忘年会断りたいけど断るのも面倒!ってわけで、「忘年会を断るAI」に断り文を考えさせてみた

忘年会シーズン到来です。あなたは忘年会、好きですか? 苦手ですか?
コロナ禍以降は以前のような大人数の忘年会はあまり開催されず、10人以下のできるだけ少人数のものがちょこちょこと開かれているのを見かける気がします。

全員が勝手知ったる大好きなチームの忘年会ならば、1年の苦楽を振り返りながら美味しいものをいただくのも楽しい時間です。しかし、世の忘年会は全部が全部そうではないことがあります。「仕事で最低限接するのはギリいけるけど、できるだけ必要以上の会話をしたくない人がいる」「気を遣うので翌日まで疲れが残る」「年末年始に向けた前倒し進行で、それどころではない」「シンプルに面倒くさい」などなど。

実際、デジタルレシピが20〜60代の男女700名に「職場・仕事関係の忘年会に参加したいですか?」と調査したところ、「参加したい」と回答したのはなんと19.0%のみ。

「参加したくない」「あまり参加したくない」を合わせると、大多数の81.0%が「参加したくない」寄りであるという驚きの結果が出ました。個人的にはざっくり半々くらいかと思っていたのですが、ここまで参加したくない人が多いって、もはや大掛かりな忘年会はコロナ禍を機に消えていくのでは…??

さて。
とは言っても、誘われたならば、ちょっとくらい顔を出すのが大人のマナー、という説。でも、断るのもそれはそれで面倒「断る文章を考える時間を使うくらいなら、なんだかんだで行ってしまったほうがラク」という新たな問題が発生します。

そんなあなたのために「忘年会お断り文章生成AI」なる、非常にピンポイントすぎる性能を持ったAIを発見したので、実際に考える理由をAIちゃんに考えてもらいましょう!!

「忘年会を断ってくれる文章生成AI」お試し

Gmail経由でちょちょっと会員登録し、左上あたりのメニューから「生成ツール→メッセージ→忘年会の参加を断る」という順でタップしていくとAIに到着。

こんな感じ。
「なぜ忘年会に行けませんか?」の部分に文章を打つといい感じに整えてくれるので、実際忘年会に行きたくない理由の本音of本音でよくありそうな理由を適当に打ち込んでみました。

「面倒くさい。苦手な上司がいる。眠い。疲れた。」

実際この4つのどれかには当てはまるでしょう! 
文章の雰囲気を「丁寧」「カジュアル」「大胆」の3パターンから選んで、「生成する」をタップ! ひとまず初回なので「丁寧」にしてみましょう!

………。AI、ひょっとして大量に文章打ち込まれて疲れてる?
「丁寧」にしたら、会社に産業医とかカウンセラーとかその手の人がいたら、すっとんできそうな文章になりました。というかもはや告発文? 仮に私が忘年会に誘った側だとしてこれが送られてきたらめちゃめちゃ心配になるというか、なんらかの方法で一刻も早く休みをとってほしい。

 

というわけで「大胆」でやり直してみましょう。

これでもめっちゃ疲れてそう。ヤバそう!!! 疲労困憊て。
あらゆる意味で疲れていそうな理由を4つも書いたから、こんなことになってしまった気がします。

というわけで次はシンプルに「面倒くさい」だけにしてみました。

英語を日本語に直訳した文章みたいなのが出てきた。「I’m afraid〜」みたいな。ちょっと笑ってしまいました。頑張れAI!!

ところで、ここまで「丁寧」「大胆」ばかり使って、合間の「カジュアル」を使っていないことに今更気づいたので、文章「面倒くさい」×文章の雰囲気「カジュアル」を使ってみました。

これじゃん!!!!
やっぱりちょっぴり英語を直訳した感はありますが、「忘年会の欠席理由→面倒くさい」しか打ってないのに、ここまでしっかり作ってくれたらかなりパーフェクトな感じではないでしょうか。
このAIが考えてくれた文章をもとにもう少しちゃちゃっと整えて

「残念ですが、その日は以前から決まっていた先約がありまして、
参加することが難しそうです。
皆さんと一緒に今年の1年をねぎらう機会に参加できず、残念です」

的なことを書けば角を立てずに断れそうです。いけそう!!1分で断りメールを考えられる!
最後に「ぜひまた誘ってください!」と付け足しておけばさらに良さげになりそうなので、それは自分の行きたくない度合いとの塩梅で調整してください。
もはや断り方に悩んでいる人がいたら、この文章↑コピペして使ってもらえば結構いい感じになるのではないでしょうか。AIと私が合作したフリー素材(?)としてお使いください。

〜余談〜

この時期は大型音楽番組多いので「推しが出る音楽番組を見たい」と試しに打ってみたら…。

AIが「推し」という概念を理解できていない可能性大で、推しと音楽番組に出るファンになりました。モニタリングか? そりゃあ忘年会どころじゃないだろうよ。

 

年末まであと少し。ありとあらゆる理由で忙しい日々が続きますが、やってくるすべて全部を受け続けているともう心も体も限界! というときは、こんなAIを使ってちょっと負担を軽減するのもアリかも。ぜひお試しください。

構成/後藤香織