Woman Insight編集部(以下、WI) アルバムのレコーディング中に、何か特別なエピソードはありましたか?
スヒョン 今回カバーした曲で、みなさんもきっと知っているWHAM!(ワム)の『Last Christmas』が入っています。英語で歌ったのですが、英語といえば、ケビンとイライがけっこう上手いので……
ケビン はい、けっこう上手いです(笑)。
スヒョン まあ、ふたりともまだ完ぺきな英語ではないですけど(笑)、レコーディングのときに英語の発音を、ケビンとイライがアドバイスしてくれました。でもケビンが、いつもは優しい目をした明るい子なんですけど……
フン 怖かったですねぇ。
スヒョン そのとき、ケビンの怖さというか、厳しい姿を初めて見たんですよ。
ケビン ……初めてじゃないでしょ(笑)。
スヒョン 初めてだよ。最初のほうは、「いいねいいね、そんな感じでいいと思うよ」って言ってたのに、僕がちゃんとできないときがあって、そのときいきなり「それちょっと違うでしょ!? ちゃんとやってください! しっかりして!」って。
ケビン やってないよぉ!(苦笑)
フン それにこんなこともあったんです。レコーディングが無事に終わりました。でもケビンがいきなり登場して、「あ、フンさんちょっと待って。もう一回」って。僕は、「終わった!」と思ったらケビンに「もう一回」と言われることが、レコーディング中に5回ぐらいありました。
ケビン 5回だけ? 少ないほうですよ(笑)。英語の発音のために、厳しくディレクティングしましたが、怖かったならごめんなさい(笑)。いちばん英語のセンスがあったのは、スヒョンさんですね。
スヒョン お!でも本当に厳しかったです。ちゃんとできなかったら怒るんだもん。
ケビン だって、そのレコーディングのときだけが、僕がスヒョンさんに厳しくできるチャンスだったから(笑)。次に上手だったのは……フンさんかな?
スヒョン フンさん? 日本語の発音もちょっとおかしいのに。
ケビン ああ! (パンパンと手を叩きながらメンバーの注目を集めて)スミマセン! フンさんは2番じゃなくて3番です!
(全員爆笑)
ケビン 2番目はジュンさんです! ジュンさんは、本当に上手かったです。
イライ ジュンさんの英語は本当にうまかったですよ。発音が、アメリカ人のようでした。
ケビン たぶん、普段から英語の曲をたくさん聴いてるからじゃないかな。だから、英語の発音をしっかり理解してる感じでした。
フン だったらキソプさんは何番?(笑)
キソプ ぜ~んぜんできなかったです。僕はこの曲をレコーディングする前に、いっぱい練習したんですけど、実際にレコーディングするとき、英語の発音が全然できませんでした……。
スヒョン キソプは、発音ができない自分にすごくイライラしてました。普段から自分にめっちゃ厳しい人だからね。