【会社メイク】オフィスで好印象を与えるベースメイクの作り方

ほぼプチプラ・5アイテムで完成!プロ直伝“しごでき肌”の作り方


上司からも後輩からも仕事で頼りにされる人は、ベースメイクに秘密あり! 忙しくてメイク直しができなくても疲れを一切感じない、オフィスにふさわしい肌作りをご紹介します。

ニット・肩に巻いたカーディガン[セット]¥18,700(アプワイザー・リッシェ)、ピアス¥2,860(アネモネ/サンポークリエイト)、時計¥41,800(ココシュニック)

教えてくれたのは…ヘア&メイク・NADEAさん

NADEAさん:その人の顔の特徴を見極め、コンプレックス解消や魅力を引き出すメイクが得意! 日々更新される豊富な知識と確かな技術で美容家や有名人から引っ張りだこの他、企業からもラブコールの絶えない好感度メイクの達人。

オフィスメイクに使える神コスメTOP5はコレ♡

会社にトレンドは必要ナシ!全方位好感度ある端正な肌が正解

オフィスに行くときのメイクは、ブラウンのアイシャドウや、ベージュピンクのリップなど、落ち着いた印象のカラーアイテムを選ぶ人は多いはず。でも、ベースメイクはどうでしょうか。オフィス仕様にアイテムや塗り方を変えていますか? 顔の中でいちばん面積が広いのが肌。顔全体の印象を左右する部分なので、ポイントメイクではなく、肌作りが実はいちばんオフィスメイクには重要なのです。

例えば、愛用している人も多いクッションファンデーションを使った韓国っぽいツヤ肌。アイテムとしては優秀なものが多く、トレンド感もありますが、どうしてもツヤ感が強く、キャピッとカジュアルな印象に。また、ツヤはお直しができないとだんだんテカリと一体化して、清潔感のない印象になってしまいます。逆に、マットなファンデーションを重ねすぎた肌は、隙がなく、とっつきにくい印象に。

こんな顔はオフィスではNG!

左:韓国意識のツヤ肌さん、右:マットすぎる厚塗りさん
オフィスメイクに必要なのは、「清潔感」、「きちんと感」、「好感度」の3つ。それを叶えるベースメイク、そしてそれがお直ししなくてもキープできる肌が、「しごでき~仕事できる~肌」だと思うんです。

オフィスで好印象を与えるしごでき肌の作り方


10分で完成するから時間がない朝でも大丈夫! ヘア&メイク・NADEAさん直伝のしごでき肌の作り方をご紹介。

STEP①ピンク下地で全体をうるおす


■使用アイテム

セザンヌ化粧品 UVトーンアップベース ピンク [SPF50+・PA++++] 30g ¥748

まず頬部分にのせる

ピンク下地をパール大ひとつ分ほど指に出し、人さし指、中指、薬指の第二関節まで広げたら、スタンプのように頬の上にトンとのせる。そのまま3本の指の腹で、優しく叩き込むように広げて頬全体になじませていく。乾燥による化粧くずれを防ぐためにしっかり頬を潤す。

POINT:指の腹を使ってスタンプづけ!

1か所だけ厚塗りになったりムラになったりするのを避けて均一にするため、指の腹でなじませてから頬を覆うようにON。重ねていくごとによれやすくなるので、すべてトントンづけが基本に!

おでこ、鼻、あごにのせる

再びピンク下地をパール大ひとつ分ほど指に出し、3本の指の上で広げる。片手に広げた下地はおでこにスタンプのようにのせて、もう片手に広げた下地は鼻筋とあごにのせる。指の腹を使って、おでこは横全体に、鼻とあごは全体に、優しく叩き込むようになじませていく。

POINT:最後はこめかみやまぶた、口角も!

ここを塗り忘れるときちんと感が薄れ、老け顔や疲れ顔に見える原因に。隅々まで意識して、最後に手に余った下地で薄くカバーして。


STEP②皮脂ブロック下地でくずれ防止


■使用アイテム

カネボウ化粧品 ケイト プロテクションエキスパート(トーンアップラスティング) [SPF50+・PA++++] 25ml ¥1,540(編集部調べ)

顔の高い部分とテカりやすい部分にのせる

皮脂ブロック下地を適量出し手の甲で一度広げ、ごく少量を指で取れる状態に。まずはテカリやすいおでこ、鼻、あごに指で薄くのせてなじませる。肌をこするとピンク下地もよれるので優しくのせて。再度指に下地を取り、頬の高い部分にものせてなじませ、明るさを出す。

MORE POINT

ニキビなどはファンデーションでOKだけど、クマはオレンジコンシーラーを先に仕込んで元の肌色に近づけて。

カネボウインターナショナルDiv. カネボウ デザイニングカラーリクイド 03 [SPF8・PA+] ¥3,300

STEP③ファンデーションは部分的に


■使用アイテム

クレ・ド・ポー ボーテ コレクチュールヴィサージュ n PO [SPF25・PA+++] ¥6,600

指に取り、①頬→②あごと口角→③鼻の順に塗る

しっかり高さを出したい部分にのせてから周りに広げるのがカギ! まずは指に取って頬に3本線のように伸ばし、指でトントンと広げる。次にあご→口角、最後におでこから鼻筋や小鼻も同じように広げる。目周りは崩れやすく、顔周りは自然な陰影を出したいので、塗り広げないように注意!

MORE POINT

顔周りはファンデをのせないので、気になる部分をファンデで隠してから、シェーディングで陰影をプラスすればOK。

コーセー ヴィセ シェード トリック BR300 ¥1,760(編集部調べ/3月16日発売予定)

STEP④パウダーで清潔感を出す


■使用アイテム

コーセーコスメニエンス メイク キープ パウダー ¥1,320(編集部調べ)

生えギワやフェイスラインなど顔周りにのせる

ツヤ感は極力抑えたい生えギワからおでこ、フェイスラインと顔の外側をパフでトントンと軽く押さえていく。重ねず一度塗りでOK。

眉とTゾーンにのせて、余った粉で頬も押さえる

眉上と皮脂の多い小さめのTゾーンを押さえてから、最後に両頬もパフで軽くタップ。シワになる部分は避けましょう。


STEP⑤ハイライトで立体感をON


■使用アイテム

井田ラボラトリーズ キャンメイク むにゅっとハイライター 02 ¥638(4月10日発売予定)

光が当たる部分にだけのせる

目尻の横とそこから指1本分空けた黒目の外側部分、両目の間の鼻筋、目頭の真下、上唇の山の凹み、あご先に指でハイライトをのせる。スキンケアをしたあとに光を当てたら光る部分を目安に細かくのせることで、よりナチュラルなツヤを演出。


“しごでき肌”の完成♡

オフィスメイクに必要なのは、トレンド感ではなく、清潔感ときちんと感、好感度、この3つ。ツヤすぎず、マットすぎない、清潔感に溢れた“しごでき肌”に♡

CanCam2023年4月号「“しごでき肌”の作り方」より
撮影/榊原裕一(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/NADEA スタイリスト/伊藤舞子 モデル/まい(本誌専属) デザイン/鎰廣 彩(Beeworks) 撮影協力/有田梨奈 構成/田中涼子 WEB構成/谷夏帆 ◆この特集で使用した商品はすべて、税込み価格です。