「一番撮る写真」って何の写真?令和JKがよく撮るのは「食べ物・空・推し」

イマドキの被写体って何?高校生が写真を撮るポイント


皆さんはどのような目的で写真を撮りますか?「思い出に残したい」「景色が綺麗」「SNSに投稿したい」など様々な想いから写真を撮りますよね。では、スマートフォンの普及率が上がり、SNSの利用率も年々上昇傾向にある今、高校生はどんな写真を撮っているのでしょうか。

LINE株式会社が行った「日本全国の高校生を対象に、ふだんの写真を撮る頻度や、写真を撮る際に使用するものなどについて」の調査結果を見ていきましょう!

■高校生が写真を撮る頻度は?週5日以上の割合が2割強

高校生に、スマホ以外も含めどのくらい写真を撮るか聞きました(スクリーンショットを除く)。全体では週1~2回がもっとも高く、週5日以上写真を撮る割合は2割強となりました。
男女別にみると、男子高生と比べて女子高生では「毎日」撮る人の割合が高く、「週に5~6日」と合わせると約3割となっています。一方、男子高生でもっとも高い割合だったのは「週に1~2日」で3割弱。写真を撮る頻度は、女子高生のほうが男子高生に比べて高いことがわかりました。女子高生の方が多いのは想像しやすい結果でしたが、学年別にみると「毎日」撮る人は1年生の割合が他の学年よりもやや高い結果になりました。

■写真は「スマホのカメラ」で撮る人が圧倒的に多い

次に、「何を使って写真を撮っているか」を聞きました。全体では、「スマホのカメラ」が9割超で圧倒的にTOP。女子高生のほうが男子高生よりも「スマホのカメラ」を使っている人の割合はやや高いですが、男子高生も9割弱の高い割合です。やはりこの時代、手軽なスマートフォンがダントツで1位ということがわかりました。

また、男女別にみると全体的に女子高生のほうが、スマホ以外にもいろいろなもので写真を撮ることが多い様子。特に「プリクラ」は女子高生で5割超と高い割合です。季節のイベントごとの際には、よくプリクラ機の近くに女子高生を見かけることって多く納得の結果に。

一方男子高生では、「スマホのカメラ」のほかは1割以下であまり差はないようです。さらに、「一眼レフ(デジタル)」で写真撮影を楽しんでいる高校生も、男女ともに1割弱いました。

■インスタントカメラを使う高校生に聞いた!その理由は?

スマホで写真を撮る高校生が多い一方で、チェキやポラロイドカメラなどの「インスタントカメラ」を使う高校生に、インスタントカメラで写真を撮る理由を聞いてみました。以下、高校生から出た意見の一部をご紹介します。

高校生がインスタントカメラを使う理由としては、写真を形として手元に残しておける、人にプレゼントできる、またインスタントカメラ独特のレトロな雰囲気に魅力を感じているようです。

最近スマートフォンのアプリでもレトロな加工が人気になっていますよね。それをよりリアルに、また形にしたいという高校生が多いのかもしれません。

■高校生は人物以外に、どんな写真を撮っている?

ふだん写真(スクリーンショットは除く)を撮ることがある高校生に、人物以外に何をよく撮っているか聞きました。

全体のTOP3は、「空」「自然の景色」「食べ物」 が僅差で並びました。以降は「保存・メモ用」「推しが出ているもの」が続きました。

男女別にみると、女子高生のTOP3は「食べ物」「空」「推しが出ているもの」で、それぞれ5割台です。女子高生では「飲み物」もランクインしていることから、食べ物系を撮る機会が多い様子。3位の「推しが出ているもの」は、女子高生のみでランクイン。そのほか、6位に「思い出の記録用」もランクインしています。

一方男子高生は、「自然の景色」がTOPでした。「街なみ」「建物・建造物」といった景色系は、男子高生のほうが女子高生よりもやや高めの割合となっています。また、「乗りもの」はランキング外だったものの、男子高生のほうが女子高生よりも割合が高めでした。

確かに、女子高生のスマートフォンのロック画面やホーム画面は推しの写真だったりしますが、男子高校生は旅行先の景色が多い印象! なんだか納得の結果になりました。

■スマホの写真どうしてる?「クラウドサービスで保存」をする高校生が4割超

ふだんスマホのカメラで写真を撮ることがある高校生に、スマホにある写真をどのように保存しているか聞きました。「特にしていない(スマホの本体のみに保存)」という人は男子高生で3割弱、女子高生で2割弱にとどまりました。

全体では、iCloudやGoogle フォト、Amazon Photosなどに代表される「クラウドサービスで保存」が4割超でTOP。男女ともにTOPですが、特に女子高生では5割弱と高い割合でした。

男女別にみると、「SNSに投稿」は、男子高生と比べて圧倒的に女子高生の割合が高くなりました。同じく、「写真保存 / アルバムのアプリ・サービス」「LINEのアルバム」についても、女子高生のほうがやや高い割合です。

保存方法に関しては、男女の結果に大差はありませんでした。

 

ここまで、写真を撮るタイミングや被写体、その保存方法についてご紹介しました。

大きな差はないものの、女性の方が写真を撮る機会が多く、その写真をSNSなどに投稿する機会が多いことがわかりました。「インスタ映え」という言葉は2017年の流行語大賞に選ばれていましたが、この言葉はまだまだ健在なようです。これからどのように変化するのか楽しみですね!