「大切なみんなには笑顔でいてほしい」莉佳子とアンジュルムの、愛情の世界【佐々木莉佳子×上國料萌衣×川村文乃】

CanCam7月号に登場してくれたアンジュルムの皆さん。誌面でもたっぷりインタビューを掲載していますが、実はみなさんもっともっとたくさんのことを語ってくれていたんです。
というわけで、CanCam.jpで、インタビューのロング版を特別に掲載していきます♡

本日は、前リーダーの竹内朱莉さんが去年卒業した後、アンジュルムを引っ張ってきたお姉さんトリオ。リーダーの上國料萌衣さん、サブリーダーの川村文乃さん、そして卒業を控える佐々木莉佳子の3人です。

3人の取材を行ったのは、すべての撮影が終わった、いちばん最後。

「やっぱりファッション誌の撮影の日の佐々木さんと上國料さんは、モデルモードでスイッチがいつもと全然違うんです。いつもはどうでもいい話をしたり、口を動かさずに変なこと言ってふざけあったりしているのに(笑)、今日は空き時間も集合写真の立ち位置や、この角度だとこう映るとか、撮られ方に関して自然と話していて。すごいな、と…」

そう川村さんが言うと、上國料さんも「佐々木さんのモデルスイッチのペースに引っ張ってもらってる感覚がいつもありますよ!」と発言。年上の後輩ふたりの言葉に、照れたように莉佳子は笑っていました。


―よろしくお願いします。1年ぶりにアンジュルム全員揃って登場いただいて、何よりの大きな変化といえば上國料さんがリーダーになったこと。リーダーになる前後で、どういう変化がありましたか?

上國料萌衣さん(以下、萌衣)考え方も行動もがらっと変わりました。まずリーダーとして、グループのひとりひとりの考えを、ちゃんとスタッフの皆さんに伝えたいな、とずっと思っていたので、メンバーと話す機会が増えました。それこそ新曲は年に数回の大事な機会なので、メンバーのやりたいことや好きなテイストなど、個別にどんな曲が歌いたいか聞いたり。

川村文乃さん(以下、文乃)それこそラップや物語っぽい曲をやりたい、という子がいて、前回の『RED LINE』あたりから反映されるようになったように思います。上國料さんは、前は「自分がこうしたい」と個人の意見を伝えていたけど、リーダーになってからは「アンジュルムとしてどうか」を考えることが増えて、「私はこう思うけど、みんなはどう思う?」と、他の意見を汲み取ってくれることが増えた印象です。おかげで私も前よりメンバーのことを深く知ることができるようになりました。でも、意外とリーダーになって上國料さんの何もかもがガラッと変わったわけじゃなくて、私たちの関係はあんまり変わらないですよね。

佐々木莉佳子さん(以下、莉佳子)そうかもしれない。全体で見たときはわかりやすくリーダーという肩書きがあるから、リーダーとしての責任や葛藤はもちろんあるだろうし、率先して動いてくれるようになった変化はあるけど、私から見るかみはこれまでとあまり変わらないかな。かみはかみのままでいてくれているし、かみに対する私も自分のまま。私が私でいられる場所を作ってくれている人だな、と思います。

萌衣 こちらこそですよ! 私にとっても佐々木さんはそういう存在です!

―3人はそれぞれ得意分野を活かしあってグループを引っ張っている印象ですが、実際なんとなくこうやって担当が分かれている、などはありますか?

萌衣 佐々木さんは確実にみんなのメンタルケア。かわむーは作業や細かい情報収集とまとめ。確認事項を本当に的確にまとめてくれます。

莉佳子 本当にそれ。大感謝すぎる。

萌衣 前に私たち3人で韓国旅行に行ったとき、初日は私と佐々木さんのふたりで、かわむーが後から合流したんです。かわむーが来る前のふたりのときは何も予定を組まずに、夜ごはんのお店も考えてはいたけど「もうこのへんにある店でいっか〜」と屋台に行ったりゆるく回ってたんですけど、かわむーが来てからはみんながそれぞれ行きたいところをどう効率よく1日で回れるのか、「この時間の電車に乗る!」と全部刻んで決めてくれて、おかげですごいスムーズだったんです。私たちには絶対にできないことだから、本当にありがとう!

文乃 私はそういう取りまとめが好きだから、勝手にやりたくなっちゃうだけなんですけど、役に立っていて嬉しいです…! おふたりがいるとみんなが明るくなるので、メンバーと楽しくワイワイしてくださっていてありがたいなと感じます。特に佐々木さんは人の気持ちに敏感だから、メンタルケア役は適任だな、とすごく思います。

莉佳子 嬉しい。でも確かに「おはようございます」の時点で良くも悪くも「この子、今日疲れているのかな」と気付きすぎるから、良くないかな〜と思うこともあって。

文乃 めっちゃ気付きますよね! 気付いてくれる人がいるって嬉しいですよ。

莉佳子 いや、そういうことを必死に隠していて、気付いてほしくないときもあるじゃない? 声をかけてほしいタイプの子ならすぐにいくけど、気付いちゃったのをわからせないほうがいいな、と思ったら、気付かないふりをして普通に声をかけます。いつも一緒にいて、性格を知っているから、メンバーがどうしてほしいかがわかる。もちろん全部正解ではなくて、後から「あ、違ったな」と思うときもあるけど…。

―いつもいろんなことに気を配っていそうですよね。

莉佳子 そうですね、大人数の前でこれを言われたらイヤだろうなと思うことはできるだけ1対1で話して、難しければなるべく小さい声で。あとはみんなが輪に入って空気になじむ感じで話をしてみたり…。私自身が結構浮き沈みが激しいタイプで、人の気持ちに敏感だからこそ、大切なみんなをどうにかしてあげたい、と思っちゃう。でもサポートするぞと意識してやっているというよりは、本当に自然に体が動く。だって大切なみんなには笑顔でいてほしいじゃん。

萌衣 あと、佐々木さんは私の中で、お笑い担当です!

莉佳子 急(笑)。「芸人になったらどうです?」ってめちゃめちゃ言うよね。かみの笑いのツボにハマるのは嬉しいけど、かみだけだよ(笑)。

萌衣 本当に芸人さんになってほしい。もう、さりげなくぼそっと言ったことが面白いんですよ。

莉佳子 すごい無茶振りしてくるよね。無茶振りされたら全力で返して、そうすると赤ちゃんみたいに全力で笑ってくれて、それがかわいいし、嬉しい(笑)。だからね、やっちゃう。かみ、ライブ中もタンタンタン、って曲のリズムに合わせてお尻を叩いてくるし…。

文乃 えぇ〜!?(笑)

萌衣 面白くって、一列になるところでやってます♡(笑)。

莉佳子 他の人の無茶振りは断ることもあるけど、かみのときはやってあげたくなっちゃってだいたいやるかな。それにね、「今からかみ、めっちゃ無茶振りしてくるだろうな」って言う前の顔がわかるの! 「なんか言ってくるぞ…」って目を見ればわかるから、そこで準備してます。

萌衣 私もやってもらえるまでしつこいから(笑)。

文乃 でもそうやって、後輩が甘えたり、話しかけたり、ちょっかいかけたり、ふざけたり、いちばんしやすい先輩は佐々木さんだなって、どの後輩が入ってきても思います。佐々木さんとお出かけするのは、加入したらみんな最初に通る道。

萌衣 そう、「佐々木さんっていじっていいんだ〜」って受け入れてくれるってわかるから(笑)。

莉佳子 今いちばん後輩のゆっぴょんとはなな(※下井谷幸穂さんと後藤花さん)がね、特にすさまじいよ。今までの子と比べても、隙があれば何かしてきて油断できない。ツンツンしてきたり、普通に歩いてたら目の前が急に暗くなって「だーれだ」って(笑)。「も〜、なんだよ〜」って、近所の子どもみたい!

萌衣 やっぱりあやすのが上手だから〜。

文乃 佐々木さん自身もそうされてきたんじゃないですか? あやされてきたというか、いじられてきたというか。

莉佳子 いじられてきてる! 自分もいちばん年下で入ってきたから、ふたりみたいにわちゃわちゃしてる道も通ってきて、そのまま成長すると今の私になる(笑)。でも、やっぱり加入したての後輩たちとは壁があることもあって「あれ、私って接しにくいのかな? この子たちがちょっと人見知りするのか、私が怖いのか、どっちなんだろう、わかんないな」と自分から接しに行こう、ということも意識してきたよ。そうすると、どんどん後輩たちのほうから来てくれるようになって、それがすごく嬉しくて…。

萌衣 でもちょっと、自分から行くのは恥ずかしがってませんか?

莉佳子 そう、後輩たちのことは好きだけど、自分から行くのは気恥ずかしい、というのが実はずっとある(笑)。来てくれる分には「嬉しいよ〜好きだよ〜」って100%で返せるけど、自分から行くときは照れが入っちゃって、50%くらいになる(笑)。でもその照れとか恥ずかしさが伝わっちゃって接しにくくなっちゃうのもあるのかな…どうだろう?

萌衣 恥ずかしがっているからこそ、よく「かわいい」って言葉が出てきてませんか? 佐々木さんからちょっかい出して、後輩たちから返ってきた反応に対して「えっかわいい」とよく言ってます。

莉佳子 分析されてる! 確かに「かわいい」って言葉に助けを求めてる…? いや、でも、かわいいと思ってなかったら絶対にかわいいって言わない。嘘はつきません。思ってるから言うの!


―さて、それではアンジュルムの魅力が詰め込まれた佐々木さんのラストシングルである今回の新曲、どんな楽曲ですか?

文乃 まずは『美々たる一撃』から。これはやっぱり攻め攻めの曲調で、ラップパートをみんなで繋げていく感じがカッコよくてお気に入りです。見どころはやっぱり、ダンスブレイクの佐々木さんの脚上げ!

萌衣 佐々木さんが脚上げをした後、真ん中でみんなを率先して動くところで「佐々木さんがいなかったら、こんなにかっこよく決まらない」と思う動きで、いいんですよ。

莉佳子 はい、思いっきり脚上げをしております。『マナーモード』の頃からとってもお世話になっていた振付師の先生が見せ場を作ってくださって、嬉しい限りです。その期待に応えなくては…! という気持ちと、感謝を込めて頑張ろう、と、家でも何回も自主練しました。私がこんなに練習するの、珍しいと思います。練習初日に鏡で見た自分がなんかカッコ悪くて、好きじゃなくて。「最後のシングルなのにこんな姿見せてられない、こんなんじゃダメだ」と悔しくなって。私は後輩のみんなに言葉で伝えるより、私の動きや形を見て学んでほしいタイプだし、行動で引っ張っていくぞ、という気持ちがずっとある。やるなら完璧にやりたいというプライドがあるから、練習した!

萌衣 どのくらい練習したんですか?

莉佳子 短期集中型だから、30分くらいで全集中して納得いくまでやって体に入れた。前に、知り合いのダンサーさんにどうしてその表情ができるのかと聞いてみると「鏡をたくさん見る」と教えてもらえて、そこから鏡をさらにものすごく見るようになって、家での自主練でも姿見の前でやってます。私たちはダンスだけじゃなくて歌ってもいるから、そのときの角度も大事。角度をどう見せるかで、同じ振りでも全然違うものに見えるから、気をつけてました…私ばっかり話しちゃった! ダンスのことになると止まりません! 

文乃 めちゃくちゃカッコよかったです。佐々木さんって普段練習していてもそれをあまり言わないし、できないことはないんじゃないかというくらいなんでもできる。私たちから見たら最初の時点で全然できているように見えたんですけど、それでも練習をしたと聞いて、私と上國料さんは「佐々木さんがこんなにやってるんだから、私たちももっと頑張らなきゃ」と気合いが入りました。

莉佳子 間奏明けのかみのソロパートからの音の流れも本当にかっこよくて好き。「まだ成長を見せてくるんだこの子」って、しびれました。「フゥ〜!」ってなったよ。

文乃 これまでに見たことのない気迫というか、迫力というか。

莉佳子 そうそう。しかも最近ダンスも全体的に力強くなって、圧力をかけるのもめっちゃ上手になって。ずっと「かみ、たぶんもう一歩だよね、もう一皮剥けたら絶対もっとカッコよくなるよ」と言ってたけど、最近のライブ映像を見返していると「カッコいい、やるやん」って。私も頑張ろうと思えるよ。刺激をもらってます。

萌衣 めちゃくちゃ嬉しいんですけど! ダンスレッスンのときも、佐々木さんに「かみのここ、カッコよかった」って言われたこと、覚えてますよ。

文乃 もうひとつ見てほしいところいいですか? 2番のサビに行くときに、(橋迫)鈴ちゃんが超かっこよく「まーだまだ」と歌って、それがここから一気に上がるぞ、という感じで、力強くてかっこいいんです。

萌衣 わかる! 声を聞くだけで表情が見えるというか、前より歌声に表情が乗るようになっていて、すごくいいな…と思いながら見てます。

―『うわさのナルシー』はどうでしょうか?

萌衣 おしゃれな曲調。アンジュは力強い曲が多いけれど、この曲はレコーディングの時点で「もっと力抜いて〜」という感じで珍しかったです。「自分で自分自身を愛してあげてね」というメッセージが伝わるといいなと思います。私、レコーディングしながら「こういう風に生きていけたらいいな」と思いました。

莉佳子 私はそう生きてきたよ! 衣装もアンジュにはあんまりない白とベージュでおしゃれ。

萌衣 あと、かわむーの声がめっちゃいい。声が曲に合っているし、『今日もあなたは最高なGirl』のかわむーのパートがかわいくて好きです。

文乃 そこ、みんなにかわいいって言ってもらえました♡

莉佳子 かむの声になりたいもん、私。歌声が曲の本当にいいスパイスになる。

萌衣 かわむー、加入当初は、歌声で悩んでいた時期があったじゃない? だからこそものすごく努力して、いろんな声を出せるようになって、1級マグロ解体師の資格を取ったことで声に太さも出て、幅が広がったよね。

文乃 そうなんですよ、解体師の資格を取るために太い声で口上の練習をしていたあたりで、力強い歌声も出せるようになりました。

莉佳子 えっ、じゃあマグロに感謝ってこと?

萌衣 今じゃライブでかわむーのストレスのないというか、喉を傷めなさそうな声の飛ばし方がすごくキレイ。それで幅広い声で歌えるから、本当にいい。

莉佳子 かっこいい曲のときにする煽るような表情も好きだよ、手を差し伸べてクッと眉毛が動く感じがいい。

文乃 あはは、やってますね(笑)。嬉しい…。

萌衣 しかも佐々木さんが褒めるってなかなかない!

莉佳子 本当にいいって思ったときしか言わないから(笑)。でもここ最近ふたりを見ていると、どんどんふたりとも変わってきているなと思う。私も常に変化を求めるし、やっぱり人が成長するのには歴は関係ないな思わせてもらってます。

―では最後に、佐々木さんフィーチャー曲の『THANK YOU,HELLO GOOD BYE』どうでしょうか?

莉佳子 本当にいい曲なんですけど、まさかの曲の頭からサビまで全部私のソロパート。さすがにもう少し分かれるだろうと思っていたので、どこが自分のパートかを渡されたときに、こんなにあると思ってなくて「えっ、嘘だ」と恥ずかしくなっちゃいました。歌詞もメロディーもMVも本当に好きです。

文乃 一応全員が一曲丸ごとレコーディングしてから組んでもらってるんですけど、ここまでソロパートが続くのはなかなかないですよね。でもそれくらい佐々木さんのことを表した歌詞なんだろうなと思いました。MVも、佐々木さんだからこそできるMVでしたよ。

莉佳子 6パターンも衣装を着させていただくと知ったときは、びっくりしました。

萌衣 佐々木さん以外のメンバーに「どういうシチュエーションの佐々木さんが見たいですか?」というアンケートがありましたよね。しかも締切が『うわさのナルシー』のMV撮影日で、佐々木さんがいるのに空き時間でみんな必死に書いたんですよ(笑)! そしたら、もちろん佐々木さんだけアンケートがなくて…。

莉佳子 みんな何か書いてるから「なんで私はないの?」って聞いたら「あ、これ聞いちゃいけないやつだな」って空気になって(笑)。でもかみが、ちょっと内容をバラすというか、私が絶対に聞いちゃいけない話をポロッとみんなに言ってて(一同爆笑)、「あ〜、また何かやらかしてるわ、かみっぽいな〜」と思いながら聞いてないフリして携帯さわってました(笑)。みんなが何書いたか知りたい。

萌衣 私、たぶん誰よりも書いた自信あります! 枠に入らないくらい書きましたよ。猫や犬に囲まれてほしい、ぬいぐるみに囲まれてほしい、お花いっぱいでモデルっぽい雰囲気、初めてふたりで撮影したときのポップコーンパーティーみたいな雰囲気…結構採用されてません?

莉佳子 初めて聞けた。すごい。嬉しい。

文乃 私もお花と撮影してほしいって書きました。佐々木さんといえば、家にメンバーを呼んで映画を観ているイメージなので、そういう感じを提案してみたり。あとは、「佐々木さんの唇が好きなので、唇を横から撮りたいです」と書いたら、メンバーがカメラで横から撮る、に組み込まれてました。そのときの佐々木さん、力入っちゃってましたよね(笑)。

莉佳子 「みんなが口を撮りたいって言うので、撮ります」と言われて、嬉しいけど恥ずかしくなっちゃって(笑)。

萌衣 本当にメンバーの意見をたくさん取り入れてくださって、みんなの好きな佐々木さんが詰まってるMVになっています。


―さて、そんな佐々木さんのファイナルコンサートは、横浜アリーナで開催されます。

莉佳子 会場をマネージャーさんから聞くとき、どこだろうと怖いくらいドキドキして。去年立たせていただいた横浜アリーナだと知ったときは、本当に嬉しかったです。

萌衣 佐々木さんをそこで送り出せるのも嬉しいし、2年連続立てることも、今のアンジュルムが信頼してもらえてるのかも、と思って。

莉佳子 期待を超えていきたいです。来てくださる皆さん、きっと去年と比べて観ると思うんです。だから、去年の自分たちに、絶対負けない。みんなの魂を奪うくらい揺さぶりたい。なんだろう…例えて言うならガンダムみたいに、メンバーひとりひとりが合体して大きなものになれるように頑張りたい。このインタビューの時点ではまだセットリストは決定していないので歌うかわからないんですけど、アンジュルムの卒業コンサートの定番で『交差点』という曲があって、卒業するメンバーは歌わずにみんなが歌うのを見守るんですよ。見守るのはちょっと無理なので、もう逆に歌わせてほしいです。固定概念壊していこう。

萌衣 あれ? ってザワザワしちゃいそう(笑)。

莉佳子 でも…きっと、今まで感じなかった、卒業する人にしかわからない気持ちで私はライブをすると思うんです。その状況になって、場に立ったとき、自分がどうなるのか気になります。本番になってみないとわからないけど…初めて自分が輪から抜けていく日に、よりみんなが輝いて見えるんだろうな。楽しみ。そして何より、ファンの皆さんが思い残すことのないライブをしたい。出し切ったと思ってくれるものを作りたいから、みんなの100%がぶつかりあえる感じにしたいな。

文乃 やっぱり佐々木さんってアンジュルムのスターというか、自慢の人。ここまでアンジュを作り上げてくれた集大成…というか、何かひとつの形が終わることになると思うんです。佐々木さんはライブですごく生きる人で、佐々木さんと言えばライブ。横浜アリーナが小さく感じるくらい、パフォーマンスやパワーがすごいから、そんな佐々木さんがどんな感じになるのか、そしてどんなアンジュルムになるのか楽しみ。

萌衣 今、ひとりひとりのやる気やモチベーションがすごく高いから、100%いいライブになります! 全力で待っててください!

文乃 佐々木さん、泣きますよ。絶対泣きますよ。

莉佳子 おーい、泣かないって言っときやー。…いや、でも何回泣くのかな。(※このインタビューの時点では)まだ決まってないことばかりだけど、自分で予想します。まずステージに出る前の円陣で言葉が詰まって、涙がちょっと出ちゃう。で、「顔崩れる、盛れない」とか言いながら泣きやむ。出て数曲でもうひと波来て、さっき言ってた『交差点』がもしあったらそこで終わる。アンコールで着替えて、皆さんに言葉を伝えるところがだいたいあるので、もうそこでダメですね。

萌衣 そして最後の最後で、泣きながら皆さんに手振ってそうですね!

莉佳子 泣くね。ダメじゃん。泣かないとかたぶん無理です、泣きます。もう、こんなこと言ったら実際どうなったか見られちゃうじゃん。恥ず(笑)!

INFORMATION
最新シングル『美々たる一撃/うわさのナルシー/THANK YOU,HELLO GOOD BYE』発売中
アンジュルム半年ぶりのNEWシングルは、ダンスナンバー『美々たる一撃』、K-POPやシティポップを感じる大人な曲『うわさのナルシー』、MVにも注目の莉佳子フィーチャー曲『THANK YOU,HELLO GOOD BYE』のトリプルA面。

佐々木莉佳子卒業記念フォトブック『girasol』発売中!
https://cancam.jp/rikako_book
【莉佳子】ビスチェ¥15,950(LILY BROWN ルミネエスト新宿店<リリー ブラウン キャンディーストック>)、スカート¥57,200(ハルミ ショールーム<RIV NOBUHIKO>)、靴¥15,400(ル タロン グリーズ ルミネ新宿店<ル タロン グリーズ>)、イヤリング¥28,600(CITRON Bijoux)、チョーカー¥13,200(アンティローザ<ロニ>)、ブレスレット¥73,040(ズットホリック<バルブス>)、リング¥23,100(ココシュニック<ココシュニック オンキッチュ>)
【上國料さん】ワンピース¥85,800(H3O Fashion Bureau<ディサヤ>)、靴¥25,300(THE WALL SHOWROOM<SENSO>)、イヤリング¥44,000(CITRON Bijoux)、リング¥10,010(チビ・ジュエルズ・ジャパン<チビ・ジュエルズ>)
【川村さん】ブラウス¥46,200・スカート¥44,000(H3O Fashion Bureau<ディサヤ>)、イヤリング¥17,600(CITRON Bijoux)、リング¥20,900 (ココシュニック)
撮影/神戸健太郎 スタイリスト/奥富思誉里 ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) ・甲斐美穂(ROI) 撮影協力/渡辺奈穂 構成/後藤香織