香水をつけすぎた時の対処法!意外と間違えがちな香水の保管方法とは

香水の素朴な疑問にプロが回答!

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いい香りがする人は男女問わず魅力的。でも、香水をほどよく香らせるつもりがつけすぎちゃった…そんな時の対処法や、お気に入りの香りを長持ちさせる方法をプロにアスク! 

教えてくれたのは…パルファム ソムリエール 栄口亜紀子さん

ラトリエ デ パルファム 西武池袋本店 パルファム ソムリエール 栄口 亜紀子さん
ブルーベル・ジャパン独自の資格制度パルファム・ソムリエールの資格を有する。豊富な製品知識はもとより、フレグランスの歴史、製造背景、香りがもたらす効用など幅広い知識と経験を持ち合わせ、現在は西武池袋本店の店頭に立ち、持ち前の朗らかさと高いコンサルテーション力により多くの顧客ファンを持つ。

Q.香水をつけすぎちゃった…

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A.水で洗い流して!

「フレグランスをつけすぎてしまった場所を水で洗い流す、もしくは水に濡らして絞ったハンカチなどで拭きとると、ある程度香りをオフすることができます」

Q.お気に入りの香りを長持ちさせたい

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A.ボディケアアイテムをライン使いすると香り長持ち

「お気に入りの香りと同じ香りのシャワージェルやボディローションなどのボディケアアイテムをライン使いすると、香り立ちがまろやかで立体的になり、持続時間もアップします」

Q.香水は何年で使い切るのがいいの?

A.開封して1年以内

「開封すると酸化が始まるため、1年を目安に使い切ることをおすすめしています。未開封の場合でも、3年以内に使い切るのがおすすめです」

Q.劣化した香水を見分けるポイントは?

A.見た目の変化

「劣化すると香水の色そのものが変化したり、本来の香りと異なった(酸化したような)香りがするため、気になる場合は実際に香りをスプレーしてチェックしてみてください」

Q.香水ってどうやって捨てればいい?

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A.洗面台に流すのはNG!中身が残っている場合は新聞紙などに染み込ませて

「中身の入った香水は、換気の良い場所(風通しの良い屋外など)でポリ袋に入れた新聞紙やティッシュペーパーなどにしみこませるなど中身をスプレーしきってから、自治体で決められた分類方法でボトルのみ廃棄してください(洗面台等に中身を流すのは避けましょう)」

Q.いざつけてみるとあまり好みじゃなかった……

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A.購入するときはムエット(試香紙)ではなく、必ず肌で試してみて

「使いきれなかったフレグランスは、ルームスプレーや芳香浴等に使うなど考えられますが、香り自体が好みではなかった場合は、その香りを使うこと自体が難しいと思いますので、フレグランスを購入する際は、実際にご自身の肌へお試して、香りの変化を確認してからお求めください」

Q.香水はどこに保管すればいい?

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A.直射日光が当たる場所はNG!

「直射日光の当たる場所と火気厳禁なので、コンロなど火のそばには置かないように。直射日光が当たる場所に置いておくと劣化が早く進むので、日陰の涼しい場所で保管してください」

 

香水を購入したら早めに使い切ることで、フレッシュな香りを最後まで楽しめます。すれ違った時に「いい香り」と思わせるために、香水の正しい付け方もあわせてチェックして!

 

取材協力/ブルーベルジャパン株式会社 香水・化粧品事業部

ラトリエ デ パルファム
https://latelierdesparfums.jp/

構成/齋藤奈々