WI 今回の『コープスパーティー』が映画初主演でしたが、乃木坂46の演技と言えば、毎年行われている舞台『16人のプリンシパル』シリーズが印象的です。あの経験があったから、女優の仕事をやってみたいと思ったんですか?
生駒 『16人のプリンシパル』ってご存じの方もいるかもしれませんが、1幕がオーディションになっていて、お客さんに投票してもらい、2幕の主要キャスト16人が決まるんです。私は他の選抜メンバーに比べて、2幕に出られることが少なく……。自分の中で演技に対する苦手意識がありました。だからこそ、その苦手意識を払拭したいという思いがあって、映画にチャンレジしてみました。
WI 『16人のプリンシパル』のオーディションは、短い時間内で自己PRをしなければならないので、過酷ですよね?
生駒 最初は本当に精神的にきつかったです。でも、今思えば、とても人間として成長させてもらいました。あの経験がなかったら今の私はありません。無茶ぶりにも強くなったと思います(笑)。
WI それを経ての今回、ご自身の演技はいかがでしたか?
生駒 思ったほど大根じゃなくてよかったです(笑)。演技に対する苦手意識も、この作品をきっかけに少しは払拭できたかな……。