山下美月「萩原利久さんは小学5年生ぐらいで止まってる気がする(笑)」プライベートの幸せな時間や最近ハマっているアニメとは?

山下美月&萩原利久 WOWOWドラマ『殺した夫が帰ってきました』で6年ぶりの共演!

ドラマ『電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-』以来、共演するふたり。今回は殺した妻と殺された夫というありえない設定の作品でタッグを組む! 同世代のふたりがドラマにかける思いからプライベートまで伺いました。


Life of Your Dreams:理想の生活

プライベートで何をしている時間が幸せですか?

【萩原】「僕はバスケやサッカーなど趣味に没頭しているときです。仕事も大事ですけど、趣味も同じくらい大切だと思っているので、どちらも極めたい

忙しいと趣味の時間が減ってしまいませんか?

【萩原】「忙しいときほど、趣味に照準を合わせます。逆算して、お風呂とセリフ覚える時間を一緒にしたりして

【山下】「私はすべての情報をシャットダウンしたときが幸せ

【萩原】「どうしたんですか(笑)」

【山下】「今の時代って情報過多じゃないですか。仕事でもSNSをよく使うし。だからすべてのデジタルデバイスを切って、お布団に入った瞬間が幸せです

【萩原】「寝るわけではなく?

【山下】「寝たら明日が来てしまうので、ふかふかの布団の中でぼーっとする時間がいい。何もしない時間が最高の贅沢なんです(笑)

最近ハマっていることは?

【萩原】「僕は『チ。-地球の運動について-』です。どハマりしていて原作も読ませていただきました。地動説について解説している方の動画を観たりするくらい夢中です」

【山下】「私はピラティスをはじめました。年を重ねていく上で、筋肉をつけて体を整えることは大切だと思っています

【美月】ボトム¥280,500・イヤリング¥156,200・リング ¥104,500(ボッテガ・ヴェネタ)、トップス/スタイリスト私物 【萩原さん】ジャケット¥68,200(ホモ・ルーデンス)、シャツ¥27,500・ネクタイ¥9,900(ユハ)、パンツ¥25,410(アモーメント)、リング[右手]¥28,600(ガルニ東京店<ガルニ>)、 リング[左手]¥70,400(IVXLCDM 六本木ヒルズ<アイブイエックスエルシーディーエム>)、 その他/スタイリスト私物

Side B:お互いの意外な一面

萩原さんはモデルの山下さんを見る機会がないと思いますが、『CanCam』をご覧になっていかがですか?

【萩原】「いえ、毎月買って見ています!(笑)」

【山下】「ありがとうございますー!(笑)」

息ぴったりですね(笑)。おふたりだから知っている意外な一面を教えてください。

【山下】「萩原さんは、ミステリアスな役も多いですが、ご自身は、小学5年生くらいで止まってる気がします(笑)。現場ではずっとバスケの話をしています」

【萩原】「そんなことはないです(笑)。ミステリアスで、知的で物静かな人です」

【山下】「お芝居に関しては絶対的に信頼をおいていますが、それ以外の部分は遊び心のある方です」

【萩原】「それは僕も。今回のドラマは難しい設定ですが、山下さんとだったので正直なんの不安もなくて。でも、あれ? これは僕の体感ですけど、山下さんとお話をしていてもそんなに年齢差を感じなかったので僕を小学生とおっしゃるなら山下さんも…(笑)

【山下】「私はCanCamモデルなので大人です!」

【萩原】「会う前は、ふわふわした方なのかなと思っていたんです。でも実際に会って現場で話してみると、地に足のついた考え方をしていて最初はそれが意外でした。こういう大人になりたいと思います」

【山下】「絶対に思ってないですよね(笑)」

Drama:ドラマ

山下さんとの共演作は難しいシーンが多いですが、本人は明るくてたくさん笑う方。本番に入る瞬間に役に入れるのが、いつ見てもすごいなと尊敬しています。──利久

特殊な設定の役で、メンタル的にも体力的にもハードでしたが絶対的な信頼をしている萩原さんとだったので心強かったです。──美月

『殺した夫が帰ってきました』というショッキングなタイトルですが、先が読めない展開は作品の魅力のひとつですね。

【萩原】「はい。いかに予想どおりではない結末を迎えられるかが見せ所です。ストーリーにワクワクする一方で、現場ではテクニカルに演じないといけない部分がたくさんあって、最初はわりと頭を抱えました」

【山下】「私の演じる茉菜は、幼い頃から自分のような人間が存在していてはいけないと信じていて。監督から感情をあまり出さないようにと演技のご意向を伺いながら、自分なりに演じる上で引き算を意識しました

久しぶりの共演はどうでした?

【萩原】「相変わらずプロフェッショナルだと思いました。全然間違えない

【山下】「萩原さんは噛みましたね(笑)」

【萩原】「大事なシーンで噛みました(笑)」

【山下】「でもそういうときって、素に戻ってしまいがちだけど、萩原さんは役が切れなくて、集中力がすごいと思いました

夫を殺してしまった主人公の茉菜はCanCam世代でもあります。どんなところを観てほしいですか。

【山下】「みなさんも選択を迫られることが増える年齢だと思うんです。何が正しくて何が間違っているのか、世の中に正義はあるのか、どう人を信じていいのかなど、色んなことを茉菜を通して感じてもらえたらうれしいです

【萩原】「タイトルだけ見るとホラーに思えますが、決してそれだけではないので、観ていただけたらいいなと思います

萩原利久
1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。2008年に芸能界デビュー。出演作にドラマ『美しい彼』(2021年)、『真夏のシンデレラ』(2023年)、映画『キングダム』シリーズなど多数。出演するドラマ『初恋DOGs』(TBS系/毎週火曜22時〜)が7月からスタート。2026年には映画『花緑青が明ける日に』の公開を控えている。
連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』

7月11日より毎週金曜23:00放送・配信スタート。
2021年に小学館より刊行された桜井美奈の同名小説が映像化! DV夫を殺した妻。やっと手に入れた平凡な日常を過ごす中、殺したはずの夫が突然目の前に現れて……。過去の罪と愛が交錯するサスペンスミステリー。
©桜井美奈/小学館
©2025 WOWOW/FCC
CanCam2025年8月号「山下美月&萩原利久 ミステリなふたり」より
撮影/Junghyun Kim(TRON) スタイリスト/TOKITA(萩原さん分)、山本隆司(style³/山下さん分) ヘア&メイク/粕谷勇介(ADDICT_CASE/萩原さん分)、吉田真佐美(山下さん分) 構成/西村真樹 WEB構成/久保 葵