WI 宝塚はトップスターとしてみんなを引っ張っていかれていました。今回は座長ですが、外の世界としては新人です。気持ち的にはどうでしょうか?
柚希 宝塚時代はいつも組で動いていて“どういう組にしたい”とか“若手をどうやって引っ張っていくか”いまその子が苦しんでいるから“どうやって手を差し伸べよう”とか、そういう自分のこと以外に、「組を良くすること、若手を育てること」が仕事でもありました。外に出たら、まずは本当に自分も初舞台生みたいなものなので、皆さまに勉強させていただきながら、自分のことを精一杯やりたいと思います。
WI ファンの皆さんの反応はいかがですか?
柚希 ファンの皆さまは、ビジュアルも出てすごく楽しみにしてくださっているので、嬉しいと思います。あと「お芝居をしているところを観るのが初めて」と言っていただくこともあるので、(観ていただくことが)嬉しいなと思っています。
WI では、演じられるリサ・マーチンは、人としてどんな女性だと思いますか?
柚希 「バイオハザード」の中心人物で“果てしなくかっこよく、強い”と思っていたんです。でも、リサ・マーチンは“弱いところや、やわらかいところもあるのかな”という気がしました。とても人間味溢れる人ですが、最終的にとても愛情深く、勇気もある。力が強いだけではなく、ちゃんと自分で立っている強さがある人なんだと思いました。
WI リサと自分は似ていると思いますか?
柚希 う~ん。(暫く悩んでから)思わない。ふふふ。ゾンビとかたくさんいて、私はできれば“隠れていたい派”なんです。みずから進んで行きたくないです、本当の自分は。なので映画とか見ていても、「そっちいったら、絶対にゾンビがいるから、いかんかったらいいのに」って思うんです。でも、リサ・マーチンはみずから大変なところへ行くので、そこは理解できるようになろうと思います。
WI ゾンビに対する勇気以外では?
柚希 う~ん。(悩みながら)子供とか動物とかに優しいような……。実は、自分が想像していた“バイオハザードの人”と違っているので、いま勉強中なんです。
WI では、柚希さんとして、ご覧になる皆さんにどんな姿を見せたいですか?
柚希 「女性が憧れる女性像」を演じられればと思っています。映画とか見ていて、「かっこいい」と思う女性がいらっしゃるんです。例えば、ミラ・ジョヴォヴィッチさんを「すごくかっこいい」と思うんです。そういう女性像が、もともと「素敵だと思う女性」なので、そういうところを追求出来たらいいなと思います。