もともと肌はそんなに弱くないタイプ。たまのニキビやちょっとした乾燥はあるけれどそれくらいで、「THE肌荒れ」の経験は人生で1回くらいしかない。「揺らぎ肌」…って、よく聞くけどどんなものなのかよくわからない。ほとんどのスキンケアは問題なく使える。
…なんて、完全に舐めてかかっていたライター後藤に、ある日事件が起きました。
ちょっとうっかり夜更かししてしまって睡眠不足。たぶんホルモンバランス的に比較的肌荒れしやすい時期。そんな「肌荒れしそう」な条件が重なった日に、私はさらにうっかり肌荒れ要因の上塗りをしてしまいました。
今年は今年で気になる日焼け止めも買ったものの、ちょっとお高かった去年の使い残しの日焼け止めがまだ若干残っていたので、薄々…というか濃厚に「肌に絶対よくないよな〜」と思いつつ、若干のもったいなさを感じていたため「まぁ肌強いし大丈夫っしょ!」と、せめてもの気休めに連日で使わないように交互に塗り塗りすること2週間くらい。(これがかなりヤバかった説)
さらに毛穴の開きが気になり、去年の夏に使って使い残していた毛穴ケア美容液をちょこちょこ使っていました。(これもヤバい説)
そんな「ヤバい」下地が散々ある上に、夜、サンプルでもらった顔も体も洗えるらしい便利なソープで試しに顔を洗ってみた瞬間、明らかな異変に気づきました。
「なんか、肌、めっちゃ痛い」
たま〜に、サンプルを使った瞬間「合わない!」とわかるスキンケアってあるじゃないですか。それです。「合わない」と瞬間的に察知。肌がピリピリし続けて、猛烈に嫌な予感がして速攻で洗い流し、最近初めて買ったばかりの、肌にいい成分がたっぷり入っている乳液で保湿した瞬間にさらなる絶望。
「え、これ塗っても痛い」
昨日まではまったく問題なく使えていて、むしろ「これ使い始めてから肌めっちゃキレイになった♡」とものすごく実感した神乳液だったのですが、荒れる原因が重なりに重なった激肌荒れdayには少々成分が強かったのか、ピリピリ。悲しい。また洗い流す。
化粧水・乳液・クリーム、美容液、ブースター、ふきとり化粧水…その他諸々スキンケアをいろいろ持っていて、日によっていろいろ使い分けていたのがある意味アダとなり、どれが痛くならないのかわからないのでとりあえずいろいろ使ってみるしかないスキンケアガチャが発生。「これはさすがに大丈夫だろ…」と思ったものがピリピリした瞬間のあの絶望。
それが数日続き、手持ちのスキンケアの70%以上は肌がピリピリするという猛烈に悲しい事態に見舞われました。
前置きが長くなりましたが、いろいろ試してみたなかで、そんな「詰んだ…」ときにまったく痛くならなかった、お肌の救世主たちをご紹介させてください。
ドクターシーラボ 薬用アクアコラーゲンゲル スーパーセンシティブEX
名前からわかるように、敏感肌さん向けの低刺激の保湿ゲル。
上記の「いちばん最初に肌が痛くなってしまった日」に、たぶんこれならいけるのでは…!! といちばんピリピリがひどかった右頬に塗ってみたところ、全然痛くない。一応後からピリピリしたら怖いので、1分くらい待ってみても問題なし。というわけで全顔におもいっきり塗りまくりました。オールインワンゲルなのでこれだけ塗ればOKなので、ハラハラなスキンケアガチャを引かなくていいのもかなりポイント高い。
ありがとう、ドクターシーラボ。
洗顔もこのシリーズ買いました。
アルビオン エクサージュ モイスト アドバンス ミルク Ⅲ
9年前に、人生最大の猛烈な肌荒れをした日からの長い相棒。(突然本当に何のスキンケアを使っても痛くなり、いくつかテスターやサンプルで試した敏感肌用のスキンケアでさえピリピリするので何も使えず、保湿ができなくてさらに荒れる…の悪循環を繰り返したあの日)
絶望に陥ったあの当時、敏感肌の友達にすすめられてカウンターに行ったところ、その人生最大の肌荒れ時でさえまったくピリピリせず使えて、それ以来9年間、他のスキンケアは変えても、これだけはずっと変わらず私の肌の土台として欠かせないお守りコスメ。これまでに何十本使ったことか…。
そんな最大の肌荒れさえ救ってくれた乳液ですから、今回ももちろん私の肌を柔らかく守ってくれました…一生愛するアルビオン。
イプサ ザ・タイムR アクア
なんのきっかけで使い始めたのかは忘れましたが、こちらも4〜5年ずっとスタメンなので10回以上はリピ買いしている最愛化粧水。何かいいのないかなと好奇心で他のものをいろいろ試してみても、結局肌にいちばん合っているのか、ここに帰ってくる。
ただ、上記のアルビオンとともに乗り越えた、人生最大の肌荒れを経験していないので、おそるおそる使ってみたら…これも、全然痛くない! LOVE! 一生愛するイプサ!!
エッフェオーガニック UVプロテクトベース
今回唯一の買い足し!
去年の日焼け止めが原因となっていそうなせいなのか、今年買った日焼け止めまで連鎖でピリピリしてしまうようになって本当に涙。冬なら日焼け止めなしで乗り切ったかもしれませんが、紫外線がかなり強くなっている5月に日焼け止めナシは怖すぎる…。
手持ちの日焼け止めがダメだったので、コスメキッチンに駆け込み「すみません、今かなり肌荒れしていて、手持ちのどの日焼け止めを使ってもピリピリしてしまうのですがどの日焼け止めがいいですか?」と店員さんにあけすけに現状を明かして選んでもらったのが、99%以上が自然由来原料というコチラ。
ただ、「SPF33 PA+++」なのが気になり、個人的には「SPF50+ PA++++」信者だったので、「SPF50+がいいです…」と言ってみたところ、私の平均的な屋外にいる時間(1時間くらい)だと、むしろこちらの「SPF35前後・PA+++」のほうが総合的に見ておすすめらしい。「大は小を兼ねる」のイメージで、「SPFとPAは高ければ高いほどいい」と思っていたのでカルチャーショック。肌荒れのおかげでいい学びになりました。
試しにセルフでいちばんピリピリしやすい右頬に塗らせてもらったところ、2分ほど経過してもまったく痛くならなくて「痛くならない日焼け止め最高ですね…!」と感動し購入。
ほんのり肌色がついていて化粧下地としても使えるそうで、これだけで出かけちゃう日もあるほど。さらにクレンジング不要で洗顔だけで落とせるのも最高。出会えてよかった…。
これらを数日使い続けたら少しずつ他のスキンケアも使えるようになってきました。早いところこれらのお守りコスメで立て直したいものです。
実際のところ、この肌荒れはどれが原因だったのかはわかりませんが、最後の引き金となった合わないスキンケアを引き当ててしまったのは事故のような運の悪さだったとして、荒れる下地をコツコツ作っていたのは「去年開封した日焼け止めやスキンケアを使った」がかなり占めている気がするので、どうかみなさんも「もったいない…」という気持ちはわかりますが、古くなった成分のものをお肌に塗るほうが、今となってはもっともったいないことをしているような気がしてなりません。
「私、肌強いから大丈夫!」と思っていても「その日」は突然やってきます。どうか皆さんも油断せずお気をつけて…! そして荒れてしまって困っている皆様、お肌は十人十色千差万別なので「これが絶対いい!」ではないかもしれませんが、何かの参考になったら何よりです。