藤原丈一郎さん(なにわ男子)が主演を務める、7月3日(木)スタートのカンテレ×FOD連続ドラマ『ロンダリング』(カンテレ・毎週木曜24時15分/カンテレ・毎週木曜24時15分/フジテレビ・毎週木曜26時15分)。新たに橋本涼さん(B&ZAI)と久保田磨希の出演することが明らかになりました!
このドラマは、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ売れない俳優・緋山鋭介(藤原さん)が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する、社会派ミステリー。
緋山のお世話係兼相棒の蒼沢夏凜役に菅井友香さん、緋山に事故物件のロンダリング(洗浄)を依頼する不動産会社『アマミ不動産』社長・天海吾郎役を大谷亮平さんが演じ、社会から切り捨てられた人間たちの生き様を描きます。
今年2月に結成された新グループ・B&ZAIに所属し、2023年・2024年には地上波連続ドラマで単独主演も務めた橋本さんが演じるのは、事故物件のロンダリングを進める緋山のもとに突如として現れる、謎の人物・P.J.。
表向きの肩書はコンセプトカフェやガールズバーを経営する会社の取締役ですが、実態は大阪のミナミ(難波や心斎橋などの繁華街エリア)を縄張りとする半グレ集団の幹部。口数が少なく威圧感があり、ときに緋山の行動を妨害するが、ときに有益な情報を教えてくれるキーパーソンです。
そして、京都府出身で、数々の映画・ドラマ・舞台などで幅広く活躍する実力派俳優・久保田さんが演じるのは、緑原小町。小町は、天海が社長を務め、夏凜が社員、緋山がアルバイトとして働くことになる不動産会社『アマミ不動産』の大阪支社社員。緋山が“聴覚”に、夏凜が場所やモノの危険度を色で判別できる“視覚”に特化した特殊能力を持つのとは対照的に、小町は霊感もなければ不穏な予感も一切感じない、飛び抜けて“無感覚”な人物。その気さくで親切な性格は、緊迫感が漂う物語に癒やしを与えます。
このたび出演が解禁となった橋本さんさんから届いたコメントを紹介します!
●橋本涼さん(B&ZAI)
――オファーを受けたときの感想をお願いいたします。
B&ZAI結成を発表したくらいの時期に衣装合わせがあったので、初めて“B&ZAIの橋本涼です”とご挨拶したのが『ロンダリング』の現場でした。B&ZAIとしてドラマに出させていただくのは初めてなので、このタイミングで出演が決まってすごくうれしいです。ただ、お芝居をするときは何も変わらないので、いい意味でこれまでと変わらず楽しみたいと思います。
――台本を読んだときの印象を教えてください。
面白い!!って思いました。“ロンダリング”という言葉を詳しく知らなかったので検索するところから始めました。いろいろな“ロンダリング”が物語の中で出てくるんですけど、その中でも“死者の声”にフォーカスしているのが特に面白いです。P.J.が出てきたときの“こいつ何者?”感を含め、台本を読み進めるたびに何度も驚かされました。
――P.J.を演じてみていかがですか?
めっちゃ楽しいです!“陰”か“陽”で言えば、“陰”の役をいただくことが多いんですけど、その中でもP.J.は特に“陰”だと思っています。物語が進むごとに、P.J.という人間が抱えるものの大きさを感じますが、それを自覚した上で平然を装っている姿がすごく魅力的だと思います。
僕自身これまでいろいろな経験をしてきて、この事務所で今も切磋琢磨(せっさたくま)していますが、そういう意味では、P.J.ほど重いものは抱えていなくとも、通ずる部分はあるように感じています。なので、お芝居をするときもP.J.を演じるのではなく、自分がもしP.J.だったらどうするかを考えていて。演じれば演じるほど、もしかしたら自分とP.J.はかけ離れた存在ではないのかもしれないと思っています。
――撮影現場の雰囲気を教えてください。
関西出身の方が多すぎます(笑)!クランクインする前に、僕は関西弁じゃなくていいと言われて安心しきっていたんですけど、いざ撮影が始まると現場で関西弁が飛び交っていて。僕が高校生のとき、クラスの半分くらいが関西出身だったので、当時からつられてしまっていたんですよ。それが高校を卒業して抜けてきたのに、今回の現場でまた戻っちゃいました(笑)。
撮影中にも1回“関西弁になってる”って注意されて。関西弁っぽく語尾が上がるのが無意識に出てしまったので、逆に気をつけないといけないなと思っています。主演の丈くん(藤原丈一郎)がバチバチに関西弁なので、引っ張られないように頑張ります(笑)。
――共演者の皆さんの印象を教えてください。
先輩の丈くんとはドラマ初共演です。なにわ男子にいるときの丈くんはもちろん知っていますが、これまで接点があまりなかったので、俳優として現場にいる姿がすごくかっこいいし刺激になります。勉強させていただくことも多いですが、現場にいるときは先輩・後輩ではなく、座長と1人の役者として接してくださって、すごく頼もしいなと思っています。
菅井友香さんは、優しい人柄が普段からにじみ出ているなと思います。菅井さん演じる夏凜ちゃんはズバズバ言うキャラクターですが、お芝居のときの声がすごくきれいで。カットがかかった瞬間にやわらかくなるので、すごいなと。知らなかったからこそ新しく知る一面があって、おもしろいです。
――ドラマの見どころをお願いします。
台本を読んだときからすごくおもしろかったですし、想像がつかない方向に枝が広がっていくので、おもしろい作品だと約束できます!丈くんの座長としての姿が輝いているので、そこを見てほしいです。
僕としては、演じるP.J.がダークな雰囲気のまま進んでいくんですけど、自分もP.J.と同じような経験をしたらたぶんそうなるだろうな、暗くてダークなところが前面に出ているだけで誰しもそうなる可能性があるんだろうな、と。P.J.を見てどう感じるかは人それぞれだと思うので、そこも楽しんでいただけたらいいなと思います。身構えずに、いろいろな感情を持って見ていただけたらうれしいです。