【ラフレクラン西村のハイスペック伝説4】アナウンサー入社試験1発目で最終面接→不合格。足りなかったのは○○だった

WI 外見が変わっても中身はそのまま?

西村 大学生のときは、自信の塊で、謙虚さの欠片もなかったです。試験でほかの大学の人らに「どこの学校なの?」とか聞かれても、「あ~慶応慶応」みたいな。本当にイヤなやつですよね。でもそんな態度なのに、試験が進んでもずっと残ってるから、「あいつまだいるの!?」って目で見られて(笑)。

 

WI しかも心の中では、“芸人になること”が大本命ですよね?

西村 もちろん、その時点でもまだ「芸人になる」って思ってましたよ。アナウンサー試験を受けてるのは、ステップのひとつとしてやってるだけで、芸人が最終目的、と。だから、アナウンサーに本気でなりたいって思っていた方々には、本気で陳謝したいです。

 

WI ところで、フジテレビの最終試験はどうだったのですか?

西村 最後に(フジテレビの)日枝会長を前にしたときに、緊張しちゃったうえ、調子にのっちゃったんです(笑)。それまで、マニュアル通り100点の返答をしてたのに、「あなたにとってフジテレビとは?」と聞かれて、「こうして最終試験まで残らせていただいて、いまの生活の中心でもありますし、夢の中心でもありますし……そうだ、リモコンでも8チャンネルって、中心にありますよね」なんて返してしまったんですよ。もちろん、見事に落ちました(笑)。それまでめちゃくちゃトントン拍子で、人事の方からも高評価だったのに、最後の質問で、一気に僕の化けの皮が剥がれちゃったんです。

 

WI 結局、アナウンサーの試験は何社受けたのですか?

西村 東京、大阪、名古屋、九州、北海道……と一通り、10社ぐらいですね。でも、かなり少ないです。本気でアナウンサーになりたいって人は、70社とか普通に受けますから。でも、いつもいいところまで行くのに落ちてたんです。それで、全国やっていくうちに気づいたんです。「あ、俺って“謙虚さ”が足りねーな」と。それに気づけたのは、人生の契機ですね。

 

気持ちを切り替えてからの展開でも、ハイスペックぶりを見せる西村さん。そして、面接で何度も落とされ続けるうちに、“謙虚さ”を持つことも覚えたようです。次回、1年で辞めるはずだったアナウンサーを続けながら、3年。悶々としていた西村さんに、ある“転機”が訪れます。(さとうのりこ)

ラフレクラン西村真二
Twitter:@slimboy24

【ラフレクラン西村のハイスペック伝説】シリーズ!

★1回目→ 元アナでミスター慶応!よしもと男前芸人、ブレイク寸前の陰に”人妻”あり!?

★2回目→ 人気急上昇のよしもと芸人は元カノのお母さんと…そしてウーマン村本に宣戦布告!?

★3回目→ 注目急上昇のイケメン芸人、学生時代は血気盛んで前代未聞の○○だった

★5回目→ 3年務めたアナウンサーを辞めたきっかけは、先輩芸人・チュートリアルの○○だった

★6回目→ 相方・きょんはハンドルのない高級車!?「操縦できるのは俺しかいないと口説いた」

 

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