なにわ男子・藤原丈一郎、地上波連ドラ初単独主演決定「僕は一番カンテレに近いアイドル(笑)改めて大阪育ちでよかった」

藤原丈一郎さん(なにわ男子)が、7月スタートのカンテレ×FODドラマ枠の第3弾『ロンダリング』(カンテレ/フジテレビ系・毎週木曜深夜放送/FODで配信)で、地上波連続ドラマ初単独主演を務めることに!藤原さんからコメントが到着しました!

(C)カンテレ

同ドラマは、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ男・緋山鋭介(藤原さん)が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する、社会派ミステリー。社会から切り捨てられた人間たちの生き様を描きます。

主人公・緋山を演じるのは、なにわ男子の最年長メンバーで、地上波連続ドラマ初単独主演となる藤原さん。売れない俳優・緋山は、霊の声が聞こえる“霊感”ならぬ“霊聴”体質に悩まされますが、とある死者の悲痛な叫びを聞いてから、その無念を晴らしたいという思いが芽生えます。“霊”という目に見えない存在と、真正面から真摯に向き合う複雑な役どころを演じます。

(C)カンテレ

そして共演には、欅坂46・櫻坂46の初代キャプテンで、グループ卒業後は女優として活動する菅井友香さんと、国内外の映画・ドラマ・舞台で活躍を続ける実力派俳優・大谷亮平さんが決定。

菅井さんが演じるは、緋山がアルバイトすることになる不動産会社『アマミ不動産』の社員。緋山は、自身の能力をいかし事故物件をロンダリング(洗浄)しますが、夏凜もまた霊が“見える”という特殊能力の持ち主。しかしそれは、霊の姿を視認できるわけではなく、その場所やモノの危険度を“色”で判別できるという能力。クールでドライな性格ですが、緋山のお世話係兼相棒のような存在として活躍します。

(C)カンテレ

大谷さんが演じる天海吾郎は、緋山に事故物件のロンダリングを依頼する『アマミ不動産』の社長。クライアントは、夜の職業や生活保護受給者、過去に罪を犯した者など。賃貸契約を結びにくいと言われる人々に格安物件を仲介するため、“駆け込み寺”と称される不動産会社を経営しあす。ビジネス・利益最優先の言動を取る冷酷な一面は、物語に緊迫感を与えます。

(C)カンテレ

藤原さんから届いたコメントを紹介します。

●藤原丈一郎さん(なにわ男子)

――オファーを受けたときの感想を教えてください。

“カンテレや!”って(笑)。まずはそこでした。カンテレさんにはCDデビュー前から、本当にお世話になっています。SUPER EIGHTさんの『関ジャニ∞のジャニ勉』(2007年~2021年レギュラー放送)や、なにわ男子とAぇ! groupの冠番組『なにわからAぇ! 風吹かせます!』(2019年~2021年レギュラー放送)など、たくさん出させていただきました。

僕、実はカンテレの裏の病院で生まれたので、一番カンテレに近いアイドルなんですよ(笑)。そんな、生まれた町といっても過言ではない場所で、ずっとお世話になってきたテレビ局で、ジュニア時代を育ててもらったスタッフさんたちと一緒に、初めての単独主演ドラマをやらせていただけることがすごく光栄です。改めて大阪育ちでよかったなと思いました。

――台本を読んだときの印象を教えてください。

まず“ロンダリング”という言葉を調べるところからでした。“洗濯する”とか、いろいろな意味が出てきて、最初は疑問に思ったんですけど、物語が進むにつれてその意味が分かってきます。タイトルを回収するような内容になっているので、視聴者の皆さんもどんな展開になるのか注目してください。

あと、僕が演じる緋山鋭介は、まっすぐでピュアな人間で、周りを巻き込みながらも周りに成長させられていく役どころです。“霊の声”とかいうと怖がられるかもしれませんが、ホラー的な怖さより、人と人とのつながりやあたたかさが表現されたドラマになっているので、ぜひ楽しみにしていてください。

――緋山鋭介を演じてみていかがでしたか?

本読みのあと、監督とディスカッションしたときに、僕と緋山に通ずる大きな部分があることに気がつきました。売れない俳優の緋山が、特殊能力をきっかけに誰かに必要とされたときのうれしさ。それが、なかなかCDデビューできなかった僕と重なる部分があるな、と。今までの自分の人生にヒントがあると思うので、それを緋山に注入していきたいです。

ほかに分からないところは、台本を読んで自分で考えたり、周りのキャラクターに刺激をもらったりして、“緋山鋭介”という人物像を作り上げています。

――緋山鋭介とご自身の重なるところは?

“それなんですか!?”っていろいろなことに興味津々な部分は、ピュアな緋山と似ていますが、僕は“霊の声が聞こえる”といった特殊能力はないので…(笑)。逆に重なるところがないからこそ、演じがいがあると思っています。

ほかに共通点といえば、“関西弁”ですかね(笑)。今回改めて、関西弁って言いやすいけど文字にすると覚えづらいなと思いました。でも、脚本の古家和尚さんが気をつかって細かいところまで工夫してくださって、他のキャストも関西出身の方が多いので、すごく楽しい現場になっています。

――物語の舞台・大阪での撮影はいかがでしょうか?

これまで大阪でお仕事をさせていただくことはもちろんありましたが、こんなに長期で、しかもドラマでというのは初めてだったので、どこか不思議な感覚です。大阪のホテルに数か月泊まるという初めての経験をして、たまに実家にも帰りますが、変な感じがします(笑)。

でも、カンテレの前の天神橋筋商店街とか、横にある扇町公園とか、ジュニア時代から頑張ってきた景色を見るとすごくホッとします。ずっと活動してきた場所で、大阪でドラマを担えることが、やっぱりすごくうれしいです。

――共演者の皆さんの印象についてお聞かせください。

まずは、菅井友香さん。同い年ですごく刺激になりますし、お互いセリフ量がたくさんある中でも、切磋琢磨(せっさたくま)してシーンを作っていけている感じがします。

そして、大谷亮平さん。もちろん“存じ上げております!”という感じですし、映像だけではなく舞台でも活躍されているので、そういった方と一緒にお芝居が、セリフのキャッチボールができるのは、僕にとって大きな財産になっています。

先日、(撮影現場の)控え室にあるホワイトボードに、“差し入れなにがいいですか?”って書いたんですよ。スタッフさんが“クッキーがいいです!”とか書いてくれる中、1つだけ“愛があれば何でもいい”ってめっちゃかっこいい言葉があって(笑)。名前はなかったんですけど、大谷さんに“ありがとうございます!”と伝えたら、恥ずかしそうに“もっときれいに書けばよかった”とおっしゃっていました(笑)。

皆さんに“座長”と呼ばれますが、僕は本当にそう思っていなくて。ドラマの先頭をきるという意識は持っていますが、本当に素晴らしい皆さんに支えられています。他にも個性あふれる登場人物がたくさんいるので、ぜひ楽しみにしてほしいです。

――ドラマの見どころをお願いします!

ホラーやサスペンスのような雰囲気がありながら、人情味にあふれる物語で、毎話どういう展開になるのかハラハラドキドキします。

そして僕は、スタッフの皆さんがこだわってくださっているカメラワークにも注目してもらいたいです。役者のセリフや表情以外で、画面で表現する恐怖心…本当にカメラで撮っているのか疑ってしまうくらいのリアリティがあります。『ロンダリング』チームのチームワークを感じられる作品になっているので、ぜひ1話からお楽しみください!