【インタビュー後編】映画「ソロモンの偽証」主演・藤野涼子、大人になったら“またしてみたい”ことって? 

ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作とも謳われるミステリー巨編『ソロモンの偽証』を、日本アカデミー賞ほか数々の映画賞に輝く成島出監督をはじめとする『八日目の蟬』チームが再結集し、完全映画化!

応募者1万人の中から選び抜かれ、芸名と役名を同じくしてデビューした主演の“藤野涼子”を演じる、話題の新人女優・藤野涼子さんのインタビュー後編を、お届けします!

後編では、映画の内容にも触れていきたいと思います!

 

★前編はこちら→【藤野涼子インタビュー前編】映画『ソロモンの偽証』の撮影現場で、突然「お母さん!」と呼ばれて…

藤野涼子

 

Woman Insight編集部(以下WI) 劇中、涼子は柏木くんに言われた“偽善者”という言葉がずっとひっかかっていて、その言葉に悩み、傷ついたりもしたけど、その言葉がきっかけで新しい一歩を踏み出せたんじゃないかな、と思うのですが 藤野さんは誰かの一言で、変わったことはありますか?

 

藤野涼子さん(以下藤野) 実は今回の撮影で、監督に“OK”って言われても自分では納得いかないときもあって……なんであそこでああしなかったんだろう? って、くよくよしちゃって……次のシーンの撮影まで引きずってしまうことがあったんですが、そんなときに、母親役の夏川結衣さんに「 監督が“OK”って言ったら“OK”なんだから自分では納得いかなくても、あとはくよくよしないで次のシーンのことだけを考えなさい」と言われて、その言葉のおかげでふっと軽くなって、それからは くよくよしなくなって。その後の演技に集中出来るようになりました。

 

WI 夏川さんも同じような経験があったのかもしれないですね。さて、今回時代設定が今から20年以上前と、藤野さんが生まれる前の時代で、現在とは全然違いますよね? 新鮮だったり、不思議な部分はありましたか?

 

藤野 不思議というよりは、大変だったのは、言葉遣いが今の時代と違う部分があって、つい“ちょー”とか“ヤバい”とか使ってしまって、よく監督から注意されました。

 

WI たしかに昔とは言葉遣いも違いますもんね。時代設定もそうですが、今回何もかも初めての経験だったと思いますが印象に残っていることは?

 

藤野 今回初めて役をもらえて、もちろん映画に出演するのも初めてで、まず映画づくりについても何もわからなかったのでクランクインのときは、すごく不安だったんですが、いざ撮影に入ってみるとこんなに楽しいんだ! と感動しました。もっともっと映画制作に携わっていきたいと思いました。

 

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WI 今後、どんな女優さんになっていきたいですか?

藤野 今は勉強が大事なので、しばらくは学業を優先していきたいです。でもまた大人になったら、演技をしてみたいなと思っています。

 

しばらくは学業に専念するとのことで、すぐに次回作が見られないのはとても残念ですが、いつか大人になった藤野さんの作品を観られる日が来るのを楽しみに待ちたいと思いました!

『ソロモンの偽証 前篇・事件』は大好評上映中!
『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日より公開です!(白鳥優香)

 

【ストーリー】

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。

その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。

目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、

マスコミの過剰報道、そして犠牲者がひとり、またひとり。

何が嘘で、何が本当なのか?

もう大人たちに任せておけない…。

隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される――。

作品名:『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』

原作:宮部みゆき(新潮社刊)/監督:成島出

出演:藤野涼子 板垣瑞生 石井杏奈

佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 小日向文世 黒木華 尾野真千子
(C)2015「ソロモンの偽証」製作委員会

配給:松竹 公式HP http://solomon-movie.jp 

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藤野涼子