『連載 今日も猫に飼われてます。』第283回 猫の日に、猫のかわいいを噛みしめる。
我が家の暴君（愛猫）トラちゃんの日常を、猫の言いなり飼い主が身勝手に発信するこの企画。本日は猫の日ということで、猫という恐ろしくかわいい存在がいてくれることに感謝をして恩返しをしたい日！ しかも我が家は、前日がトラちゃんの誕生日ということもあって手厚めなお祝いをしたい日です。そんな意気込みがあり夜なべして作った記念撮影コーナー、撮れたのは背中のみ。
イメージ通りには絶対させないバースデーボーイ。どうしたらいい感じに座ってくれるのか、考えているうちに頭の中はトラちゃんでいっぱい。夢中にさせる天才です。想像通りに撮るのは早くても1か月かかりそうなので、合成しておきました。
喜んで欲しい相手に見向きされなかった分、アピールさせてください。紛れ込んでいますが、白いチェストみたいなフードスタンド、トラちゃんが最近ハマってる「ぽんちゅ〜る」全種タワー、謎に大きい原産ドイツのおしゃれ缶詰、猫じゃらしをプレゼント。誕生日と猫の日がカブると張り切りすぎて、こうなります。
一方その頃、感謝とか鬱陶しいみたいな顔で記念撮影コーナーには絶対入らないトラちゃん。外から「こんなの作るなんてバカだにゃ〜」と言いたげに見学中。でも、すぐ取れるようにサクッと作った首飾りの存在は全然気にしていない模様。一番イラっとされそうと思っていたのに、なぜ？ ずっと一緒にいるのに好きなものと嫌いなものを把握しきれず、毎日が発見です。そんなところもかわいい。
5歳という大人の階段を駆け上がった夜は、最近お気に入りの『トムとジェリー』を鑑賞（シーズン1のファン）。毛を背もたれにドッシリ構えているので近寄らないようにしますが、本人には偉そうにする気持ちはないし、どちらにせよ妙にかわいい。いつも癒してくれるトラちゃんへ、お返しでとことん好きなものを提供していく。それが猫の日。
ちなみに、並行して『ぐでたま〜母をたずねてどんくらい〜』も鑑賞中のトラちゃん。自分以上に読めない動きをするところが好きみたいです（陰口）。何を見たい気分なのかは、様子を伺いながら調整が必要。トラちゃんの気分とマッチしたときは、嬉しすぎて自分はとんでもなく優れてる！と踊ります。トラちゃんの手のひらの上で。
誰にも合わせない、自分の気分が優先、我が道をいく…できそうでできないことを、愛らしくやってのける。だから、猫ってやっぱりかわいい！
そして、この猫の日の話は次回に続きます。
