Woman Insight編集部(以下、WI) 同世代の役者さんが多かったと思います。現場の雰囲気はいかがでしたか?
夏帆さん(以下、夏帆) タイトなスケジュールで大変でしたが、中島君と菅田君の2人がエネルギッシュで、それにつられてみんなが熱くなっていった印象があります。勢いのある現場でした。仲も良くて、中島君と菅田君と3人でいるときは青春時代に戻ったみたいで、とても楽しかったです。
WI (笑)休憩中も男同士の友情は続いていたんですね。
夏帆 実際に、中島君と菅田君が本当に仲が良くて。この2人できてるんじゃないかと思うぐらい(笑)。男同士の友情って憧れがあるんですよね。女の私が立ち入れない瞬間がちょこちょこあって、嫉妬しました(笑)。
WI では、本作は芸能界を舞台にしていますが、演じてみて苦労したところはありましたか?
夏帆 苦労したことはないです。今回はリアルな芸能界の世界というよりも、少し誇張して描いているので、別のものとして演じていました。自分が知っている世界なので共感もしやすいですし、身近には感じられましたけれど、芸能界って映画(本作)と同じ世界ではないと私は思っています(笑)。
WI 観た人は“芸能界は怖い”と思っちゃいますよね。
夏帆 とはいえ、厳しい世界だと思います。自分をしっかり持っていないといけないなと、常々思っています。
WI 『海街Diary』では、カンヌに。『ピンクとグレー』は東京国際映画祭や釜山国際映画祭にて上映されました。女優として海外を意識されましたか?
夏帆 言葉は違えど、伝わるものがあるんだなと、映画がもっともっと好きになりました。これからも、真摯に作品と向き合っていけば、きっと世界が広がっていくのではないかと。夢は大きく、自分の可能性を試していきたいです。