンサムな話」を教えてほしいのですが、いかがでしょう?
渡部 僕は、ダンスが本当に苦手で、(平間)壮一くんにずっとお世話になっています。いまでこそだいぶ要領がわかってきましたが、昔はステップも踏めないような状態でした。ダンスになると壮一くんが率先してみんなに教えてくれるんですけど、僕にも一から教えてくれて、すごくハンサムな先輩だなって。
青柳 公人のハンサムな話は……あ、隆(神木隆之介さん)にしよ(笑)。
戸谷 なに、このフラれた感じ(笑)。
青柳 ハンサムって言っていいのかわからないけど、あの子は公演当日に、よく大きなポテチを持ってくるんです。それをバッと開けて、「みんなで食べて」と出してくれるんですけど、それに僕は毎回助けられています(笑)。
(一同笑い)
青柳 本人が好きだから持って来ていると思うのですが、パーティ感みたいのも好きなんでしょうね(笑)。「これ食べたい」って言ったら、「食べていいよ」と言ってくれるんです。僕は、自分の食べたい物を「みんなにどうぞ」としたくないタイプ。自分の物は自分で全部食べたいから(笑)。そういった意味で、自分の物を分けてくれる心の広い隆は格好いいなって(笑)。
戸谷 僕はうえたく(植原卓也さん)。思いきりガツガツ“引っ張っていくぜ”という感じではないけど、ちゃんと周りを見ていられる冷静なポジションにいるというか。僕と似て、少し引いて周りを見ているその感じが好きだなって。