WI 渡部さんは、おふたりとの初めての出会いは覚えていますか?
渡部秀さん(以下、渡部) 僕は、塁斗くんも公人くんも、初めて会ったタイミングが同じです。『THE GAME』というショートムービーを撮ったとき、それが僕の初演技だったのですが、“キュンファイ”という5人対5人のチーム戦をしたんです。白と赤に分かれて、僕は塁斗くんと同じ白、公人くんは赤でした。当時、公人くんはライダーをやっていたこともあって僕は「神」と崇めていて、「わぁ……公人くんだ……」という感じで見ていたんです。塁斗くんは戦う順番が僕の前だったので、隣り同士で座っていたのですが、何を話していいか分からなくて、「どんな生活をされているんですか?」と話したのが初めての会話です。それが6~7年前ぐらいでした。
青柳 ふたりとも自分から話しにいくタイプじゃないんです。それに僕のほうが先輩でますます話しにくい上に、秀は人見知りだし。僕はそのとき「なんだろ、この子は?」と、秀に不思議なオーラを感じていました(笑)。
渡部 そうなんですか? 塁斗くんとちゃんと話したのは、「ハンサム」のリハーサルのときですね。
青柳 「ハンサム」中に、秀のいいところが見えてくるんです。ただ、“いいところ”というか……いい意味で空気が読めないというか……
渡部 (話をかぶせるように)僕と塁斗くんの共通点は、プロフィール上で、いちばん最初といちばん最後なことです。僕たちは、最初と最後を守っているんです。
戸谷 おまえ、いま完全に話をすり替えようとしているよね(笑)。
青柳 秀の“いいところ”ってこういうところ(笑)。
戸谷 独特だよね、このテンポ。おそらく秀は、他の人と物を見る角度が違うんです(笑)。
渡部 実は公人くんの最初の印象は、プロフィールの写真で……
戸谷 さっき、最初の印象はライダーと言ってたじゃん(笑)。
渡部 公人くんを映像で見たのはライダーが最初なんですけど、事務所に入って最初に宣材写真を見た先輩が、公人くんでした。白いシャツで、黒髪で肌がちょっと焼けた、「シュッとしたシティボーイだな」って。それに特技に、極真空手と“さつじん”と書いてあって、「これなんですか?」とマネージャーさんに聞いたら、「“たて”(殺陣)と読むんだよ」と教えてもらい、公人くんは「武道に長けていて怖い人」というイメージだったんです。お会いしたらすごく優しくて、いろいろ教えてもらいました。
戸谷 秀は、しょっちゅう僕の家に遊びに来てました。それで焼肉とかすき焼きとか、あり得ないぐらい食べるんです。おまえ、何人前食べるんだよ!っていうぐらい(笑)。塁斗の印象は……いまと全然変わらないかも。マイペースだけど自分をしっかり持っていて、ブレることがない。学年は違うけど、一緒にいることも多かったから「隣りにいて当然」という存在かな。
青柳 (小声で)学級委員長、学級委員長……。
戸谷 あ、それから塁斗は学級委員長でした(笑)。
(一同笑い)