実は地球にも優しい♡「アセテート」って何のこと？【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「アセテート」って何？

アセテートをデジタル大辞泉で調べてみると…

アセテート【acetate】
アセチルセルロースを原料とする半合成繊維。絹に似た光沢と感触とをもち、吸湿性が小さく、熱に弱い。服地・下着類などに使用。アセテート人絹。アセテート繊維。アセテートレーヨン。

アセテートとは、木材パルプや綿などを原料としたアセチルセルロースに、酢酸を結合して作られる半合成繊維のこと。天然由来の素材で生分解性があることから、地球環境保護の観点からも注目を集めています。また、サトウキビや穀類など再生可能資源で作られたアセテートを「バイオアセテート」と呼んでおり、より環境に配慮した素材といえます。服などに使用する場合、シルクのようなツヤが魅力のアセテートは、シワがつきやすいデメリットも。反面、シワになりやすさを生かしたシワ加工のスカートやトップスなどにも用いられるほか、吸湿性があるため夏のファッションアイテムで活躍しています。軽さがあり透明感のある色合いや豊富な着色が可能なため、メガネフレームやカチューシャの素材としても人気です。

バイオアセテートのカチューシャスタイル

今季はマーブル柄や少しぷっくりとしたタイプの細いカチューシャが続々登場。つけるだけという手軽さが魅力的なカチューシャは、前髪をざっくり分けて、少し前髪を残しながらねじるワンテクで、おしゃれさと落ちにくさをプラス♡