旅行したら「職場におみやげ」毎回買うの面倒じゃない?働く女性640人に聞いたら、こうしてた

6月ももうすぐ終わり。そろそろ「今年の夏はどこに行こうかな?」と予定を立て始めた方もいるのではないでしょうか? 頑張ったご褒美、何物にも代えがたい思い出作り…。旅行というワードだけでもワクワクしますが、いつも「どうしよう?」と迷うのが、職場へのおみやげ問題。


買っていくべき? それとも…ということで、今回は株式会社キャリアデザインセンターが、働く女性640名を対象に行った「おみやげ」についてアンケートを見ていきます。

 職場でおみやげを配る文化はある?

まずはプライベートで行楽や帰省をした場合に職場でおみやげを配る文化があるか聞いた結果がこちら。

最も多かったのは「一部の人がおみやげを配る」で51.3%。そして「大多数の人がおみやげを配る」36.3%と合わせると、8割以上の人の職場でおみやげを配る文化があることがわかりました。

実際に職場でおみやげを配ってる?

それではアンケートに答えてくれた方々は、実際にお土産を配っているのでしょうか?

「気が向いたときだけ配る」が49.8%、「ほぼ毎回配る」が32.8%となり、「配る」派が82.6%という結果に! とはいえ「ほぼ毎回」よりも「気が向いたときだけ」派が多いのはちょっと安心。バタバタの旅行のあとに「あっ、買い忘れちゃった…!」と気付いたり、新幹線まで時間がギリギリの中「何を買おう…」と悩んだ結果時間切れを起こしてしまっても、そこまで罪悪感を抱くことはなさそうです。

おみやげのひとりあたりの単価はどのくらい?

続いて聞いたのは「おみやげの単価、ぶっちゃけいくらぐらい?」という質問。

結果としては「100〜199円」が最も多く41.8%、次いで「200〜299円」15.8%、「99円以下」13.3%となりました。職場の人数にもよりますが、だいたい1000円前後のもので個包装でたくさん入っているものを買っていって配る、という最もよくあるパターンだと、自然とこのくらいの金額になりますよね。

職場におみやげを配る理由は?

職場の人におみやげを配る理由について聞いたところ、「日ごろお世話になっているお礼」という声が一番多く聞かれました。またそのほかにも「お休みをいただいたお礼」「コミュニケーションのひとつ」という声が多く集まりました。実際「あ、北海道行ってきたんだ! いいな〜」などと雑談のきっかけにもなりますよね。

一方で「もらうからお返しとして」という声や「自分だけ買わないわけにはいかないから」という声も。「あげることによるメリット」というよりも「あげないことによるデメリット」からおみやげを買っているという人も一定数いることがわかりました。

職場へのおみやげで気をつけていることは?

職場でおみやげを配る際に気をつけていることについては、「個包装のもの」が約9割と圧倒的に多く、「個数」「賞味期限」も過半数の人が気をつけているという結果になりました。

大人数におみやげを渡す場合は、お菓子などの食べ物を選ぶという方が多いと思います。すぐに食べられない場合も想定して、個包装になっているものや賞味期限が長いものを選ぶことが、職場へのおみやげに関するマナーとして考えられていることがうかがえます。

その他のコメントとしては、「職場の人のアレルギーの有無」「繁忙期はお菓子よりお腹にたまるものを選ぶ」などがあり、おみやげを買う際には色んなポイントを気遣っている人が多いことも分かりました。

職場でおみやげを配る文化についてどう思う?

おみやげ文化がある職場は多いようですが、実際「おみやげを配る文化」について皆さんはどう思っているのか聞いてみたところ↓

「とてもいいと思う」と「いいと思う」を合わせると…半数以上が「いいと思う派」という事がわかりました!

おみやげを考える時間は少し大変ではありますが、おみやげを渡すことで感謝の言葉を貰ったり、おみやげを貰うことが単純に嬉しかったり。以外とおみやげを配ることに肯定的な人も多そうですね♪

一方で「あまりよくないと思う」「かなりよくないと思う」を合わせると、約3割の人が「よくないと思う派」という結果に。そこで「おみやげを配る文化」に対して否定的な人に詳しく理由を尋ねてみました。

■よくないと思う理由は?

圧倒的に多かった意見は「自分も買わないといけなくなる」というもの。次いで「おみやげを買うお金がもったいない」という声や「おみやげを買うのが面倒」という声が続きました。

用意するために時間やお金がかかり、あれこれと考えなくてはならない事も多い「おみやげ」。おみやげ文化があることで強制感が生まれてしまうと、「おみやげを配ること」自体をストレスに感じる人もいるようですね。

職場でのおみやげエピソード集!

最後は職場でのおみやげエピソードをご紹介します。嬉しかったこと・困ったことの二つの観点から紹介するので、ぜひご自身の状況と照らし合わせながら読んでみてくださいね♪

■嬉しかったこと

  • メロンを一人一個いただいた時はかなり嬉しかった(サービス・販売系/千葉)
  • 知らない地方の銘菓を食べられたこと。以来、物産展等があれば買いに行くようになった(営業系/兵庫)
  • 行き先から話題が広がって自分のことを知ってもらう機会になった(介護・医療・福祉系/福岡)
  • 4月からの職場でゴールデンウィークのおみやげを渡したら、初めて笑顔を見せてくれた人がいて嬉しかった(サービス・販売系/埼玉)
  • 連休後はたくさんおみやげのお菓子をもらうので間食時にとても助かるし、食べながら思い出話を聞くきっかけにもなって楽しい時間を過ごせた(事務・経理・人事系/神奈川)

■困ったこと

  • 海外のおみやげを貰って、変わった味の食べ物で食べられず、捨てることになった。会った時に感想を聞かれて困った(営業系/神奈川)
  • 果物をいただいたけれど、全員にいきわたるようにカットする手間がかかった(事務・経理・人事系/千葉)
  • 同じ部署の人の人数分のおみやげを買って行ったら、他部署の上司が来ていて気まずかった(その他/福岡)
  • テレワークが増えて受け取るまでに日にちがかかり、賞味期限の切れたおみやげが長期間置かれていた(営業系/大阪府)

おわりに

楽しい旅行の終盤、何かと悩みの種になりがちなおみやげの話。「絶対に買っていかなきゃ!」と義務感に駆られるのではなく、「普段お世話になっているし、話のタネに」など、あくまで人間関係を円滑にするツールくらいの気持ちで、おみやげ買うか買わないか、を気楽に決めていくのがよさそうですね。 (おだかれん)

▼実際、嬉しいおみやげと困るおみやげって何?

情報提供元/株式会社キャリアデザインセンター