今の季節、一人暮らしや、気持ち新たに別の場所へ引っ越しをする人も多いはず! でもせっかくお部屋選びをするなら、納得のいく間取り・設備を備えたお部屋に住みたいですよね。
今回は、株式会社AlbaLinkが賃貸物件に住んだことがある472人に行った調査もとに「住みにくい賃貸物件」について見ていきます!
住みにくさを感じたことがある人は驚異の〇〇パーセント越え。
まず賃貸物件で住みにくいと感じたことがあるかどうかを聞いてみたところ「ある」と答えた人が、96.8%と9割越えの結果に!
賃貸でもマイホームでも「間取りや設備がパーフェクト」と感じることは少ないもの。ただ通常の賃貸だと、設備のモデルが比較的安価なものだったり、狭め・部屋数が少なめだったりします。
また退去時に原状回復する必要があり、自分が住みやすいように大がかりなリフォーム・カスタマイズを施すのは難しいケースがほとんど。そのため多くの人が賃貸で「住みにくいな」と感じていることが分かります。
【注意】住みにくい賃貸物件の間取り・設備1位はこれでした。
まず「住みにくい賃貸物件の間取りや設備」を聞いたところ、1位は「ユニットバス(25.4%)」、僅差の2位は「収納が狭い(25.2%)」でした。そして3位に「キッチンが狭い(15.9%)」と続きます。
また多く声が集まったのは「水回り設備の不便さ・狭さ」に関する点。水回りについては毎日使う場所だから、設備の弱さ&使いにくさが気になる人も多いようです。
そして「収納が狭い」「キッチンが狭い」「ワンルームで部屋が全体的に狭い」などに住みにくさを感じている人も多い印象。ここからはリアルな声を参考に、住みにくい賃貸物件の間取り・設備を詳しくチェックしていきましょう↓
1位:ユニットバス
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ユニットバスは掃除が大変
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誰かがお風呂に入っているときにトイレしにくいし、衛生的にも不安
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単身赴任のワンルームマンションなので仕方ないと思いますが、やはりユニットバスだけはいただけないです。お風呂やトイレは、一人暮らしであってもゆっくり使いたいので
賃貸物件ではスペースを節約するために、2点ユニット(お風呂・洗面台が一緒)や3点ユニット(お風呂・トイレ・洗面台が一緒)を導入しているところも。買い手も値段が抑えられることから、賃貸選びの条件にする場合も多いですよね。
ただ「掃除しにくい」「誰かが入浴していると、トイレに行きにくい」「リラックスしにくい」などのデメリットを感じている人も多数。一人暮らしなら、お風呂とトイレの同時利用についてはあまり気にならないのですが、「誰かが泊まりに来たときに困る」という人もいました。
2位:収納が狭い
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収納がなくて、部屋に棚を置く必要があったので、部屋が狭くなったこと
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収納が狭いと、生活スペースに物を置いてしまい、散らかって見える
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一軒家からの引っ越しで、荷物が多すぎた
賃貸物件ではスペースの関係上、収納が狭い物件もあるもの。
収納棚を自分で作ることもできるけど、結局部屋が狭くなってしまって住みにくさに繋がっている場合も多いようです。「新居に運び込みたい荷物が多い」と感じている人は、収納は要チェックポイントです。
3位:キッチンが狭い
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キッチンがとにかく狭く、大変不便でした。
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ミニキッチン。コンロが一口しかなく、調理する場所や物を置く場所がないので料理がしづらい
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狭いキッチンでは、料理をするときに十分な作業がスペースなくて、調理器具や食材を置く場所がほとんどありませんでした
とくに一人暮らし用の賃貸物件では、「一口コンロのミニキッチン」など、キッチンがかなり狭くなっていることも多いです。作業スペースが十分になく、「調理に時間がかかる」「動きにくい」と感じた人が多くなりました。
例えば一口コンロだと、「鍋でスパゲッティを茹でながら、フライパンではソースを用意する」などの同時調理は不可能。「キッチンが狭い→料理が億劫に」と繋がる場合もあるので、料理好きさんはキッチンスペースも注意を払うと良いのかもしれません。
4位:ロフトがついている
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収納スペースにしたら荷物を下ろすのが大変で、寝室にしたら寝ぼけて落ちそうになったので、使わなかった
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最初は「カッコいい」と思ってロフトつきの部屋を借りたが、寝るためだけにロフトに上ることが面倒に感じたため
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ロフトにベッドを置いていましたが、夏は暑くて眠れなかったです
おしゃれで便利なイメージも多いロフト。でも実際にはロフトつきの賃貸物件に住んで「使いにくい」と感じた人も多いようです。特に寄せられたのは「上下移動が面倒・危険」「ロフトで寝ると暑い」「掃除が面倒」などの声。
おしゃれなイメージだけで決めるのではなく、「本当に自分はロフトを使うのか」「使いやすいロフトかどうか」など、一度検討をしてみるとより納得のお部屋選びに繋がりそう!
5位:動線が悪い
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パントリーがキッチンと離れていて、買い物後の食材収納や料理の作業効率が悪くなる
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お風呂が遠い。冬場などはお風呂から出てきても冷えてしまう
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キッチンが居間と離れていたこと。料理を運んだり片付けたりするのが大変。
賃貸物件では「スペースの節約」や「配線・配管のコスト」を優先して間取りが決められることも多々。そのため配膳や洗濯物を干す際の動線をはおざなりになっていることも。子育て世帯であれば、子どもとコミュニケーションが取りやすさを意識するとさらに住みやすさがアップするかも?
6位:ワンルーム
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狭かったから
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玄関ドアを開けるとすぐ寒くなる
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ワンルームにキッチンがついていて、ワンルームから直接浴室に入る間取り。料理をしたら、においが部屋じゅうにこもる。
1人暮らし向けの賃貸物件として人気のワンルームですが、狭さが原因で「住みにくい」と感じる人も多数。
またワンルームは1Kと違ってキッチンが独立していないので、料理の臭いが部屋にこもりやすいのもデメリット。また冬場は玄関からの冷たい風に悩まされる人も多くいました。
7位:温水洗浄便座がない
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温水洗浄便座のある家に住んだ後、ない部屋に住むと、便器が冷たいと感じる
日常に温水洗浄便座があった人からすると「用を足した後に洗えなくて不潔だと感じる」「便座が冷たくて冬は辛い」などの理由から不便さが増している可能性が大。
「どうしても温水洗浄便座が欲しい」という場合には、大家さんや管理会社と交渉すれば、設置の許可を得られる可能性もあるので確認してみてくださいね!
【住みやすさ◎】住んでみて便利だった賃貸物件の間取り・設備は「○○つき」
ここまで「住みにくさ」を感じた点について見ていきましたが、ここからは「住みやすさ」に焦点を当てていきます。
続いて「住んでみて便利だった賃貸物件の間取りや設備」を聞いたところ、1位は「宅配ボックスつき(21.8%)」でした。続いて2位は「収納が多い(11.0%)」、3位「オートロックあり(7.4%)」、4位「浴室乾燥暖房機つき(6.4%)」、5位「1K(6.1%)」という結果になりました。
「宅配ボックス」「オートロック」など、「部屋の外にある設備」を重要視している人の声も聞こえてきましたね。快適に住める賃貸物件を選ぶ際には、部屋の中だけではなく「エントランスの設備」をチェックすることも必要なのかも…? それではこちらも、リアルな声と共に詳しく見ていきましょう↓
1位:宅配ボックスつき
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置き配でも盗まれる心配がなく、安心
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仕事で日中は不在のため、宅配をなかなか受け取れないので、宅配ボックスはとても助かった
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再配達の手間を省ける
通販サイトを利用する人が増えていることから、宅配ボックスの需要は年々高まっている様子。宅配ボックスがあれば、仕事や学校で不在にする時間が長くても、再配達の手間もなく荷物が受け取れます◎
ただ「宅配ボックスで住民同士が揉めていた」という気になるコメントも。便利な一方で、「宅配ボックスに物を入れっぱなしにしている人がいて、他の人が使えない」といったトラブルが起きることもあります。「宅配ボックスはあるけど、実際には使えない」とならないように、設置数もチェックしておくといいかもしれません。
2位:収納が多い
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外ロッカーあり。ロッカーにタイヤなどを入れておけるから
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部屋全体が狭くても収納スペースが大きいことでスッキリと過ごせるので、圧迫感を感じませんでした
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備え付けのクローゼットがたくさんあり、引っ越しごとに家具を買い換えなくてよかったので、助かった
収納が多くて物をきちんと片付けられれば、部屋の中はスッキリして住み心地も良くなりそう。
ちなみに部屋の中の収納のほかにも、「玄関収納」「屋外ロッカー・倉庫」が充実していて助かったという人も。「ベビーカーがあるから、玄関収納は便利だった」「冬タイヤの保管場所として、外倉庫は便利」など、世帯によって便利な収納が違うので自分たちに合う収納を探してみるのがオススメ◎
3位:オートロックあり
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セキュリティ面で安心
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住民以外が建物内に入ってくることがないから
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セールスや勧誘が来ないので
「女性の一人暮らし」「小さな子どもがいる」などセキュリティに配慮したい世帯では、オートロックは安心感が強い設備です。
またオートロックがあると、訪問者が来たときに「エントランスと部屋の中」という物理的に離れた場所での対応になるので、勧誘なども断りやすくより安心して過ごせます◎
4位:浴室乾燥暖房機つき
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浴室乾燥に関しては、女性の一人暮らしには必須と言ってもいいかも。また湿気が多い地域だと臭くなる心配もないから便利
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乾燥機で乾かせない衣類を干せたり、冬には暖房機能で浴室を温められたりするから
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冬は寒いけど、浴室暖房のおかげで寒さがすごく和らいだ
浴室乾燥暖房機があると、雨の日でも洗濯物を乾かせるというメリットが。また浴室を暖められるので、冬も寒さを感じにくくなって快適なお風呂時間を楽しめます◎
またコメントにもあったように、「防犯性」の面で浴室乾燥暖房機を評価している人も! いつでも室内干しできることで、通行人に洗濯物を見られる心配がなくなるのは安心ですね。
5位:1K
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キッチンが部屋の中にないから、においや煙が部屋に直で入ってこない
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1Kだと掃除が楽で、部屋全体の収納に限りがあるため必要以上に物を買わなくて済む
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なんでも手が届く。掃除が短時間で済む
1Kは部屋ひとつにキッチンが別でついている間取りのこと。狭いからこそ「掃除しやすい」「スペースを持て余さない」「物を増やさないよう意識するようになる」といったメリットがあるとわかりました。
また「外気や音が入ってきにくい」「キッチンの臭いが部屋に入りにくい」などの理由から、「単身用でもワンルームではなく1Kがいい」と1Kを選んだ人もいるようです。
納得いく間取り・設備を選べますように!
新生活を始めるにあたって、お部屋選びを進めている人も多いこの季節。安全面・快適さなど、それぞれの捨てられない要素と、家賃・駅近など現実なラインを照らし合わせ、納得いくお部屋で、皆さんが新生活をスタートできることを願っています! (おだかれん)
情報提供元/株式会社AlbaLink 写真/(c)Shutterstock.com