さて、CMのキーワードにもなっている「どんばれ」。加山さんいわく、「あんまり“頑張れ”って言われると、こんなに頑張っているのにまだ頑張れっていうのかよ……という気持ちになるけど、これよりちょっと温かい、“みんなで頑張って行こうぜ”という感じがする」と。本当に気に入っているようで、「加山さんは打ち合わせでも、ナチュラルに『どんばれ』って使っていました」と佐藤さんが教えてくれました。
永遠の若大将・加山雄三さん&若者に絶大な人気を誇る俳優・佐藤健さんという豪華コンビが、「草食系で元気がない」と言われる次世代の若者たちに向けて、「どんばれ!」とエールを贈る……という想いが込められているのだとか。
“どん兵衛さんの弟子”という設定だったので、CMでは一人前になれなず、殺陣もおぼつかない……というキャラ。映画『るろうに剣心』で演じた役とは真逆!
見どころとして、「“うどん”のどん兵衛さんとのコミカルな掛け合い」と挙げていた佐藤さんは、“どんばったこと”も、このシーンにあったようで、「うどんとの掛け合いは、俳優として初めての経験だったので、そこは“どんばり”ました(笑)」と、佐藤さん。一方、“78歳”の加山さんは、「本気で3回も走った。そのときは相当どんばった」と、殺陣シーンのエピソードを明かしてくれました。ちなみに、翌日筋肉痛になったそう!
「CMでしっかりお芝居をする経験がなかったので、すごく嬉しかったです。加山さんとも初めて共演させていただいて、俳優としてすごく勉強になりました」と、佐藤さん。「CMを撮っているというよりも、映画を撮っている感覚だった」とか。
加山さん、今回の新CMを機に、「ユーチューバーになろうと決めた」という宣言も。いろんな肩書きを持つ加山さんは、“新しモノ好き”だそうで、いまいちばん興味を持っている“ユーチューバ―”を目指すことにしたとか(佐藤さんも「ユーチューバ―になりたい」と言っていました!)。
加山さんは、俳優業は約15年ぶり! 前回も時代劇で、今回と同じ総髪をしていたこともあって感慨深い様子でした。
どうやら、『日清のどん兵衛』ができあがる“5分間”を楽しめる内容になっているようで、「5分で知恵の輪をいくつ解けるか。そういうことをやってる」と話してくれたのですが、“ネタバレ”してしまう場面も……。「いくつ解けたか黙っておけばよかったな」なんて自分で反省。気になる方は、YouTubeにて「どんばれ 加山雄Tuber」を検索!
加山さんの自由奔放なトークに、会場の記者はもちろん、佐藤さんからもこらえきれず笑いが……。